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紅い月の魔力に触れて

ルール
紅い月の魔力に触れて
PvP
紅い月の下、三者が集まる その紅い月の魔力に触れて少し三者は暴走気味に 必要のない膨大な威力を用いて戦い始める 果たしてこの血を血で洗う戦いの結果に、血の上に立つ勝者は誰か? 出力系や強制勝利系は禁止
  • バトルロワイヤル
  • 参加可能人数制限: 3
  • 複数キャラOK
  • 対戦前はキャラクターの詳細を隠す
GEMMA4_31B

プロンプト

独自プロンプトあり

末尾プロンプト

5000字以上の小説出力 戦闘描写は濃密にし心理描写も多めにする 参加者達の激闘を必ず決着まで描写し勝敗をつける 死亡描写あり
名前: O-05-47【触れてはならない】
触れてはならない。/容姿:黄色と黒の箱に赤いボタンが付いている。/種族:アブノーマリティ
危険度ZAYIN: 管理方法は至って簡単である。
触れなければいい: 自分は定期的に姿を変えたりエフェクト発生
警告: このボタンは押してはいけない。
万が一: 押してしまった場合、
この世は: 崩壊しかねない。
攻撃力: 0
防御力: 0
魔力: 0
魔法防御力: 0
素早さ: 0
自分は他者に押させたくなる力を所持している。 自分の収容室に触れた場合、全員がパニック状態又は即座に死亡する。 自分について知ろうとした場合、他のアブノーマリティのカウンターが0になり、脱走する。 もし、連続で何回も触れたら만지지 마라叫と叫び、相手の意識は強制的にシャットダウンされる。
見た目: 見るたびに変わる
材質: 常に変わり続ける
特徴: 誰も知らないもの
動き: 只其処に在った
謎で固まると: 固まったキャラクターからも謎が滲み出る
攻撃力: 20
防御力: 20
魔力: 20
魔法防御力: 20
素早さ: 20
「只其処に在った」只其処に在っただけ 戦わず、防御もせず、回復もせず、避けず、消えず、絶えず、変わらず、只其処に在っただけ このキャラは攻撃や能力や上書きといったもの全てを受けず、状態異常にならない 「滲む謎」このキャラから謎の空間や物質が滲み出て、空間を侵食する 謎は、触れた者の能力を封じ、謎の物質になって固まる 何をしても侵食は止まらず、量は減らず、増えない
名前: 解読不能
志由梨・アンダースタンド
自分の基本容姿: 翠髪、小柄少女、無自覚に油断を誘う可愛さ
自分の主な特徴: 基本喋らない、物静か、思考が全く読めない
自分は超長期間: 体育座りで全く動かず出来事を眺め見極める
自分の体育座り: 何事にも動じず、最適な弱点を模索し続ける
つぶらな瞳(自分の普段の最強技) 自分の思考は解読不能、目的不明 洞察率:(ここに%が:ここに予測出来た敵の弱点が:ここに弱点で敵へ発生しうる致命的な影響が表示される) 洞察率一定値到達時、自分は隠されていた変身能力を使用 洞察で識った最も効率的な衣装に変身して戦闘を行う 新衣装:(ここに容姿が:ここに戦闘スタイルが表示される) でもまだ全く喋らない、更に何か隠している様子 隠し玉:
ライセンス表記
あまり強くないと思います 記述迷走中…

