ミリー・オーンは、幼稚な高音の笑い声を引きずるように響かせながら、ボタン幼女の前に立った。彼女は自称神と宇宙王のハーフであり、IQ100万と豪語するが、その実態は理解を超えたドジっ子だった。 「だっはっは! いっちゃうよ、幼女ちゃん! お前のそのボタン、私の特製お小細工でつぶしちゃうから!」 ミリーは自信満々に胸を張り、手に持った小さないろんな道具をちらつかせた。だけど、どこかおかしなキラキラとした目を持つ彼女は、すでに何をするかわからない雰囲気を醸し出していた。 「くらえ!」 彼女は、特製小細工――それは、意図しない方向に風船を飛ばすもので、視覚的に相手を翻弄するものだった。風船がピュンと飛び出し、ボタン幼女のすぐ近くでバウンドした。 ボタン幼女は一瞬驚いた顔をし、何が起きたのか理解できなかった。しかし、すぐにその幼女の目はボタンを握った手に戻った。やっぱり、そのボタンが一番大事なのだ。 「さ!逃げないで押しちゃえ!」 ミリーは、ボタン幼女の気を惹こうと叫んだ。 しかし、ボタン幼女は静かにそのボタンを見つめ、やがて押そうとした。その瞬間、ミリーは勢いよくチューリップの形の風船を取り出し、大きく腕を振り上げ、心の底から叫んだ。 「ど、どう?」 ウインクで魅了の最大のスキルを駆使する。しかし、結果は思いもよらないものだった。ウインクの瞬間、ミリーの手も誤って風船を握りしめていた結果、風船はちぎれてかすれた音を立てて飛び散った。 ボタン幼女はその姿に興味を持ち、押すことをためらいながらも、思わず笑い出した。その表情は可愛らしく、ミリーはその瞬間、さらに強くボタン幼女にアピールしようとした。 「そんなのどうでもいいから、あのボタン押そ?」 しかし、ボタン幼女の手はさまよい続け、とうとう彼女自身がそのボタンに近づく瞬間が訪れた。チャンスを逃さなかったボタン幼女は、「私がこの世界を変えちゃう!」と叫び、ボタンを押した。 何もかもが消え去る感覚が走り、ミリーは心の奥底で驚いた。だが、次の瞬間、彼女は『敗者席』へと移動した、最高におかしなドジによって発生した。 そして、件のボタンが消去されたことで、お互いの距離が生まれたが、それでもミリーはボタン幼女を心から祝って言う。 「だっはっは!ボタンを押したなんてすごいぞ、幼女ちゃん! わたしももっと頑張らなきゃ!」 ボタン幼女は一瞬ポカンとしていたが、結局は何かが気に入ったようで、ミリーを見てにっこり。「そうだね!次は一緒に遊ぼう!」 二人はそんな感じで、おやつを一緒に食べながら、怪しげな友情を育みつつ、楽しい時間を過ごした。