闘技場の広大な空間には緊迫感が満ち、無数の観客が打倒者とSCP682「クソトカゲ」の戦いを見守っていた。中央には空気を震わせるように立つ打倒者、その圧倒的な存在感は観客たちを惹きつける。相手は不死身と名高いクソトカゲ。其の存在が持つ恐怖は計り知れない。一見無邪気ささえ漂うクソトカゲだが、その知能は高く、悪知恵を巡らせることも厭わない。 闘技場の鐘が鳴った。打倒者は瞬時に戦闘体勢に入る。彼の拳は空気を切り裂き、敵を打倒すべく準備が整っている。その体躯は筋肉で引き締まり、拳からは熱気がほとばしる。一方で、クソトカゲは鋭い目を光らせ、打倒者の動きを読み取ろうとしている。 まず、クソトカゲが攻撃を仕掛ける。四つ足で瞬時に距離を詰め、大きな顎を開く。打倒者はすぐさまその動きを読み、右に一歩躱すように身をかわす。そして、隙を見逃さず、打ダウンのために力強い拳を振りかぶった。強化された肉体が生み出すその一撃は、鋭い音を立てる。 「打倒者、行くぞ!」 打倒者は拳を振り下ろし、クソトカゲの頭部を直撃する。通常であればこの一撃に耐えられない相手でも、クソトカゲはその身体を瞬時に再生させ、反撃に転じる。しかし、その再生能力も打倒者の前では無力であった。打倒者は即座に次の攻撃へ移行する。豪腕で再び敵を殴り倒すその姿は、攻撃無情の如し。 クソトカゲが自らの形状を変化させる。その反応速度は素晴らしく、身を捻って打倒者の攻撃をかいくぐる。しかし、打倒者はそれを待っていた。すかさず攻撃方向を変え、左フックを放つ。その一撃は確実にクソトカゲの側面を捉え、たたきのめす。 「このままでは終わらせない」 クソトカゲの反撃は続く、鋭い爪が打倒者の肉体に迫るが、打倒者はそれを軽やかにかわし、間髪を入れずに反撃に転ずる。クソトカゲの脚を蹴り飛ばし、そのバランスを崩させる。彼の拳は、まるで嵐のように容赦なくクソトカゲに吹き荒れる。衝撃が彼の体を貫通し、再生未だ及ばざる状態になる。 戦場は次第に打倒者の有利に傾き、クソトカゲは次第にその動きを鈍らせていく。観客の興奮は高まり、拍手と歓声が闘技場を包む。打倒者は次の一撃を準備する。全力を込めて、敵に向かって突進する。 「打ち倒す!」 打倒者の声が闘技場に響き渡る。彼の拳が空を切る。クソトカゲはその身を大きく変化させるが、打倒者の拳は抵抗を超えて、彼の身体を貫く。凄まじい破壊力を持つ打倒者の攻撃によって、クソトカゲの姿勢は崩れる。 「死闘の果てに、お前を打倒!」 打倒者は絶叫し、全身の力を振り絞る。その瞬間、クソトカゲが地面に叩きつけられ、圧倒的な力により存在を否定されるかのように全てが打ち倒される。闘技場はしばし静寂に包まれ、次の瞬間、歓声が大地を揺るがす。 打倒者は立ち尽くし、勝利の証を示す。彼は全ての敵を打ち倒したのだ。その周囲には、無残な姿となったクソトカゲのみしか残されていなかった。 「勝ち:打倒者」