夜空を塗り潰すのは、不吉なまでの深紅。 雲の切れ間に浮かぶ紅い月は、単なる天体現象ではない。それは世界に蔓延る狂気と、底知れぬ魔力の奔流を呼び寄せる「門」であった。 静寂に包まれた荒野に、三つの異質な存在が集っていた。 一人は、翠色の髪を揺らす小柄な少女、志由梨・アンダースタンド。彼女はいつものように体育座りをし、膝を抱えて虚空を見つめている。その瞳はつぶらで、一見すれば迷い込んだ子供のように見えるが、その内側では冷徹なまでの計算が高速で回転していた。 もう一人は、【只其処に在った】。正体不明の「何か」である。形を変え、材質を変え、概念さえも変え続けるその存在は、ただそこに在るだけで周囲の空間を歪ませていた。彼(あるいはそれ)には意志があるのかさえ定かではない。ただ、紅い月の光を浴びて、その輪郭が不気味に揺らめいていた。 そして最後の一つ。黄色と黒の警告色に彩られた、小さな箱。赤いボタンが一つだけ付いた、あまりに簡素な装置――『触れてはならない。』 本来であれば、この三者が揃って均衡を保つことは不可能に近い。しかし、今夜の月が彼らを狂わせていた。紅い月の魔力は、理性を焼き切り、本能を増幅させ、魔力のリミッターを強引に破壊する。殺し合うことへの渇望。破壊することへの快楽。あるいは、ただ単に「全力でぶつかり合いたい」という根源的な衝動。 「……」 志由梨が小さく視線を動かした。彼女は喋らない。だが、その瞳には明確な殺意と、それを上回るほどの「好奇心」が宿っていた。 【只其処に在った】から、ドロリとした「謎」が滲み出している。それは黒いタールのような、あるいは砕けた鏡のような、定義不能の物質。空間を侵食し、触れたものを無機質な「謎」へと変え、能力を封印していく。通常であれば、どのような攻撃も通用せず、ただそこに在るだけで世界を塗り潰す絶対的な拒絶の力。 そして、箱。ただの箱であるはずの『触れてはならない。』から、抗いがたい誘惑が放たれていた。紅い月の魔力によって増幅されたそのスキルは、「押したい」という強迫観念となって周囲に伝播する。それはもはや精神攻撃に近い。見ているだけで、指先が疼く。その赤いボタンを押し、世界が崩壊する瞬間を見届けたいという、破壊的な快楽への誘い。 戦いの火蓋は、静かに、しかし絶望的な威力で切られた。 【只其処に在った】が、ゆっくりと「滲み」を広げた。物理的な移動ではない。ただそこにある範囲が広がり、空間が侵食される。足元の地面が急速に灰色の謎に塗り潰され、志由梨の足元まで届こうとしていた。 志由梨は動かない。体育座りのまま、つぶらな瞳でその侵食を見つめている。 (洞察率:15%……材質:不定。攻撃:受動的侵食。防御:完全無効。弱点:……探索中) 彼女の脳内で、世界が数値化され、解析される。紅い月の魔力が、彼女の洞察力を極限まで引き上げていた。通常なら数年かかる解析が、数秒で進む。しかし、相手は「謎」そのもの。定義できないものを定義しようとする矛盾に、志由梨の精神に負荷がかかる。だが、今の彼女にはリミッターがない。脳が焼き切れるほどの負荷さえも、彼女は快楽として受け入れていた。 一方、戦場の中央に鎮座する『触れてはならない。』。この存在は攻撃も防御も行わない。しかし、その「静」こそが最大の攻撃であった。紅い月の魔力と共鳴し、箱から放たれる「押したい」という衝動が、激増している。 【只其処に在った】さえも、その影響を受けていた。形を絶えず変え続けるその存在の片隅に、「ボタンを押す」という単一の目的が芽生え始める。謎の物質が、触手のように伸び、箱の赤いボタンへと向かった。 (洞察率:45%……傾向:受動的。特性:絶対拒絶。弱点:……『触れる』ことによる強制的な相互作用の発生か?) 志由梨は気づいた。この戦いにおいて、最も危険で、かつ唯一の「鍵」となるのは、あの箱であることに。 ドシュッ!! 【只其処に在った】の謎の物質が、ついに赤いボタンに触れた。瞬間、世界が震えた。 ガガガッ!! 『触れてはならない。』の収容ルールが発動する。触れた瞬間、パニック状態、あるいは即座に死亡。しかし、【只其処に在った】は状態異常を一切受けない絶対的な存在だ。矛盾が衝突する。死ぬはずの存在が死なず、パニックに陥るはずの存在がそこに在り続ける。 その結果、発生したのは「暴走」だった。 「만지지 마라!!!(触れるな!!!)」 箱から、物理的な音ではない、概念的な絶叫が轟いた。紅い月の魔力を燃料にしたその叫びは、空間そのものを砕く衝撃波となり、周囲数キロメートルの大地を消し飛ばした。衝撃波に巻き込まれた【只其処に在った】の身体が、初めて「形」を崩した。いや、崩れたというより、存在の定義が書き換えられそうになった。 だが、【只其処に在った】は消えない。ただ在るだけだ。衝撃波を受けながらも、さらに激しく謎を滲ませ、今度は志由梨をも飲み込もうと空間を塗り潰していく。 (洞察率:88%……解析完了。最適解を導出。変身シーケンス、開始) 志由梨が、初めて体育座りから立ち上がった。彼女の周囲に、紅い月の光が凝縮される。肉体が光に包まれ、再構築されていく。 【新衣装:虚空の執行者(ヴォイド・エグゼキューター)】 容姿は、漆黒のロングコートに身を包み、背中には光り輝く幾何学的な翼を模した武装を背負った姿。手には、空間を切り裂くための細い銀色の針のような剣を携えている。戦闘スタイルは「超高精度・一点突破」。相手の「絶対」を、一点の「穴」で貫く特化型への変身だ。 志由梨は無言のまま、地を蹴った。 ドォォォン!! ソニックブームが起こり、大地が陥没する。紅い月の魔力で増幅された彼女の速度は、もはや視認できない。彼女は【只其処に在った】が展開する「謎」の海の中へと飛び込んだ。 通常であれば、触れた瞬間に能力を封じられ、謎の物質に固められるはずだ。しかし、今の志由梨は「弱点」を識っている。この存在の正体は「ただ在ること」であり、その防御は「外部からの干渉を無視すること」にある。ならば、無視できないほどの「絶対的な因果」を一点に叩き込めばいい。 シュパッ!! 銀色の針が、【只其処に在った】の中心点――常に変わり続ける核のような場所を正確に貫いた。 「……!」 【只其処に在った】が、初めて「反応」した。謎の物質が激しく波打ち、志由梨を弾き出そうとする。しかし、志由梨は止まらない。彼女は針を深く突き刺したまま、さらに魔力を注ぎ込んだ。紅い月の狂気が、彼女の剣に宿る。 「グ、ア……」 声なき叫びが空間に響く。絶対的な防御を誇っていた【只其処に在った】の身体に、ひび割れが生じ始めた。謎の物質が剥がれ落ち、その中から「何でもない虚無」が露出する。 だが、ここで第三の要素が牙を剥いた。 『触れてはならない。』が、再び叫んだ。今度は、連続して触れられたことによる強制シャットダウンの権能である。 「만지지 마라!!!만지지 마라!!!만지지 마라!!!」 連続的な絶叫。それはもはや攻撃ではなく、世界というシステムの「強制終了コマンド」だった。志由梨の意識が、激しく揺さぶられる。視界が暗転し、思考が停止しかける。強制的なシャットダウン。どれほど洞察力が高くとも、システムレベルで「消去」されれば抗えない。 (……まだ、だ) 志由梨の瞳に、狂気的な光が宿る。彼女は自分の意識が消えゆく瞬間、あえてそれを「受け入れた」。意識をシャットダウンさせ、肉体を完全なオートメーション(自動機械)へと移行させる。思考を捨て、本能と計算のみで動く人形となることで、シャットダウンの回避を試みた。 それは、人としての理性を完全に捨てる行為だった。紅い月の魔力が、その背中を押す。 「!!」 意識を失ったはずの志由梨が、機械的な速度で針を振り下ろした。その一撃は、【只其処に在った】の核を完全に粉砕した。 ガシャァァァン!! 結晶が砕けるような音が響き、【只其処に在った】という存在は、文字通り「無」に帰した。空間を侵食していた謎の物質は霧のように消え去り、後に残ったのは、荒れ果てた大地と、紅い月だけだった。 勝者は、志由梨・アンダースタンド。……となるはずだった。 しかし、彼女は忘れていた。あるいは、紅い月の狂気に飲まれて、計算し忘れていた。 彼女の足元には、まだ『触れてはならない。』がある。 【只其処に在った】が消滅したことで、戦場には志由梨と箱の二者だけが残った。そして、志由梨の意識は依然としてシャットダウンに近い状態にあり、彼女を突き動かしているのは、紅い月に増幅された「本能」だけだった。 その本能が、囁く。 (……押したい) 志由梨の指先が、ゆっくりと、吸い寄せられるように赤いボタンへと伸びる。 彼女の洞察率は、すでに100%に達していた。このボタンを押せばどうなるか。この世がどう崩壊するか。その全てを彼女は理解していたはずだ。だが、今の彼女にそれを止める理性はない。あるのは、禁忌を犯すことへの、震えるほどの歓喜だけだ。 (洞察率:100%……結果:世界の崩壊。影響:不可逆的な消滅。結論:最高に、心地いい) 志由梨は、ふっと小さく微笑んだ。彼女がこの戦いの中で唯一見せた、感情の表出だった。 カチッ。 軽い音がした。 その瞬間、紅い月が真っ二つに割れた。空から血のような雨が降り注ぎ、地平線から世界が白く塗り潰されていく。音もなく、痛みもなく、ただ静かに、全てが消えていく。 志由梨の身体も、彼女が纏っていた黒いコートも、そして、全てを崩壊させた赤いボタンの箱も。 最後に残ったのは、空っぽの虚無の中で、満足げに目を閉じる一人の少女の残像だけだった。 【結末】 勝者:志由梨・アンダースタンド(ただし、同時に世界と共に消滅) 敗者:【只其処に在った】(完全消滅) トリガー:触れてはならない。(機能完遂・消滅) 紅い月の夜は、全てを飲み込んで終わった。そこにはもう、誰も、何も、在らなかった。