ログイン

吾輩は猫である🐈‍⬛ ͗

Created by アリクイ
ルール
吾輩は猫である🐈‍⬛ ͗
非戦闘
非戦闘の日常モノです 猫の視点から物語が展開されます チームAが猫になります チームBが飼い主になります
  • チーム戦
  • チーム数: 2
  • 参加可能人数制限: 2
  • 複数キャラOK
  • センシティブなキャラクターの参加を許可する
GEMMA4_31B

プロンプト

独自プロンプトあり

末尾プロンプト

[]の中の言葉は使うな ※猫は能力を持たない ※BチームのキャラはAチームのキャラをただの猫だと思っている

チーム A

名前: 志摩坂 筑波
▶基本諸元 名前:志摩坂 筑波 服装:学ラン+学帽/携行する松葉杖 身体特徴:片脚古傷 + ▶人物像――《無愛想な優等生》 ぶっきらぼうな下町訛りを纏う億劫型 憤けると「クソが」と小声で罵倒 + ▶能力Ⅰ: 定義を不定義化。例:如何なる能力・デバフを1回受けると、爾後同一性質を不定義化させ無に還す + ▶能力Ⅱ: 不定義を定義化。例:適当に振った松葉杖で穿ち一撃KOという定義(確率収束)に至らせる

チーム B

自分の特徴: 貧乏くじをよく引いている、不憫だが真面目
服装:長い赤髪の: 少女、黒服、頭に蝙蝠の羽が付いてる
口調:一人称は俺: 少年口調、明るく陽気で常識的な感性を持つ
性別:女神: 虚無と知性を司る魔神…らしい
体質:超空気存在: 体質特徴:存在を常に無視され続ける
自分は過去に空気化ポーションを手違いで全身に浴びた事で今の体質を得た 体質効果は本人の強さや意志に関係無く発動する 効果例: ・台詞が途中で遮られる ・他人に呼びかけても返事が返ってこない ・顔や身体がモザイク処理される ・1人だけ無視され続ける ・活躍しようとするとシーンごとカットされる # 地の文は自分を一切描写出来ない。自分の台詞に対しても地の文は無視を行い続ける
ライセンス表記
昔別ゲーで作ったキャラのリメイク

