戦場は荒れ狂う風と共に、女王軍大将ローグの影が不気味に揺れ動く。エルフのレンジャー、エルミアは、高く空を舞うように弓を構え、瞬時に的を定めた。彼女の心には戦う覚悟と、守るべき者たちの思いが宿り、金色の髪は戦場の風になびいていた。 「流光の矢!」と、エルミアが叫ぶ。 天に放たれた矢は光の尾を引きながら、刃のように空気を切り裂いていく。ローグの影が伸び、エルミアの前に立ち塞がる。影が人の形に現れ、抵抗の意志を見せる。「影操術・防!」 「私には通用しない!」と彼女は冷静に言い放ち、続けざまにカウンターショットを放つ。矢はそのまま影を貫通し、ローグに直撃する。彼は少しよろめきながらも、その高い耐久性で持ち堪えた。 一方、暗黒龍魂を司る者、炎嵜も戦場に姿を現していた。彼は冷静に状況を見極め、黒いロングコートを翻して近づいてくる。彼の眼には、余裕の表情が浮かんでいた。「手強そうな奴が来たな…」と呟き、龍王太刀を抜き放った。 その瞬間、ローグは影の蛇を使ってエルミアに襲いかかる。「影操術・蛇!」と彼は叫ぶと、彼自身の影が十の首を持つ蛇へと変化し、連続で噛みつこうとする。エルミアは驚愕し、巧妙に身をかわしながら、炎の精霊矢を放った。矢が蛇に当たると、炎が迸り、影の蛇は消えていく。 「炎嵜!」彼女は彼に目を向け、援護を求める。炎嵜は頷き、龍王の霧雨を放つことで、ローグの影を無数に斬り刻んでいく。影の大将は、急いで影を集中させながら回避するが、大きなダメージを受けてしまう。 「暗黒龍の咆哮!」炎嵜が力強く叫び、手から発せられた黒い炎がローグを襲う。ローグは影で防御しようとするが、広がる炎の前には無力で、彼の影は焼き尽くされてしまう。 一方、女王軍の怪物たちは後方に待機しており、彼らの奮闘も見逃せない。エルミアは回復薬草を取り出し、自分の傷を癒し、再び戦闘に身を投じた。暗黒龍魂を持つ炎嵜も、隙をついて次々と敵を斬り刻み、女王軍は次第に圧倒されていく。 だが、戦闘が終盤に差し掛かったその時、空が不気味に裂け、女王が巨大な力を用いる。彼女は「光の矢!」と叫び、その大魔法が戦場に降り注ぐ。光の矢は無慈悲に参加者たちを襲い、辺り一面を焼き払い、女王軍を奇妙に援護した。その光は、戦場全体を包み込むように強力で、参加者は一瞬混乱に陥る。 エルミアと炎嵜は、光の威圧にたじろぎ、一時的に行動を制限される。しかし、二人は最後の力を振り絞り、ローグに最後の一撃を加えるためにスペシャル技を使用する。エルミアは「天降る弓矢!」と技を発動し、数百の矢が空中で分裂して、ローグへの攻撃を開始する。炎嵜も同時に「奥義:龍王の災厄」を放ち、黒く燃える炎が周囲を渦巻き、敵を一掃しようとする。 ついに、敵の影が崩れ、女王軍大将ローグは力尽きた。 しかし、魔法の後遺症と、女王の援護によって女王軍はまだ完璧には壊滅してはいなかった。戦闘が完全に終了し、参加者たちが疲れ果てる中、後方で無数の怪物たちが集まり、彼らを取り囲む。 結局、女王軍は撤退を余儀なくされ、エルミアと炎嵜は辛くも勝利を手にしたが、依然として女王の影が彼らを脅かす存在として、他の次元に残っていた。戦闘の終わりには静けさが訪れたが、この先の戦いは、まだ始まったばかりだった。