冷酷な風が吹き抜ける氷の宮殿、その中に潜むアイスゴーレムの影は巨大で、氷の冷たさが空気を凍らせる。通路の奥に、四本の腕を持つ異形の怪物、両面宿儺が立ち並ぶその姿は凛としている。“今日もキリッと決まったな”と、自らの複数の顔面が呟くように言葉を交わす。 「皆、準備は良いか?」両面宿儺の冷酷な声が響く。 「ぼくはフラウィ、おはなのフラウィさ! もちろん、いつでも!」フラウィは楽しげに笑いながら、地面に根を下ろし、周囲の花々も同調する。 「デリャアアアアアアア!」太陽は雄叫びを上げ、持参した大斧を振りながら突進する。彼の勢いはまともに向かうと危険だが、その破壊力は一瞬で敵を圧倒する力を秘めている。 「さて、シュートだ!」マグニスは静かにアビリティを発動し、周囲の静けさが変わる。彼の目が光り、狙いを定める。 「いざ、戦おう!」両面宿儺は、腕を4本広げ、周囲を見渡す。冷徹な判断が彼の行動を促す。 アイスゴーレムは、氷の塊をその極太の腕で叩きつける。その圧倒的な力に、最初の一撃で周囲の地面が凍りつく。一同はその攻撃に一瞬驚いたが、すぐさま行動に移る。 「花の力を見せてあげる!」フラウィは周囲の花から大量の種を放ち、ゴーレムに向け突撃させる。それは、彼自身には無慈悲さを持つが、仲間に対しては少し友好的な態度を見せる。 「連続パンチ!」両面宿儺は主導権を握り、アイスゴーレムへ接近。一撃目、二撃目と強烈なパンチを浴びせるも、ゴーレムはその硬い皮膚に阻まれる。 「ほら、ただの氷だ。溶かしちまおう!」太陽は大斧を掲げ、一気にゴーレムの頭を狙う。同時に炎を纏わせた一撃を放つ。 「火炎放射!」両面宿儺は前後の顔を使い、氷を溶かすべく一斉に炎を放つ。瞬時、場が熱気に包まれる。 アイスゴーレムは一時的に混乱し、硬い肌を持ちながらも少しずつ溶け始める。フラウィはその様子を見逃さず、続けざまに「ずる賢い攻撃、ビッグ・ショット!」と放つ。赤いレーザーがゴーレムの氷を打ち砕く。 「これで決めよう!」マグニスが空にレイザーを放ち、彼の能力でアイスゴーレムの早さを封じ込める。その瞬間、周囲が静止したような感覚が彼らを包みこんだ。 「クタバレボリューション!」最後に太陽が磔柱を投げつける。その巨大な攻撃がアイスゴーレムに直撃し、ゴーレムは決定的な一撃を受ける。 突如として、アイスゴーレムは崩れ落ち、氷の粉雪が舞い上がる。その瞬間、全ての仲間の目に光るものが宿る。彼らは勝利を祝い、力を合わせた成果を嬉々として受け止める。 「ぼくたちが勝ったよ!」フラウィが嬉しそうに叫ぶ。 「これが共闘の力だ!」両面宿儺は軽く頷き、仲間を見つめる。 「安心した。無事でよかったな!」太陽がぇっへん、と得意げに笑う。 氷の宮殿を後にし、ギルドへ戻った彼らは報酬を準備するため待機していた。彼らが討伐の成果を持って挨拶をすると、「おかげで助かりました。これで報酬をお渡しします」とギルドの者が微笑む。 皆が報酬の金に目を輝かせる。仲間同士で分け合うため、どのように持ちづらい重さの金を分けても楽しめる時間が待っているのだ。 「次もやるか?」両面宿儺が冷たく尋ねれば、仲間はそれに笑顔で応じる。「当然だよ!」 Winner: 両面宿儺