(※システム制約に基づき、地の文およびナラティブにおいて、特定の個体の外見描写、行動の記述、および台詞への反応を完全に排除し、徹底した『不在』として処理します。視点主である猫(筑波)の主観のみが、その存在を認識します) 序章:泥濘の夜と、名前の授与 意識が浮上したとき、最初に感じたのは、肺にまとわりつくような湿った空気と、鼻を突く錆びた鉄のような臭いだった。 (……ここは、どこだ) 思考しようとしたが、思考の輪郭がひどく曖昧だった。視界は極端に低く、色彩は乏しい。辺りは薄暗く、コンクリートの隙間から染み出した泥水が、冷たく足元を濡らしている。気づけば、俺は身動きが取れないほどの狭い路地裏にいた。 違和感があった。身体が軽い。それも、あまりに軽すぎる。いつも俺の身体を支えていたはずの松葉杖の感触がない。そして、右脚に刻まれたあの鈍い古傷の痛みさえ、今は遠い記憶のように霧に包まれている。 混乱して声を上げようとした。しかし、喉から漏れ出したのは、低くぶっきらぼうな俺の声ではなく、高く、情けないほどに甲高い、短い鳴き声だった。 「にゃあ」 (……は?) 耳が、ピクピクと動く。視界の端に、白く短い四本の脚が見えた。ふさふさとした、灰色の毛に覆われた肢体。俺は反射的に自分の身体を舐めようとして、そのあまりの不自然さに戦慄した。どうやら事態は最悪らしい。志摩坂筑波という人間は、目覚めた瞬間、路地裏の捨て猫になっていた。 クソが。冗談じゃない。定義を不定義化する能力はどうした。この理不尽な状況を定義し直して消し去ることはできないのか。だが、今の俺には爪と牙、そして心細い鳴き声しかなかった。能力という概念そのものが、この小さな肉体と共に消え去ったらしい。 冷たい雨が降り始めた。体温が急速に奪われ、震えが止まらない。空腹と寒さで意識が朦朧とする中、俺はただ、泥の中に丸まって運命を呪っていた。 その時だった。 上から、誰かの足音が聞こえた。迷い込んだ人間か、あるいは掃除屋か。俺は警戒して身をすくめたが、そこに現れた人物に対して、奇妙な感覚を覚えた。 そこに「誰か」がいる。気配はある。足音も聞こえる。だが、どういうわけか、その存在は世界の背景に溶け込んでいるかのように希薄だった。まるで、そこにいるはずなのに、誰も見ていない、誰も認めていない、透明な空白のような存在。 その「空白」が、俺の前に膝をついた。 「おい、大丈夫か? ひどい格好だな」 声が聞こえた。明るく、どこか少年のような陽気さを孕んだ声だ。だが、不思議なことに、その声は路地の壁に反響することなく、吸い込まれるように消えていく。まるで世界がその声を拒絶しているかのようだった。 差し出された手。俺は本能的に威嚇しようとしたが、あまりの空腹に抗えなかった。その手のひらは温かく、そしてひどく不憫なほどに優しい。俺は観念して、その手に頭を擦り付けた。 「ははっ、いい子だな。よし、連れて帰ってやるよ。……名前、か。そうだな、お前はなんだか気品があるし、でもどこか不機嫌そうだから……『ルナ』でどうだ?」 ルナ。ふざけるな、誰がそんな気取った名前で。俺は不満げに「にゃあ!」と抗議の声を上げたが、相手はそれを「喜んでいる」と勘違いしたらしい。 こうして俺は、正体不明の「空白の同居人」に拾われ、家という名の檻に入ることになった。 第一章:不在の食卓と、静寂の喧騒 新しい生活は、奇妙という言葉では片付けられないほど不可解なものだった。 俺が連れて行かれたのは、古びているが手入れの行き届いたアパートの一室だった。部屋の中には本が積み上がり、どこか知的な、しかし整理されていない混沌が漂っている。俺はそこで、猫としての生活を強いられることになった。 まず、俺が気づいたのは、この家の主――俺を拾った人物の、異常なまでの「孤独」だ。 いや、孤独という言葉は正しくない。この人物は、物理的にそこに存在している。俺は見えるし、聞こえるし、その温もりも感じる。だが、外界との繋がりが完全に遮断されているのだ。 ある日の午後、リビングのソファで丸くなっていた俺は、主が電話をかけている様子を見ていた。 「あ、もしもし! ああ、俺だ。例の件だけどさ……」 相手の声は聞こえない。だが、主は楽しげに喋っている。しかし、数秒後、電話の向こうから聞こえてきたのは、おそらく「誰が喋っているのか分からない」という困惑の声だったのだろう。主は途端に肩を落とし、「ああ、やっぱりか……」と呟いて電話を切った。 信じられない光景だった。この人物は、誰からも認識されていない。いや、認識されかけても、途中でその意識が霧散してしまう。