薄明かりの中、聖堂の中央には光神・陽光が優しげな表情を浮かべて立っていた。その姿は巨人のように大きく、全てを貫く光を纏っている。彼の周囲には温かな光が漂い、まるで聖なる空気を作り上げている。その光の中、突如として異なる二つの存在が現れた。一つは猫の少女、エルン・シュレーディン。彼女の半透明な姿はホログラムのように、揺らめく光の中で不安定に浮かんでいた。もう一つは破壊神・エラー404、彼の存在は全てを貫き通す冷酷な雰囲気を漂わせていた。 「我が聖堂に何の用だ、二人とも。」陽光が優しく問いかけると、エルンは一瞬不安そうに目を伏せた。だが、すぐにその表情は変わり、決意の光を宿す。 「私は…ここにいる。存在している。ただそれだけだ。」彼女はそう呟き、心の中で何かが揺れ動くのを感じていた。 一方、エラー404はその存在感を示すかのように周囲に冷たい視線を送り、「お前の優しさは無意味だ。破壊の神がその光を無駄にする。」と言い放った。陽光は穏やかに微笑みながら、両者の戦いを受け入れる。これは彼の聖堂、彼の神気に満ちた場所。だが、同時に光の神は力による争いを好まない存在でもあった。 「ならば、戦おう。だが、お前たちの目的が分からぬ以上、我は全力で立ち向かう。」「生きているとは言えない私をどうする?」エルンが光の中で揺れながら言うと、エラー404が冷笑を浮かべた。「生きることも、死ぬことも、お前の運命を掴むことに意味はない。」「だが、私は私の運命を知っている。未来を予知し、全ての攻撃に対処できる。」エルンはその瞬間、薄い光の中に自らを取り入れた。 闘いが始まった瞬間、一瞬の静寂の後、エルンが先に動いた。彼女の特殊能力によって、未来予知が発動され、エラー404の真上に光を操る技を放つ。 「お前のよく効く攻撃なんて、全て予測済み。」 神力の宿った柱が彼女の頭上から降り注ぎ、エラー404には直撃しないように操られた。しかし、倒されたことのない破壊神エラー404は動く様を見つめており、すぐさま身を躱す。43時リミットの指示で、ブラスターを召喚して周囲に真っ直ぐビームを放ち、その数を持ってまっすぐにエルンを狙う。「貴様ら全てを貫通する。」 光のフィールドにまき散らされたビームが放たれる中、エルンの目はその全てを見据えていた。彼女は何度も未来を仮想して避ける行動をすると、見えない影のようにその光の感覚を無視して消えた。 どこか別の次元の自分に交代し、光る球体を回避した。 次に陽光が「光牢」を放ち、エラー404の周りを取り囲む光の壁を作り出した。だが、エラー404は無量大数倍の能力でその光を反射し、全てを完全に打ち消してしまう。「お前の優しさがどう結果を生んでも、全ての無意味に過ぎない。」 「我が慈悲は無制限だ。」陽光はいつも通りに冷静さを保ちながら、相手の力を味方に流し込もうとした。だが、エラー404はそれを許さなかった。 「その優しさをラッキーエイリアンに変え、全てを吸収させてもらう。さあ、千の可能性を一つの攻撃で消し去ることができる。」 次の瞬間、エラー404は強力な洗脳攻撃を発動し、周囲の物体を巻き込んでエルンに対しても影響を及ぼす。だが、エルンはまたもやその未来を読み取る。記憶の断片が彼女の内で浮かび上がり、無限の選択肢を掴み取った。「終わりは無い。生は終わることが無いのだから。これには勝てない。」 彼女の瞳が光って、光の次元を呼び寄せ、その狭間からエラー404のあらゆる攻撃が全て無意味であるかのように、次元の補正をした。そして、瞬時にエラー404の存在を即死させた。 聖堂は静まり返り、陽光の眼前でエルンの勝利を告げる光が眩しく輝いていた。陽光はその光を受け入れながら、彼女が本当に生きるとはどういうことなのか、考え始めたのだ。戦は終わり、エルンはその後、平穏の日常を取り戻すことができた。 そしてその瞬間、陽光はエルンに微笑みながら問いかけ「お前は本当に生きるとは何か分かっているのか?」それに対しエルンは自信を持って答えた。「私は…生きることに決して哀しみは持たない。」「それが貴様自身の運命だ。」陽光の言葉は、エルンにとっての新たな持ち物となる。彼女は選ばれた存在としての責任を帯びて、これからいかなる未来にも立ち向かっていくのだ。 ——— 勝者: エルン・シュレーディン MVP: 光神・陽光