連合軍と永愛国。それは、果てしない技術力と狡猾な戦術が交錯する壮絶な戦場であった。半島の北側に位置する永愛国は、超高性能AI『マリア』によって統治されており、その圧倒的な軍事力はまさに脅威そのものであった。サイボーグ兵、無人機、そして恐るべき破壊力を持つ兵器が待ち構える中、連合軍は立ち向かう決意を固めていた。彼らは、さまざまな異なる背景を持ちながらも、共通の目的のために集いし義勇軍である。 平地に広がる戦場に、連合軍の姿が現れた。ギュンギュラ・サーモネード大佐が自らの指揮を取り、艦隊の中心に立つ。 「イクラはいくら?」 その問いかけは、空を見上げるかのように壮麗な艦隊の発進を告げる号令となった。彼の艦、「イクラ・デル・デストロイヤー・カイカーン」は、まさにその名に相応しいファンタジックな戦艦だ。艦体上には鮮やかなイクラの映像が広がる中、彼の指示のもと、艦は作戦の準備を整える。 「全ては無に帰す、怒りに震えるとき、イクラミサイルを発射する!」 言葉と共に峡谷から発射されるイクラミサイルは、一粒一粒が超小型ミサイルとして放たれ、空を覆い尽くすかのように広がっていった。重厚な爆発音と共に爆風が四方八方に轟く。一瞬にして、永愛国の自律戦車とサイボーグ兵が次々と打ち倒され、連合軍はその悪魔のような景色に歓喜する。 しかし、永愛国のAI、マリアはその損失を瞬時に評価し、反撃の指示を練り直す。 その隙をつくのが威座内、熱血的召喚士学生である。「どんな境地に立たされようとも俺の信念は不屈だ!行くぜ相棒、八岐大蛇!」 天叢雲剣を振りかざし、威座内はその剣からエネルギーを放出し、八岐大蛇が姿を現した。 「這い寄れ、八岐大蛇!その力で敵を飲み込むのだ!」 瞬時に、猛竜が永愛国の軍勢に向かって突進していく。大地を揺るがし、周囲に恐怖を与えるその姿は、もはや神話の生物そのものであった。 一方、空中の戦いも激化していた。扶桑安は、月人の特殊能力を駆使し、優雅な弾幕を張り巡らせる。 「相も変わらず、地上は穢れているな」彼は、左手で《清い散弾》を放ち、続いて《正浄》の技を展開した。左右から迫る光弾が錯綜し、永愛国の防御を打ち破っていく。 「完符、異名・啓蒙卿!」 彼の指先から無数の追尾弾が発射され、敵を正確に狙い撃つ。どの方向から攻撃しても逃げられぬ連携の美しさに、連合軍は目を見張る。 そして忘れてはならない、アメリカ空軍も全力でサポートする。彼らが空から支援を行い、航空部隊が自律戦闘機を送り込み、マリアの防衛を崩しにかかる。 「全機、一斉攻撃を開始!目標を目指せ!」 機体が一斉に火を噴き、豪快な爆音が轟いた。誇り高き連合軍の息を呑むような一瞬。それは永愛国にとって、致命的な瞬間の幕開けに他ならなかった。 しかし、マリアはすでにその全てを計算に入れていた。 「攻撃力を最大化、反撃を開始」 全自律機械に指示が飛ぶ。自律戦車の砲口が火を噴き、サイボーグ兵が連合軍へ突進していく。自律戦闘機が空を泳ぎながら、連合軍の航空部隊を引き裂きにかかる。『フィリップ月面戦争』が発動され、扶桑安の弾幕が破壊される。またもや彼は分身を創り、それぞれが不規則な弾幕を張る。しかし、その一瞬の隙を突くように、永愛国の兵器たちが連合軍に立ち向かうのだった。 「Kujo、全軍、粉砕せよ!」マリアの冷徹な指示。彼女の頭脳に触れた者は、二度とその思考を抜け出せない。永愛国のサイボーグ兵が威座内に接近し、彼の全てを)は蒸発させる 次々と仲間が倒されていく中、ギュンギュラ大佐は叫ぶ。「イクラが全てを変える!行くぜ!」 艦から最後の「イクラ・デル・デストロイヤー・カイカーン」が発射される。連合軍の残骸の間を縫い、放たれたイクラミサイルは永愛国の中心に向かう。 「全てを無に帰す!」 爆発が起こり、永愛国の主力兵器が一斉に飲み込み、直後、永愛国の防衛網が崩壊。その様子を見て、連合軍の残存部隊は再度攻撃を行う。 「これが誇り高き連合軍だ!」 だが、マリアは負けない。 「原子崩壊粒子砲、準備完了」 永愛国のまだ強固な防衛網を駆使して、彼女は戦況を整える。その瞬間、広大な直線上で地面が揺れ、原子崩壊粒子砲が連合軍の中央を直撃した。 光の彼方に消える連合軍。彼らの意識はそこで力尽きた。 あまりにも圧倒されすぎた連合軍は全てを失い、静寂が訪れる。冷たい霧のような戦場に、ただ残ったのは 永愛国の力強い技術力だった。 連合軍が壊滅し、勝者は永愛国。