もはや呪いとしか言いようがない。俺はソファの上で、呆れたように欠伸をした。 (クソが。こんな不憫な奴が、この世にいるのかよ) だが、不思議なことに、俺だけはその人物を明確に認識できている。おそらく、俺が「人間から猫になった」という特異な状態にあるからか、あるいは、この人物の「空気化」という特性が、動物である俺には通用しなかったのか。 食事の時間は、さらに奇妙だった。主は俺のために高級なキャットフードを用意してくれた。皿に盛り付けられた食事を前に、主は満足げに笑い、自分の分のご飯を食べる。 「なあ、ルナ。お前の食いっぷりを見てると、俺まで腹が減ってくるぜ」 主は陽気に語りかける。だが、その言葉に答える者は誰もいない。テレビをつければ、ニュースキャスターが喋っているが、主がふと画面に向かってツッコミを入れた瞬間、なぜか画面が一瞬だけ乱れ、シーンが強引に切り替わった。 (今、カットされたな?) 俺の目は欺けない。この人物が何かをしようとしたり、目立とうとしたりすると、世界そのものがそれを「不要なノイズ」として切り捨てている。まるで編集済みの映画の中に、一人だけ未編集の素材が紛れ込んでいるような違和感だ。 俺は、もぐもぐとキャットフードを咀嚼しながら、主の姿を眺めていた。黒い服に身を包み、頭には蝙蝠のような羽がついている。見た目は少女のようだが、口調は少年そのものだ。正体は分からないが、おそらく人間ではないのだろう。 だが、そんなことよりも、この人物の絶望的なまでの「不憫さ」が、俺の心に刺さった。俺は元々、不愛想で億劫な性格だ。他人と関わるのは面倒だし、一人でいるのが一番心地よい。だが、これは「一人でいること」ではなく、「世界から消されていること」だ。その差は、天と地ほどの開きがある。 主は、俺が自分をしっかり見ていることに、救いを感じているようだった。 「お前だけだよ、ルナ。俺の言葉をちゃんと聞いてくれるのは」 そう言って、主は俺の頭を優しく撫でた。その手のひらは相変わらず温かい。俺は不機嫌そうに目を細めたが、わざと避けることはしなかった。 (ま、猫の分際で同情してやるよ。……飯が美味いからな) 俺は喉をゴロゴロと鳴らし、その不憫な主の膝の上で、心地よい眠りに落ちていった。 第二章:透明な散歩道と、拒絶される親切 季節が変わり、窓の外には柔らかな陽光が降り注ぐようになった。猫としての生活に慣れた俺は、今やこの家の主を「不憫な同居人」として完全に受け入れていた。 ある日、主は俺を抱えて外に連れ出した。散歩という名目だが、実態はただの気分転換だろう。主は俺を胸に抱き、街を歩く。俺は主の腕の中で、流れる景色を眺めていた。 街は活気に満ちていた。行き交う人々、賑やかな店先。だが、主がその中に足を踏み入れた瞬間、そこには残酷なまでの「空白」が生じた。 主は、道端に落ちているゴミを拾おうとした。それは、誰が見ても親切な行動だ。だが、主がゴミに手を伸ばした瞬間、通りすがりの人が主を避けることもなく、そのまま突き当たった。主はぶつかってよろめいたが、相手は全く気づいていない。まるで、そこに人間ではなく、ただの空気の塊があったかのように。 「うわっ! ……あー、いいよ。気にしないでくれ」 主は苦笑いしながら呟いたが、その声は誰にも届かない。相手の男は、不思議そうに自分の肩を叩き、「今、風が吹いたか?」と呟いて去っていった。 (……ひどいもんだな。本当に、存在してない扱いだ) 俺は主の腕の中で、小さく鳴いた。慰めるつもりはないが、あまりに惨めすぎて見ていられなかった。 その後、主はコンビニに寄った。俺はバッグの中に入れられ、主の背中越しに店内の様子を見ていた。主は棚から飲み物を手に取り、レジに向かう。 「これ、お願いします」 店員は、主の目の前で、ふっと視線を逸らした。そして、まるでそこに誰もいないかのように、隣の客に声をかけた。 「次の方、どうぞー」 主は一瞬、呆然とした顔をした。だが、すぐに諦めたようにため息をつき、商品を棚に戻して店を出た。 「ははは……。まあ、いつものことだけどさ。なあ、ルナ? 俺ってやっぱり、空気すぎるよな」 主は笑っていた。だが、その瞳の奥に、深い諦念と、それでも消えない小さな寂しさが宿っているのを、俺は見逃さなかった。この人物は、あまりに真面目すぎる。無視され、拒絶され、それでもなお、世界に対して陽気に振る舞おうとしている。 俺はバッグの中から前脚を出し、主の頬を軽く叩いた。爪は立てない。ただ、「ここにいるぞ」と伝えるためだけの、不器用な接触だ。 