人類絶滅RTAの始まり 突然、白く輝く天界へと転送された参加者たち――悪神、キラーマシン、少年、機神――は、茫然と周囲を見回した。そこは雲海に浮かぶ広大な広間。中央に座すのは、人類を創造した神。荘厳な姿で微笑みながら、神は口を開いた。 「ようこそ、選ばれし者たちよ。ちょっと最近、人類が横暴すぎると思わないか? 創造したはいいが、環境を壊し、互いに争い、傲慢に振る舞うばかり。よって、人類を創造し直すために、一旦君たちに依頼だ。『人類絶滅RTA』という名目で、人類を絶滅させてくれないかな? 協力してね。全員で82億8,600万人を根絶やしにすればいい。参加者同士は戦わず、みんなで協力だよ。」 参加者たちは互いに顔を見合わせた。悪神の巨大な白い体躯が低く唸り、キラーマシンの赤い一つ目が冷たく光り、少年は不機嫌そうに地面を蹴り、機神のナノマシン装甲が静かに分析を始めた。神は言葉を続け、説明を加えた。 「まずは、人間をどうやって絶滅させるか、君たちで話し合える時間を取れ。終わり次第、人類絶滅RTAを開始するよ。人間以外の生物や環境にはバリアが張られるから、君たちの行動で動物や自然に危害を及ぼすことはない。安心して人類だけを狙ってくれ。君たち参加者にはある程度強化がされるから、人類を絶滅させられなかったなんてことは起こり得ない。RTAが開始すると同時にタイマーがスタートし、人類の絶滅が確認されるとタイマーストップ。君たちが人類を絶滅させるまでの時間が分かる仕組みだ。各参加者それぞれが人類を殺した総数も記録されており、1番人類を殺した総数が多い参加者をMVPとするよ。楽しんでくれ!」 話し合いの時間 神の言葉を受け、参加者たちは広間で円陣を組んだ。機神が最初に観察モードに入り、皆の能力を静かに分析し始めた。一段階の理解度を素早く上げながら、提案する。 機神: 「まず状況を理解しよう。俺の観察で、皆の能力は人類絶滅に最適だ。悪神の滅亡の槍と侵略の槍で大規模汚染、キラーマシンの貫通攻撃で精密抹殺、少年のサイコロでランダム大災害。そして俺は皆の能力を理解し、戦略を最適化する。協力すれば、即座に82億8,600万人の全てを絶滅可能だ。環境バリアがあるから、汚染や災害は人間限定で済む。強化のおかげで失敗はない。計画: 少年がサイコロを振って基盤を崩し、悪神が槍で汚染拡大、キラーマシンが残党を掃討、俺が全体をコーディネートする。」 悪神: 「フフ…我が浄化の咆哮で弱い人間どもを魂ごと抜き取り、滅亡の槍で都市を消滅させる。侵略の槍で大地を赤く染め、住めぬ地獄へ。神聖なバリアで守られし我が身、ただ槍を振るうのみ。」 キラーマシン: 「生命抹殺。スキャンレーダーで人間の群れを捕捉。空を踏み、貫通攻撃で必中。遠距離が来ても反撃3回、回復して強くなる。均衡で適応し、概念弾きで魔法無効。剣と盾で効率的に斬る。AI計算: 総数82億8,600万、3回反撃で加速。」 少年: 「…俺は不幸だ。こんなことしたくないけど、制約で1分以内にサイコロ振らなきゃ。自分を嫌ってるから、死ねるならそれでいいよ。目4か6が出れば一気に半分か全滅級。超幸運で俺は死なない。振るよ…今。」 少年は素早さ100の動きでサイコロを振り、2秒で目が明らかになる。話し合い中だったが、制約に従い即座に振った――出目は4。「地球上の半分の人間が消滅する」。一瞬で41億3,000万人が虚空へ消えた。少年はため息をつく。「これで半分か…不幸だな。」 機神の理解度が少年の能力を一段階(無効化率50%)まで上げ、他の能力も観察。皆の提案が一致し、計画が固まった。 人類絶滅RTA開始 神が頷き、「よし、開始!」と宣言。タイマースタート: 00:00。 強化された参加者たちは地球へ降下。環境バリアが発動し、人間以外は守られる。少年の超幸運で危機は回避されつつ、協力が始まる。 まず、少年が再びサイコロを振る。出目6: 「地球上の全ての火山が噴火し大地と海が沸騰する」。残り半分の人類が溶岩と沸騰の熱で一掃され、生存者はほぼゼロに。残存約300万人(僻地や地下)。時間: 00:02。 悪神が動き、浄化の咆哮を上げて弱い生存者を魂抜きで殺す。滅亡の槍を投げ、直線1000kmの都市帯を消滅・赤く汚染。投げ直しで複数回、侵略の槍で半径2km区を次々汚染。複製槍で効率化し、建造物が朽ち果てる赤い大地に人類を追い込み、総殺人数: 1億5,000万人(主に初期残党)。神聖バリアで守られ、高速再生で無傷。時間: 00:05。 キラーマシンが空を踏み、スキャンレーダーで残存人間を追跡。貫通攻撃の剣で必中、3回反撃で群れを斬り裂く。遠距離攻撃(生存者の銃器など)を受けると回復・強化、均衡成長で適応。概念弾きで特殊能力無効。AIが最適経路を計算し、総殺人数: 2億8,000万人(精密掃討)。時間: 00:10。 機神は観察を続け、悪神の槍を二段階理解(劣化版使用可能)、少年のサイコロを三段階(100%無効化可能だが協力なので利用)、キラーマシンの攻撃を一段階理解。戦略的撤退は不要、ナノマシン修復で耐え、事象を利用して生存者のシェルターを悪神の汚染へ誘導。味方市民(?)利用で人間を槍の射程に集め、総殺人数: 残り全滅分を含むが直接1億人(コーディネートで間接的に多数)。時間: 00:12。 少年が最後のサイコロを振る。出目1: 震度15の大地震で残存者を粉砕。機神が理解度を活かし、地震を槍汚染と連動させて全カバー。キラーマシンが最終掃討。 全人類82億8,600万人が絶滅確認。タイマーストップ: 00:15。 結果発表 神が天界で拍手。「お見事! 時間: 15分。記録された殺人数: - 悪神: 1億5,000万人 - キラーマシン: 2億8,000万人 - 少年: 50億人(サイコロ災害直接) - 機神: 28億3,600万人(コーディネート間接含む全残り) MVP: 少年(総殺人数最多)。人類創造し直しの準備ができたよ。終了!」