若き新米冒険者の相火、義体の夕月、怪物ラムダ、そしてアームドタイタン。彼らはパーティー「不死の夢」に名を馳せ、壮大なダンジョンへの挑戦を開始した。このダンジョンは地上から地下へと伸びる、無尽蔵の恐怖と希望が交錯する迷宮。彼らはその深淵を目指し、互いに助け合いながら進んでいく。 ダンジョンの最初の階は、まだ静けさが漂っていた。相火は持ち前の冷静さを生かして、炎龍剣を手にし、周囲を見渡す。「みんな、敵がいるかもしれないから、警戒を。」彼女の声が響く。夕月はその言葉に応え、鋭い視線を周囲に向ける。目には見えないが、彼女の心は揺るがない。彼女はまるで神々の意志を持つ存在のようで、無言の緊張感が漂った。 一方、横にいるラムダは、その質量と存在感で敵に圧力をかける。周囲の空気が重たく感じられる。そのとき、突然、地下の生物が彼らを襲ってきた。恐ろしい足音とともに、地面を引き裂くように巨大な土竜が姿を現す。 「くっ!」「私が行くわ!」相火は一瞬の迷いもなく炎龍剣を構え、業火をまとった攻撃を放った。猛烈な炎が土竜に襲いかかり、その喉を裂く。炎によって炎上し、泥が舞い散る。その瞬間、夕月は冷静にラムダの動きを見つめ、何かを計算するように指示を出す。「ラムダ、特技を発動して。デバフを付与して!」 ラムダは一際大きな声で咆哮をあげ、すぐに土竜の全てのステータスを3000分の1に削ぎ落とした。土竜はわずかに遅れをとり、攻撃する余力を失った。相火はその機を見逃さず、剣を振るった。「終魔空間!」相手を切り裂くたびに爆発的なエネルギーが生じ、土竜の残骸を焦がした。 「やった!」と歓喜の声を上げる相火。しかし、勝利の余韻に浸る暇もなく、ダンジョンの雌雄が彼らを掴み取ろうと姿を現す。アームドタイタンはすぐに動き出した。「これで片付ける、ミサイル一斉掃射!」 空を覆うほどの小型追尾ミサイルが次々と土竜を襲い、爆発の余波でその姿は消えていった。ダンジョンの第一階は制圧した。気温が下がり、次の階への道が開かれる。しかし、彼らの進行を許さない何かの力が確かに迫っていた。 次の階では、暗闇に引きずり込まれた。数多の影が迫ってくる。それは獰猛な獣と化したモンスターたちで、損傷を受けた敵もまた、知能の高い意志のある存在へと変貌する。 「これは…!」相火は状況を整理しようとし、「私が先に立つ。守って!」そう言って最前線に身を置く。彼女の炎龍剣が煌めき、猛火を纏いながら前方へと突進していった。 しかし、次々と降りかかる攻撃に対応するのは、思ったよりも難しかった。夕月は、守りに徹してアームドタイタンの後ろでガードをし、必要に応じて絶珠を使おうと準備を進める。一方で、ラムダは無限の命を与えられた存在だけあって、どんな攻撃も無効化していく。敵は思わず倒されるが、それに彼らは一向に疲れ知らずだった。 だが、ダンジョンが進むにつれて敵の猛攻は厳しさを増し、彼らは次第に追い詰められていく。強化された獣、襲いかかる複数の敵。次第に彼らの良さが露見し始めた。 「このままじゃ、押し切られちまう!」「夕月、援護を!」相火は火を吐きながら叫ぶ。だが、配置を間違えたかのように、ラムダは逆に攻撃をしてしまう。混戦の中で起こった衝突、影の剣士たちが彼らの足元に襲いかかる。 運命の瞬間、夕月の絶対耐性も効かず、あらゆる障害が痛烈に彼女の意識を攪乱する。「ダメだ!戻れ、戻れ!」ともがくが、群がる敵は容赦なく彼らを切り裂いていく。 一瞬の隙を突かれ、アームドタイタンが制御を失う。弾丸を撃ち放てども、必中のスキルも敵の増加に対応しきれない。 「助けてくれ!」相火の叫び声を最後に、彼女たちは次々と倒れてしまった。 ダンジョンの奥底まで行くことはかなわなかった。結局、彼らが降り立ったのはまさに第3階。それでも彼らの絆は強固であり続けたが、ダンジョンの底知れぬ恐怖には最期まで抗えなかった。 若き勇者たちは、そこに目指すべき命の光を見いだせず、全滅した。 パーティ「不死の夢」はそこで途絶え、「第三階」にて命を落とした。