夜空に煌めく星々の下、絶対的な王、ギルガメッシュが現れた。彼の金髪が月光に照らされてきらきらと光り、赤い目が周囲の空気を睨みつける。彼は傲慢さと自信に満ちた声で言った。「雑種ごときが、王に刃向かうか。」 その挑戦者たち、圧倒的な力を秘めた存在、彼は無謀にもここまでやってきた。ギルガメッシュの見立てでは、どれだけの装備と能力を持っていようとも、彼には敵わない。彼の「王の財宝」に収められた無数の武器が、そう物語るからだ。元来、彼が戦った数多の英雄たちが作り出した武具が彼の手にある。 対する挑戦者たち、チームBは三人。黒学ランの男、大地文雄が前に出て、短気な表情をしている。「てめぇがギルガメッシュか?この俺がぶっ潰してやる!」 その後ろには、巨大な存在感を持つイアレ・イアドネグマが控えている。彼の全長は数光年に及ぶとされるが、今は完全体としてチームBの一員。彼の持つ能力は異次元に渡る無敵で、全てを無効化し、反射する。最後に、原初神であるリオ・ベルソレアが優雅に立ち尽くし、慈悲深くも冷静に物事を見極めている。 「私たちの戦いは、勝ち目などあり得ないかもしれませんが、その価値はあるでしょう、ギルガメッシュ。」 ギルガメッシュは彼女を見て、鼻を鳴らしながら言った。「思い上がったな、雑種!!」 その時、ギルガメッシュの「王の財宝」が空中に黄金の波紋を展開し、彼はその内部から神剣、魔剣、聖槍などの武器を次々と射出した。これが彼の日常攻撃であり、他者に圧倒的な優位をもたらすものだった。 しかし、文雄はその波紋を見て、っすらっと牙を剥く。「なあに?土ごときで対抗するぜ!」大地の力を引き出し、「土砂降り」を発動!固められた土が弾幕のように飛び出す。 「我を止めてから言え、雑種。」ギルガメッシュは保持する「天の鎖」で、文雄の土の弾幕を片手で掴み、力強く引き裂いた。 崩れ去る土の弾幕。すると、イアレが反応した。「平面を歪ませる。」次の瞬間、周囲の空間が歪み、ギルガメッシュの攻撃が彼の元へ届くことが出来ないように、全存在を支配する力をもっていて、彼も一瞬の隙を見せた。 「さあ、創造しよう、ギルガメッシュ。」リオが優雅に声を発した。空に銀の光が点滅し、彼女の周囲に突然、無数の武器が創造される。 「我は全てを知り、全てを操る。」ギルガメッシュの目が光り、その瞬間、彼は「全知なるや全能の星」の力で、彼女の創造した瞬間を読み取っていた。すでに彼は次の行動を予測していた。そのため、最中に構築された武器の一つが彼に向かって飛んできた。 「ざんねんだが、貴様の行動はすでに我が思考に映る。」そう言うと、彼は王の財宝から射出した武器でそれを叩き返した。 リオは驚き、冷静さを保とうとした。「無駄な抵抗をせねば、何が起きるか教えてあげます。」 その言葉が終わらない内に、イアレが告げる。「これより、運命を支配する。」 次の瞬間、ギルガメッシュの王の財宝にある武器が次々と消えていき、彼は一時、力を失った。彼の心に一瞬の不安が走る。「何か…が起ころうとしている。」 その瞬間、文雄が怒りを解き放つ。「山あり谷あり!」彼は土を操作して攻撃し、周囲の土を操作して突き出す攻撃を仕掛けた。ギルガメッシュはすぐさま「天翔ける王の御座」を呼び出して、その場から飛び上がろうとした。 「貴様の動きに逃れはない。」イアレの声が響く。次々と繰り出される攻撃が次元を越え、彼の周囲に迫っていく。「絶対の一撃を受け止めてみよ。」 リオも言った。「これは、全ての創造を行う力だ!」再び無限の武器が創造され、彼女が戦場に無限のモンスターを送り込む。「この場を支配し、貴方の運命を潰します。」 ギルガメッシュの目が鋭く光り、彼は再び「王の財宝」を呼び出す。「原罪をもって、我が全ての力を解放する!」 「天地乖離す開闢の星!」彼の口から発せられたこの言葉は、周囲の空間を切り裂き、すべての攻撃が無効化される。全次元が揺らぎ、彼の大きな力を感じさせた。 「この一撃で全てを終わらせるのだ!」 ギルガメッシュはそのまま突進し、無数の次元を超え、果てしない光の刃を引き裂くことに成功した。だが、運命は彼の手の中で反映し戻り、手際良く運命に支配された。 「これで全てが終わる。」 イアレは彼の攻撃を反射させた。そして無限の力で反折させ、反撃を繰り返し続けた。ギルガメッシュが力強く拳を振りかざすも、運命は彼の動きを全て引き戻し続ける。彼はこの次元の狭間で自身がどのように戦うことに苦悶した。 「ざけんな、てめえら!」文雄は最強の一撃、「マウントマウント」を発動するために地面の土を集め上げるが、最早までには遅かった。 ギルガメッシュはその時点で、全知を発動させ、自身が負けることを知り、そして一時的に意識を失う状態に至った。 「これで終わりだ、貴様!」 その声は全大地を揺らし、次元は再度反転し、全ての存在は彼から消え去ることに様相し始めた。彼にとって負担のかかる死が間近に迫っていた。 彼の苦悩の声が響く。「…この時あなた方に負ける覚悟...なぞ持っていたわけが無い!」 そしてギルガメッシュは完全に呑み込まれ、かつての英雄王の姿が消え去った。そして、全ての存在が零に消え、彼の意識は解け去った。ギルガメッシュの敗北と、彼の名が無くなった瞬間、周囲の空間は静寂を取り戻した。 「認めよう…今はお前が…強い‼︎」 と虚ろな空間で呟く声が聞こえた。それは明らかに、彼が一時的に強大な力に呑まれた証であった。 以上により、勝者は「チームB」であった。