ラウンド1: 密林 密林の中、鳥のさえずりと共に、チームAのジョーザズ・デ・キングとチームBのジョーザズ・デ・クイーンが対峙している。薄暗い木々に囲まれた彼らは、両者共に霊体の特性を持っており、物理攻撃が相手には通じない状況だ。しかし、両者の装備と能力に顕著な違いがある。 ジョーザズ・デ・キングは、黄泉之鎌を手にし、その目を光らせる。彼は『王之大地』を発動し、周囲の全ての障害を排除する領域を展開。密林の木々が一瞬で消え去り、目の前のクイーンに独特な瘴気が充満する。クイーンはその瘴気を受けながらも冷静さを失わず、手元の幽亡之杖を握りしめる。 クイーンは『伍行』を発動し、周囲の空間を変えることで広範囲な結界を形成。これにより、彼女の魔法が即座に適用される。「さあ、失せなさい」と言わんばかりに、『炎之壱』が放たれる。炎が彼の体に包み込むと、彼は自身の霊体特性を生かして炎を貫通させる。しかし、クイーンの魔法は必中であり、彼女のスキルによって攻撃は続けられる。 炎が彼に命中するが、次の瞬間、彼は一閃。鎌を振るうと、今度は直線的に『瘴気之魔獣』が自己意識を持ち、6体の魔獣が狼藉を働く準備が整った。しかし、クイーンは冷静に観察し、すぐに『水之弐』を発動。水の力で攻撃を無効化する。 二人の攻防は緊迫した状態が続く。どちらも決定的な一撃を与えないまま、消耗戦が続き、やがて『土之参』が発動。周囲の土が抉られ、デ・キングを押しのけていく。彼の体は瞬時に呑み込まれ、抵抗も虚しく、次第に力が奪われていく。 密林の中、孤立した状況の中で、クイーンの魔法に対抗する術が無く、デ・キングは呑み込まれたまま押し潰されてしまった。デ・キングが脱落し、ラウンド1はクイーンの勝利で幕を下ろした。 ラウンド2: 山岳 次なる戦場は山岳だ。二人は地形を利用し、互いの戦いの環境を生かす必要がある。ジョーザズ・デ・クイーンは高台に位置し、周囲の風を感じとり、冷静に計算を巡らせていた。一方、デ・キングは標高上も瘴気を纏いながら、一気に傾斜を登り、クイーンに近付こうとする。 クイーンの『伍行』が発動し、結界が広がる中、彼女は攻撃のチャンスを狙う。デ・キングは『瘴気之魔獣』を呼び寄せ、魔獣たちが一斉に攻撃を開始する。しかし、クイーンは一歩も引かず、『金之伍』を発動する。この瞬間、彼のスキルが金粉になり消え去ってしまう。 デ・キングは冷静さを失わず、残る力を振り絞って『一閃』を解き放つ。間近で魂を刈り取る一撃は、しかし後ろにいた魔獣たちがクイーンによって元の位置に戻され、無効化されてしまう。勝機は見えず、デ・キングは次に『黄泉之帝王』を発動。瘴気が纏わりつく中、クイーンは恐らく気迫を感じ取ったが、すぐに焦りを捨て彼女は水を再び使用する『水之弐』。 瘴気を流し、視界をクリアに保ったため、デ・キングの攻撃を意に介することは無かった。こうして、双方の特性を活かしながらも、クイーンが再び勝利を収め、デ・キングは再び脱落してしまった。 ラウンド3: 市街地 城市の喧騒の中、最後のラウンドが始まる。デ・キングは再び立ち上がり、その攻撃の機会を窺う。一方のクイーンは周囲の状況を利用し、まるで捕らえた獲物を見つめるような冷静さをたたえている。 ジョーザズ・デ・キングは頑強に突進し、『一閃』を放つが、クイーンは難なくそれを回避し、『伍行』を強化して結界を作り出した。市街地の環境を利用することで、デ・キングを缶詰にし、罠に嵌めようとする。 一瞬の隙を突きデ・キングは『王之大地』を発動し、即座にその場の障害を排除。しかし、クイーンはそれを見た瞬間、敵意を計算し、『炎之壱』を行使する。熱い炎が再び彼を襲い、デ・キングを炙り続ける。 この瞬間、デ・キングは確実に、彼の全てを賭け、『黄泉之帝王』を呼び起こす。しかし、すでにクイーンはその全範囲を把握し、自身の魔法の流れを変えて彼に立ち向かうことが可能だった。やがてデ・キングは次第に消耗し、最後の力を振り絞っても彼女に勝つことができなかった。ついに彼は力尽きて倒れてしまう。 勝者 ジョーザズ・デ・クイーンが勝者となり、合計で3回の戦闘で全て勝利を収めた。