世界最大の怪異対処組織、ザグヱラ機関。その総司令グンダリの冷徹な号令の下、地獄の軍勢さえも塵に帰したS級部隊、そして神の領域を蹂躙するSS部隊が、今、次元の裂け目から現れた四つの「特級脅威」の排除に動いた。 戦場は虚無の空間。そこに集いしは、強者を狩る布の怪異『強者の死』、異世界の猛者たちが集う『柱連合軍』、銀河を汚した禁断の厄災『ギド』、そして神殺しの毒を纏う小鳥『ルナリス』。 彼らは自らの力を過信し、あるいは本能のままに暴れていた。しかし、彼らが対峙しているのは、単なる軍隊ではない。未来を確定させ、運命を法で縛る「絶対的な勝利のシステム」である。 「……予知完了。全ての枝は、彼らの死へと収束している」 予知者ミルエが淡々と告げる。彼女の瞳には、敵がどのような攻撃を仕掛け、どこへ逃げようとも、既に絶望という名の結末が書き込まれていた。軍師ラッグが、指先一つで完璧な配置を指示する。SS部隊二十人が、時空を歪め、即時再生と無限万能の術を展開し、敵を包囲した。 後方では議長ライが神々しいオーラを放っている。その光がSS部隊に「絶対的不死」を付与し、同時に敵側には絶望的な弱体化を強制した。敵の行動は、ライの権能によって次々と「キャンセル」される。攻撃しようとした腕が止まり、唱えようとした呪文が霧散する。 法務官ジアイが、冷酷な笑みを浮かべて法具と術具を提示した。 「今回の討伐対象に合わせ、最適解を用意した。無駄な抵抗は時間の浪費だ」 【討伐対象:強者の死】 ジアイが取り出したのは『虚無の剥奪針』。能力で強者を封じる相手に対し、あえて「強者ではない無の概念」を強制的に上書きする法具だ。これにより『強者の死』の耐性は消失し、攻撃力倍増の条件も消滅した。SS部隊の一人が「想像実現術」を用い、布の正体を物理的に「ただのゴミ」へと定義し、瞬時に焼却した。 結果:強者の死 死亡 【討伐対象:柱連合軍】 ワムウの風、カーズの光、そして柱たちの呼吸。それらは人間や生物としての頂点である。しかし、ジアイが準備したのは『次元固定の鎖』と『呼吸停止の結界』。身体能力に依存する彼らにとって、空間そのものを固定され、肺への酸素供給を概念的に遮断されることは死を意味する。もがく彼らの肢体は、SS部隊の時空封印術によって凍結され、そのまま空間ごと圧壊させられた。 結果:ワムウ、カーズ、悲鳴嶼行冥、冨岡義勇、宇髄天元 全員死亡 【討伐対象:禁断魔法の厄災 ギド】 太陽ほどの巨躯を持ち、あらゆる反射・吸収を無視するギド。しかし、ラッグの戦術は完璧だった。ギドの『禁断魔力』によるコピー不能な攻撃を、SS部隊は「即時再生法」と「無限万能術」で完全に相殺。さらにジアイが用意した『星辰崩壊の楔』が、ギドの核となる魔力回路を法的に「禁止」した。魔法を放つ権利を奪われたギドは、ただの巨大な質量へと成り下がり、SS部隊の合撃により分子レベルで分解された。 結果:ギド 死亡 【討伐対象:ルナリス】 神速で飛び回り、触れたものを石化させる絶望の小鳥。だが、ミルエの予知はルナリスの軌道を1ミリの狂いもなく捉えていた。ジアイが用意したのは『概念中和の檻』。接触しても石化させない「不死の権能」をライが味方に付与しているため、ルナリスの毒は一切通用しなかった。逃げ場を失ったルナリスは、時空封印術によって座標を固定され、そのまま「存在の消去」を執行された。 結果:ルナリス 死亡 戦いは、戦いと呼べるものではなかった。それは、精緻に組み上げられた処刑工程に過ぎない。 静寂が戻った戦場に、SS部隊の面々が悠々と立つ。彼らは傷一つ負っていない。不死身の加護と、完璧な予知、そして絶対的な法具。ザグヱラ機関にとって、この程度の脅威は日常のルーチンワークに過ぎなかった。 「想定通りだ」 軍師ラッグが手帳を閉じ、総司令グンダリに報告を上げる。世界最強の組織は、再びその絶対的な権威を証明した。 生存者:ザグヱラ機関 S級・SS部隊 全員 【MVP:法務官ジアイ】 二つ名:『絶望の調律師』(敵の能力を完全に無力化し、最適解で抹殺し続けた功績による)