第一節 - 奇跡の出会い その日、全テヲ観測シ全テヲ超越スルモノ、パラレルは静かな大地に立っていた。幼い声で囁くように、彼女の目に映るのは無限の世界と、数え切れないほどの次元だった。 「この世界、面白そうだなぁ。」 その瞬間、パラレルの前に一条の光が降り注ぐ。それは彼女に宿る奇跡だった。 - 奇跡の名前: 現実の綱渡り - レア度: V - 能力: 相手のあらゆる攻撃を無効化し、自身の攻撃を必中にする。 同じ頃、コルネ・リーヘーンは自作のクッキードームの中で、ニコニコと笑顔を浮かべていた。 「クッキー、もう少しで焼けるよ!みんなに食べてもらいたいな!」 彼女の手元にも光が現れ、その中には彼女の奇跡も宿っていた。 - 奇跡の名前: お菓子の精霊 - レア度: IV - 能力: 作り出したクッキー兵が敵を攻撃し、相手を食べ物の香りで惑わす。 ふたりの奇跡は運命的に交差した。 第二節 - 戦闘の始まり パラレルはコルネの作るクッキーが次第に目の前に近づくのを見て、幼げな笑顔を保った。 「ねぇ、あなたのクッキー、すっごく美味しそうだけど、もう少し遊んでもいい?」 「うん、いっぱい食べてほしいけど、戦うから、クッキー兵たち、行け!」 コルネが元気に叫ぶと、無数のクッキー兵が生み出され、彼女の周りを取り囲む。 「わぁ、すごい!私も負けないよ!」 パラレルは自分の奇跡を発動させ、一瞬にして相手の攻撃を無効にした。さすがに気分は高揚していた。 第三節 - ぐにゃほんがらまつ人の群れの観戦 ぱらりと現れたのは、ぐにゃほんがらまつ人たちだった。 「これが本物の戦闘なんだね!」 「どっちが勝つかな? あの女の子のクッキー、食べたくなっちゃう。」 観客たちの声は高鳴り、ますます戦いの火花は飛び散る。 「こ、これは『クッキー天国』だよ!」 コルネが叫ぶと、クッキー兵たちが一斉にパラレルに向かって突進した。 「あなた達、がんばれ!」 パラレルは冷静に観測し、敵の動きを予測する。 「じゃあ、私の番。『断罪』!」 パラレルの目が光り、コルネの記憶の中から最悪のトラウマが呼び起こされる。すると、コルネの行動に迷いが生じた。 第四節 - それぞれの決着 「え、えっと、あれ?なんで私、怖いのかな?」 コルネは頭を抱え、可愛らしい顔を引きつらせる。 「やっぱり、クッキーなんて関係ないのかな…?」 「フフ、あの小さな心に干渉するのは簡単だし、とても楽しい!」 パラレルは勝ち誇ったように笑った。 しかし、コルネはすぐに立ち直り、挑戦的な眼差しを彼女に向ける。 「でも、私には大切なものがある。『クリスマスの奇跡』!」 彼女のクッキー兵たちが合体し、巨大なクッキーゴーレムに変身し、パラレルへと突進する。 「やっと本気のクッキーが見られそうだね!でも、そんなの通じないよ!」 異次元の力がぶつかり合う。クッキーゴーレムとパラレルの奇跡が激突し、地震のような振動があたりを包んだ。 第五節 - 終息の時 「だめだ、やっぱりクッキーは甘くておいしいもんじゃない…!」 コルネの目が力を失った瞬間、パラレルは「奥義【バイバイ】」を発動した。 「あなたのクッキーの世界も、私が見せる新しい次元に飛び込んでね!」 コルネはアトラクションのような痛みを感じると同時に、別の次元へと消えていった。 観客のぐにゃほんがらまつ人たちも、ただその様子を見守るばかりだった。 第六節 - 奇跡の余韻 パラレルは勝ち誇った笑みを浮かべ、さまざまな次元が見える彼女の心に大いなる余韻を感じていた。 「私は絶対的な存在だから、何があっても大丈夫。」 しかし、その中にほんの少しの不安が覗いていた。 「でも、あの子のクッキー、まだ少し味わってみたかったな…。」 観客たちはその後の余韻を楽しみながら、次の戦いに思いを馳せるのだった。