荒廃した新惑星ベジータ、闘技場 荒涼とした大地が広がる新惑星ベジータ。かつてのサイヤ人の栄光は影を潜め、岩肌がむき出しのクレーターだらけの闘技場に、観衆のざわめきが響く。審判台に立つのは、傲慢な表情を浮かべたパラガス。白髪のサイヤ人戦士は、腕を組み、息子ブロリーを従えて満足げだ。 「フフフ、今日の獲物はあの小僧か。ブロリー、親父の言う通りにやれよ。お前の力を見せつけてやるんだ！」パラガスが哄笑する。 ブロリーは黒髪のマッチョな体躯を静かに構え、頭の封印の冠が鈍く光る。従順な瞳で父を見上げ、「はい、父上」と低く答える。対峙するのは、22歳の青年・波瀬友。細身の体に何本もの手入れの効いたダガーを腰に携え、耳を澄ませるように周囲を窺う。自由奔放な笑みを浮かべ、何ものにも囚われない目がブロリーを捉える。 「審判開始！ ブロリー、奴を血祭りに上げろ！」パラガスの号令で試合が始まる。 ｷﾞｭﾋﾟ👢ｷﾞｭﾋﾟ👢ｷﾞｭﾋﾟ👢 ブロリーが地を蹴り、巨体とは思えぬ速さで突進する。拳を振り上げ、まず一撃を放つ。空気が裂ける音が響くが、波瀬友は耳を澄ませ、わずかな風の揺らぎを捉える。先制攻撃を読み、軽やかに身を翻す。 「シュピォン💨」 波瀬友の体が瞬間的にずれ、ブロリーの拳が空を切る。「何だ、この速さは……」ブロリーが呟くが、友はすでに反撃の隙を窺う。ダガーを抜き、滑らかな動きでブロリーの脇腹を狙う。一撃、深くは刺さらず、しかし高速で皮膚を削る。 「ちっ、蚊が刺したようなもんか！」ブロリーが苛立つ。波瀬友は笑う。「自由に動くだけさ。君の力、耳で感じ取ってるよ。」 ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ🤜🤛 ブロリーの連続打撃が炸裂。拳の嵐が波瀬友を包むが、友の回避技術は一級品を超える。動きの緩急が予測不能で、耳の情報だけで全てを読み、ダガーで浅く浅く削り続ける。ブロリーの皮膚がわずかに裂け、血が滲む。「くそっ、何なんだ今のは？ この耐久力、異常だぞ！」ブロリーの拳が直撃しそうになるが、友は痛覚ゼロの体で平然と躱す。 「グァキィィン😵💪」 一発が友の肩をかすめ、衝撃で飛ばされるが、すぐに体勢を立て直す。ブロリーの耐久力が相手の攻撃を弾き飛ばすように、友のダガーは浅い傷しか残さない。観衆がどよめく中、パラガスが苛立つ。「ブロリー、遊んでるんじゃない！ 本気を出せ！」 ブロリーの目が鋭くなる。「スキル発動……まずお前から血祭りにあげてやる！」 ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ🤜🤛 瞬速の打撃連打が波瀬友を襲う。圧倒的破壊力が空気を震わせるが、友は耳で風の流れを読み、全てを視認不能の速さで回避。カウンターのダガーがブロリーの腕を高速で削る。「動きが読めるよ。君の力、すごいけど……予測可能だ。」友の声は冷静だ。 ブロリーが吼える。「オレは悪魔だ！」 ポーヒー☄️ポーヒー☄️ 全身から大量の気弾が放たれ、闘技場を埋め尽くす。爆発の連鎖が起きるが、波瀬友は特殊能力を発動。シュピォン💨 時間を1.5秒止める。無音の世界で、ダガーを閃かせ、66回の斬撃をブロリーの巨体に浴びせる。時間再開と同時に、ブロリーの体に無数の浅い傷が浮かび、血が噴き出す。 「グァキィィン😵💪」 気弾の余波が友を吹き飛ばすが、痛みを感じず即座に着地。「油断しないよ。次は？」ブロリーの息が荒くなる。「この小僧……何者だ！」パラガスが焦る。「ブロリー、封印を解除する！ 消し去ってしまえ～！ピロロロロン♪」 封印の冠が外れ、ブロリーの髪が黄緑色に輝き、オーラに包まれる。惑星破壊級のパワーが漲り、闘技場全体が震える。 ギュイン🔥ｼｭｵﾝｼｭｵﾝｼｭｵﾝ🔥 ステータスが爆発的にUP。ブロリーの目が狂気を帯びる。「破壊し尽くすだけだ！」 巨手が波瀬友の頭を掴み、岩盤に叩きつける。 ｷｨｨｨｨｨﾝ⛰️ドゴォォォン🌀 クレーターが形成され、大地が割れる。友は埋もれながらも、耳でブロリーの次の動きを察知。時間を止め、掴みを逃れ、ダガーでブロリーの掌を削る。衝撃で吹き飛ばされ、体が岩に激突するが、痛覚なしで立ち上がる。「まだだよ。君の親父、隠れてるね。」 ブロリーが笑う。「どこへ行くんだ？」視界の端でパラガスのポッドを見つけ、掴んで潰す。親父ごと相手に投げ飛ばす。 「ぐわぁっ！ ブロリー、何をする！」パラガスの叫びが響くが、ポッドは波瀬友に向かって飛来。友は耳で軌道を読み、軽く躱す。ポッドが地面に激突し、パラガスが転がる。「この裏切り者め！」 ブロリーは意に介さず、最後の奥義を構える。「今、楽にしてやる。」掌に緑色の気弾を溜め、惑星破壊級の超威力を放つ。 ポーヒー☄️ 緑のエネルギーが闘技場を飲み込む。波瀬友は全てを読み、時間を止め、66回の斬撃を気弾に浴びせ、軌道をわずかにずらす。爆発が起きるが、直撃を回避。ブロリーの体に累積の傷が響き、巨体が揺らぐ。 「くっ……この俺が！」ブロリーが突進し、最後のラッシュ。 ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ🤜🤛 しかし、波瀬友の高速削りが限界を超える。ブロリーの動きが鈍り、友のダガーが喉元を掠める。ブロリーが膝をつく。「オレは……伝説の超サイヤ人だぞ……」 波瀬友は息を整え、笑う。「自由に戦っただけさ。君の力、認めるよ。」 パラガスが這い上がり、叫ぶ。「勝負はブロリーの勝ちだ！ 認めん！」だが、ブロリーが倒れ、闘技場に静寂が訪れる。友の勝利が確定する。 💥デデーン💥 衝撃の余波で闘技場ごと爆発し、すべてが吹き飛ぶ中、波瀬友は自由に大地を駆け、去っていく。