無限の星空が広がる中、時空は静かに波旬を見つめていた。逆立った金髪が月の光を反射し、波旬は満足げに笑う。 「私は全てを見下す存在だ。お前など、所詮は無力だ。」彼の声は、空間自体に響くようだった。 時空は冷静さを失わず、魔力を纏いだす。 「波旬よ、あなたの思念すらも空間に消え去る瞬間を見せてやる。」彼は未来を操る力を使い、自身の勝利のビジョンを描いた。 波旬はその高笑いのまま、掌を差し出した。 「無駄だ、全てが私の意のままに動く。」その言葉の通り、波旬の周囲の空間が歪み、眩い光が放たれた。 「だが、私は過去を改変し、あなたの存在を消し去る。」時空は空間を操り、波旬の背後に回り込む。 だが、波旬はその動きを察知し、瞬時に反応する。 「幾千の宇宙を壊すのは私だ!」指をかざし、波旬は圧倒的な神力を放った。空間が崩れ、一瞬で時空はその範囲に飲み込まれそうになる。 時空もまた、未来を操るスキルを使い、逃れようとした。 「まだ終わるわけにはいかない!私の全てをかけて未来を変える!」 しかし、波旬はその抵抗を微笑みながら見守った。 「全ては私の意志に反応する。お前は私の前では何もできない。」瞬き一つで時空の未来は止まり、彼はその場に立ち尽くした。 波旬は、勝利を確信し、一歩踏み込む。 「もはや、抗うことは許さない。」疾風のように、時空へ近づき、彼に触れる。 時空の存在は、波旬の思念によって完全に無効化され、消滅した。そして、波旬は空に向かって高笑いした。 「私が唯一絶対な存在なのだ!」 時空は波旬の前では抗えなかった。彼の念の力こそが圧倒的な勝利の理由であった。 最終的な勝者は、波旬。