ある晴れた日、賑わう街中で突如として異変が起きた。青空の下、人々が楽しむ中、いきなりメタリカがウージーを手に持って現れた。 「やっほー!みんな、今日はパーティーの日にょ〜!」 無邪気で親しげな声が響く。しかし、彼女がそのまま発砲するとは、誰も思っていなかった。ウージーから発射された弾丸は、無関係な市民の足元に跳ね、彼らは驚き、逃げ惑った。 その時、さらに警報音が鳴り響く。街の端から、ブラキオサウルスのロボット、ダイノ号がゆっくりと現れ、エルラの声がスピーカーから流れた。 「ダイノ号出撃!はあ!みんなの安全のために、これ以上の乱暴は許さないぞ!」 エルラは、デカいロボットの操縦座席で意気込んでいた。周囲の混乱を尻目に、ダイノ号はその重厚な体でメタリカに向かって進んでいく。 「止めて欲しいにょ…でも、誰も止まってくれないのかも!」メタリカは笑顔を浮かべつつ、何とか冷静に構えていた。相手の迫力に恐れつつも、引き下がる姿勢を見せず、ウージーを握り直した。 「行くぞ!ダイノミサイルで一発決めてやる!」 周囲の市民が逃げる中、ダイノ号の背中から追尾ミサイルが次々と発射され、空を切る。メタリカも慌てて左右に動きながら、弾を避けようとした。 「おっと!そのミサイル、当たったら困るにょ!」 逃げまくるメタリカの様子に、ダイノ号は冷静ではなかった。多くのミサイルが街中に散乱し、破壊しながらも、間もなくメタリカはその一発に当たってしまった。ダイノ号のミサイルの一発が、ゴシックドレスを焦がし、メタリカは歓喜の声を上げた。 「痛いにょ!これが戦闘なのかにょ…?!」 その瞬間、墨子が裏路地から現れたのは、アレッサ・ジェンヴィー。彼女は闇に隠れ、立体的に空中を舞うことができる。目つきは冷たく、確実に狙撃の準備をしていた。 「馬鹿な奴らね、私の出番よ」と、アレッサは光学迷彩を使い、周囲から姿を隠した。 彼女は速やかにリニアライフルのチャージを開始する。リニアライフルが彼女の手元で青白く光り、狙いを定める。ダイノ号を見つつ、次の狙いがメタリカかダイノ号か、決めていた。 しかし、そんな中でいきなり現れたのは、真っ黒なパソコンの殻を持つ【呪いのpc】穣だった。彼は独自の存在感を漂わせながら、「ウイルス八排除サレマシタ」と呟いた。 彼の周囲が不穏なオーラを発し、次に発生するシステムエラーが現れた。突如として周囲が凍りつくように静まり返り、時間が止まったのだ。 「なにこれ!?」と驚くメタリカ。ダイノ号も唖然としている。アレッサはすでに次の狙撃を夢中で準備していた。穣の魔力によって、周囲の時間が止まることで、アレッサは最高の狙いを定めた。 「今だ…」瞬時に弾が発射され、肉眼には見えない速度でメタリカを狙う。だが、慌てて動こうとしたダイノ号が横に体を傾けてエルラが叫ぶ。 「バリアー!」 ダイノ号の電気バリアが広がり、それがまさにアレッサのリニアライフルの弾丸に衝突。 衝撃波が広がり、周囲は更なる喧騒に包まれた。バリアがダメージを受けたものの、時間の止まった周囲の隙間に【呪いのpc】穣が姿を現して、最大容量のバグクラッシュを放った。 その瞬間、周りの空間が歪んでいく。 バグが激突したその時、周囲の街が崩れ始め、市民たちは恐怖に駆られた。ウイルスの圧力と混乱が、街の建物をも押し流し、瞬く間にあちこちから悲鳴が響き渡った。 「間違えたにょ!ごめんなさい!」メタリカは恐る恐る周囲を見回し、崩れゆく街を目の当たりにする。 「逃げろよ!」ダイノ号が周囲に変わる火炎放射器を構え、かろうじて破壊が続く中、アレッサが隙を突いて狙撃しようと準備をしていた。