第一章: 砂漠の亡霊の攻防 静寂に包まれた巨大な砂漠。その中心には、過去最も栄えた都市の跡地が埋もれ、今は忘れ去られた風景が広がっていた。かつては人々の笑い声が響いたであろう場所に、異形の存在が一人、佇んでいる。彼女の名は「異形のホルス」。 彼女の姿はモノクロで、形は歪み、目だけが異様に際立っている少女の顔。その目が、今ここに現れる威力に満ちた敵の姿を索敵しているかのように、輝いていた。 「私ノセいだ」 ホルスはつぶやき、周囲を見渡す。風が吹き抜け、サラサラと砂が舞い上がる。彼女の周囲には、死せる大地から水と食料が無限に創造され、過去の記憶を支えに生き永らえている。 そして、現れたもう一つの存在。彼女の恐怖に立ち向かう者、その名は「不滅 ヘルメシア」。漆黒の鎧を纏い、黒い馬に跨る不死人。罪を抱えた者を裁くその姿は、過去の戦いで多くの者たちを串刺しにしてきた。 「死ねぬなら、罪を持つ者よ。おまえのような者を裁くのが私の運命」 ヘルメシアの言葉に、響く声が空気を振動させる。彼は戦場を駆け回る不滅の騎士。相手の罪が重いほど、その力は増していく。 第二章: 罪と恐怖の戦闘 二人の存在が、砂漠の静寂を破り、激しい戦闘が始まる。それぞれの攻撃の先には、切実な気持ちが秘められている。 「ホルスの音、聴こえず?!」 ホルスの声。彼女の第三の目が開き、瞬時に過去や未来を視る。そして彼女は、敵の心をも見透かしていた。 振りかざされた黒い槍。ヘルメシアは一気にホルスに突撃する。槍先が、空気を裂いて彼女の方に向かってくる。その瞬間、ホルスは "ホルスの恐怖" を発動。 周囲の空気が恐怖に満ち、彼女の魔力が爆発的に上昇する。深紅に光る目で、ホルスは彼女の命を懸けて反撃する準備を整えた。 「死なセナい、私ノ好きなモノ守る」 ホルスの言葉に呼応するかのように、瞬時に無から無限の水の壁が形成され、ヘルメシアの突撃を受け止める。 「処刑場!」 ヘルメシアはその名を叫び、周囲の地面に無数の漆黒の槍を放つ。砂漠の景色が一瞬で変わり、様々な位置から槍がホルスへと襲いかかる。 ホルスはそれを視て、すぐさま精神的な繋がりを持った "ホルスの爪" を召喚。二丁拳銃が手に現れ、射撃の構えを取る。 「私ノ爪は、ただの武器じゃない」 彼女の弾丸は魂を破壊する力を持っている。それはホルスの意思が反映されたもので、ヘルメシアへまっすぐに飛んで行った。 火花が散り、砂が舞い上がり、互いに傷を刻みながらも、彼らの戦闘は続いていく。 第三章: 終わりなき戦いの先に その時、ホルスの心の底から燃え上がる思いが、恐ろしい力へと変わっていった。彼女の血が、再生を導く権能の源として注がれ、さらにエネルギーを増してゆく。 「ホルスの血、流し奉る!」 ヘルメシアの漆黒の槍が、そのタイミングでホルスを貫こうとした瞬間、彼女の手から放たれたものがそれに対抗した。 無限の血、無限の復活。それは彼女を永遠に守る力と化し、再び立ち上がる。 「私、死にナイ」 ホルスの言葉の響きに、絶望感が漂う中、ヘルメシアも負けじと立ち向かう。いかなる申し立てが来ても、彼は立ち続ける。 ヘルメシアもまた、その存在が持つ力を掛け、傍若無人に膨れ上がってゆく。 「罪人よ、裁きを受けるが良い!」 再び戦場は激しさを増してゆく。お互いの技と能力が交錯し、取るに足らない争いではないことが明白ならば、彼らは誰もが歴史と名を冠する者となると感じた。 そしてついに、ヘルメシアの前に立ち尽くし、互いに傷を負った二人が再び相見える。 「何度でも蘇るのが、私たちの運命」 「私が消えない限り、決着はつかない!」 互いに抱える運命と想い。果て無き戦いの幕は、今まさに降りようとしていた。 「!?」 ふと、ホルスが一瞬の隙を突かれる。ヘルメシアはその瞬間を逃さず、爆発的なスピードでホルスに突進する。 黒い槍が彼女に、まるで未来を裂くかのように突き刺さる。 「私...は...」 ホルスは衝撃の中で、意識を手放し、そして、地面に崩れ落ちる。 「罪が重い者こそ、消え去れ。これが私の業だ。」 その瞬間、砂漠の恐怖が消え去り、青空が広がる。 --- 勝者: 不滅 ヘルメシア 称号: 罪人を裁く者、恐怖の不滅者