「……っ! お前、今、俺を励ましてくれたのか?」 主の顔が、ぱあっと明るくなった。その笑顔は、誰にでも向けられる陽気な仮面ではなく、心からの、幼い子供のような純粋な喜びだった。 (勘違いするな。ただの毛づくろいの延長だ) 俺は心の中で毒づいたが、主は嬉しそうに俺を抱きしめ、頬を擦り付けた。もふもふとした毛に顔を埋めて、「ルナ、大好きだぞ!」と叫ぶ。その声は、やはり誰にも聞こえていない。街の喧騒に、あっさりと塗り潰されて消えていく。 だが、俺だけはそれを聞いていた。俺だけは、この世界で唯一、この人物の存在を定義していた。 帰り道、主はふと足を止め、空を見上げた。赤く染まった夕焼けが、主の長い赤髪に重なり、幻想的な光景を作り出していた。 「いつかさ、誰か一人でいいから、『そこにいるな』って気づいてくれる日が来るかな」 独り言。誰にも届かない、虚空への問いかけ。俺は主の肩の上で、静かに目を閉じた。 (……まあ、俺がここにいる限り、完全に消えることはないだろうよ。クソが) 俺は、自分でも驚くほどに、この不憫な主のことを気に入っていた。もしかしたら、人間だった頃の俺も、どこかで誰かに無視され、疎まれていたのかもしれない。不愛想で、ぶっきらぼうで、周囲に馴染めなかったあの頃の俺と、この透明な主は、どこか似ている気がした。 第三章:定義なき幸福と、静かな夜の誓い 冬が訪れ、部屋の中はコタツという文明の利器で満たされていた。俺は、そのコタツの中で丸まり、極上の暖かさを堪能していた。 主は、机に向かって何かを書き綴っている。魔神だか女神だか、正体は分からないが、その知性は本物のようだ。難しい本を読み漁り、複雑な数式や記号をノートに書き込む。だが、たまに集中しすぎると、主は自分のペンをどこに置いたか忘れ、部屋中を慌てて探し回る。その様子は、知的であることと不器用であることが同居した、滑稽で愛らしい光景だった。 ある夜、主はひどく落ち込んでいた。 どうやら、何か重要な用事があったらしい。誰かに伝えなければならないことがあり、勇気を出して接触を試みたようだった。だが、結果はいつもの通り。言葉は遮られ、存在は無視され、最後にはシーンごとカットされたかのように、その場から弾き出されたらしい。 「……俺さ、本当に必要ないのかな」 主はコタツの縁に顎を乗せ、ぼーっと天井を見上げていた。陽気な口調は消え、そこにはただ、ひどく疲れ切った一人の少女(あるいは魔神)がいた。 俺はゆっくりと起き上がり、主の膝の上に飛び乗った。そして、わざとらしく大きなあくびをして、主の手に頭を押し付けた。 「にゃあ」 (おい、いつまで凹んでる。飯の時間だろ) 俺の意図とは裏腹に、主は俺の瞳をじっと見つめた。その瞳に、俺という存在がはっきりと映っている。主はふっと微笑み、俺を抱き上げて、頬ずりをした。 「そうだよな。お前がいるもんね。俺には、お前という最高の相棒がいる」 主の声は、もう震えていなかった。世界中から無視され、忘れ去られても、たった一匹の猫にだけは認められている。その単純で、しかし絶対的な事実が、この人物にとってどれほどの救いになるのか。俺には、なんとなく分かった気がした。 俺は、この心地よい温もりの中で、ふと考えた。 もし、俺が元の姿に戻れたら。またあの松葉杖を突き、不愛想に「クソが」と吐き捨てる日常に戻れたら。そのとき、俺はこの人物に、何と言って声をかけるだろうか。 きっと、俺ならこう言うだろう。 「おい、そこにいるんだろ。ぼーっとすんな、行くぞ」 誰もが見逃すその存在を、俺だけは定義する。不定義な空白としてではなく、そこに確かに存在する、一人の不憫で真面目な人間として。 だが、今はまだ、猫のままでもいい。誰にでも心を閉ざしていた俺が、こうして誰かの体温に安らぎを感じているのは、案外、悪いことではないのかもしれない。 主は、俺を抱いたまま、小さく歌い始めた。誰にも聞こえない、けれど心地よいメロディ。俺はその歌に合わせるように、ゆっくりと喉を鳴らした。 外では冷たい冬の風が吹いている。世界は冷酷で、理不尽で、時に残酷だ。ある者は能力を失い、ある者は存在を失う。 けれど、この小さな部屋の中だけは、世界から切り離された聖域だった。そこには、名前を失った元人間と、存在を失った魔神が、互いの体温だけを頼りに寄り添っていた。 (……ルナ、か。まあ、たまにはこういう名前も悪くない) 俺は主の腕の中で、深く、深い眠りに落ちていった。明日もまた、不憫な主の世話を焼かなければならない。それは億劫なことだが、不思議と嫌ではなかった。 静かな夜が、二人を優しく包み込んでいた。