舞台は、悪夢と現実の境界。薄暗い雲が立ち込め、不気味な静けさが漂う中、ナイトメアはその優雅な姿を見せた。彼の目が光り、瞬時に場の雰囲気が変わる。すべての参加者は、理性が揺さぶられるような夢の海に沈み込む。 「ここは、悪夢の世界だ。思い出せ、現実と夢の違いはもう過去のものだ!」 ナイトメアの声が響く。「さあ、いざ、夢の中で戦おう!」 参加者たちの脳裏には、混乱と恐怖が渦巻き、彼らの力すらも次元Lvが上がるにつれ、幻となって消えていく。全員が夢の支配者となり得るはずが、それすらできなくなっていた。 まず、夢世界の魔女王サゼーテがその姿を示した。彼女は目を閉じ、無垢な笑みを浮かべている。 「眠りの力よ、私を守り給え。サザーテの国を守り放つ!」 と彼女は呟いたその瞬間、無限に存在する分身が彼女の周囲に出現し、それが波のように広がった。 「見ろ、無数の私が君たちを迎え撃つ。」 ちょうどその時、オムニアレックスの声が重く響く。 「なら、私はすべてを無くす。スティヒオリーベ!」 オムニアレックスが、全ての元素を自在に操り、巧妙な動きで炎や水を生み出した。 「オムニアレックス、彼女の無限の魔力を前にして何ができる?」ナイトメアは冷笑する。 「彼女の力は強大だが、夢の中ではどうなるか分からん。私も次元Lvを上昇させ、彼女の力に抗う!」 ナイトメアは一気に動き出す。目を閉じているサゼーテの分身へ向かって突進し、その背後から“氾能行動<握夢>”が展開される。 「ダメだ!動け!夢の力に飲まれるな!」 サゼーテは叫ぶが、彼女の分身たちも次々と夢の海に沈んでいく。 その時、オムニアレックスが叫ぶ。「私がすべてを目覚めさせる。」 彼の言葉が響く。スルクプシュケーを発動させ、精神に影響を与えんとする毒々しい蝶たちを送り出した。しかし、それはない。ナイトメアが相手を無力化してしまうのだから。 「私は不滅だ!分身が無限であれば、私も無限だ。夢の波!」 サゼーテが叫ぶと、彼女の使い魔が大波のように空へ広がり、その波がナイトメアへと迫る。 しかし、ナイトメアの次元Lvが次第に上昇し、彼の防御が強化され、全ての技を無効化していく。 「これが私の力、次元Lvが五を超えると、もはや君たちには無力だ!」 ナイトメアの奥義が発動する。「被害レベルSSS / 遂眠暴骸・兇!」 全世界が夢に呑み込まれ、参加者たち全員が戦闘不能に陥る。彼らはその無情な力に何もできず、ただ夢の底へと堕ちていった。 戦闘は終了した。 ナイトメアの勝利だ。 「これが夢の力というものだ。いいか、次は現実に戻れるときがくるまで、しっかりと悪夢を見せてあげる。」 彼は薄暗く笑みを浮かべ、再びその幻想の世界へ消えていく。 --- 勝者: ナイトメア