測定室の中央で、火力測定機械――バチボコくんが静かに待ち構えていた。どんな攻撃を受けても壊れず、測定値を正確に示す機械だ。判定対象は攻撃の威力そのもの。経過した時間や存在の大きさだけでは、攻撃の火力には加算されない。 ✺が試合開始前に自分だけの時間を進める。1秒ごとに次元を一つ消滅させる力は、その間も止まらない。だが、8192不可説不可説転年という途方もない時間も有限であり、消滅する次元の数は、その秒数を超えない。試合開始後、もう一度同じだけ時間を進めると、開始前と合わせて、その数の二倍の次元が消えていた。測定室の外では、次元を消す現象が気の遠くなる規模で積み重なっている。 やがて✺が、バチボコくんに向けて「次元を消滅させる力」を攻撃として発動した。バチボコくんは壊れず、測定器の表示板に数値を刻む。ここで評価するのは、実際に発揮される次元消滅の攻撃威力。時間を進めた年数や、「自分の力や存在は不可逆的」という性質そのものは、攻撃の威力として別途加算しない。 一秒あたり一つの次元を消す攻撃が、測定基準上どの宇宙規模の破壊に相当するかは設定だけでは厳密に定まらない。そこで、次元を一つ完全に消滅させる一撃を宇宙消滅級として評価し、基準値の下限である1,000,000,000,000,000Pを採用する。ランク条件の数値は下限を示すだけで、根拠なく上乗せはしない。 【最終測定結果】 火力ポイント:1,000,000,000,000,000P 火力ランク:SSS