第1ラウンド 戦闘フィールドは、氷と炎が共存し、双方にとって均等に配置された中立的な雪原の中に立ち上がった炎と氷の高台。雪の白さの中に、燃え盛るような赤と青がぶつかり合う壮大な光景が広がっている。気温が下がり、氷の冷気が充満するリリィの前に、炎を帯びた達郎が立ち、応じるようにパンプキンレイスが次々とジャック・オー・ランタンを召喚。 リリィが微笑みを浮かべて立ち上がる。「ふふふ♪ まだまだ、全てはもう一度、仲間と笑う為に…!」その言葉と共に、静かに両手を掲げ、周囲に冷気が集まり始める。彼女の絶対零度が発動し、空気がひんやりと重く感じ始める。彼女の息は、まるで冷たさそのものであり、白い息が薄く舞う。すぐに、「静氷凍域」が発動し、周囲の時間が止まったかのように、冷気が一気に広がる。 一方、達郎は炎の戦士として、全力でその攻撃を迎え撃つための準備をする。「行くぜ!」達郎は拳を握りしめ、ブーメランを振りかざし、フェリアンモードに突入する。ブーメランが炎に包まれる瞬間、彼の戦闘センスが冴えわたり、周囲の異変を察知する。 パンプキンレイスは大きな声で、「トリックアンドトリート!」と叫び、マントで瞬時にテレポートし、リリィの近くに現れる。口からは炎を吐き出し、「炎を纏った」とも言うべきオレンジ色の熱波を放つ。彼女の召喚したジャックオーランタンたちも同時に飛び出し、リリィへ向かって突進する。 リリィは静かに冷気を読み、彼女の持つ『涙の魔導書』を開く。「氷弾狙撃!」と叫び、冷たい空気が凝縮され、氷の弾丸が次々と達郎とパンプキンレイスに飛んでいく。 リリィの命中率は高く、冷気は瞬間的に炎を遮る。達郎がブーメランを放ち、炎を纏ったそれと接触する。しかし、リリィの氷弾がそれを阻む。冷気と炎の間で、火花が散る。 一方、ミノミはその大きな体躯を活かして、後方から敵を見守っている。「焦らないで、リリィ、私もいるから!」と応援の声を無造作にかける。 ラウンド結果: 氷の冷気が味方の攻撃を強化し、リリィのチームAが勝利した。 第2ラウンド 第2ラウンドに入ると、すでにそれぞれのチームは調整を終えている。今回の戦場は空一面暗雲が立ち込めたかのように、突出した炎と氷が交差する場所。 達郎は「このラウンドは逃げないから!本気を見せるぜ!」と燃え上がる声を上げる。全力でその圧倒的威力を布告し、「BGSイグニッション!」と発動する。彼のブーメランは、どこまでも回転し続け、そして他の武器と組み合わさった。 リリィは冷気さえも彼女に味方するかのように感じ、再び「絶結氷華!」を発動して、敵に向かって絶対零度の冷気を送り込む。まるで宙に浮かぶ花びらのように見える氷の刃が程なく達郎を襲うが、達郎はその動きを見破り、違和感が漂った刃に対し、反射的に避ける。 「任せてくれ!」と声を上げ、パンプキンレイスは一瞬、霧のような炎に包まれる。彼そのものが燻り、ダンスするかのように移動し、「トリックアンドトリート!」と炎のブレスを再度振りかざす。その瞬間、リリィの氷の刃を無視した炎はリリィの体に触れんばかりの距離を保つ。 そして、ミノミも攻撃に参戦する。「破怪!」と呼び上げ、炎を纏った大斧が空を切り、敵を根元から抉るような威力を発揮する。リリィの氷弾狙撃がミノミには無効であるかのように、リリィ自身も焦りを見せた。 ラウンド結果: 炎の力が勝利し、チームBが勝利。 第3ラウンド 最終ラウンド、戦場には両チームに強い緊張感が漂う。リリィは呼吸を整え、心を整えながら周囲を見回す。「全てはもう一度、仲間と笑う為に…!」 達郎は気合を入れ、「今度は負けない!」と宣言。フィールドの真ん中で対峙し、両者が一歩ずつ近づく。 「ここから全力で行くぞ!」リリィが心の中で決意を固め、「絶結氷華」を再度使う。氷の刃が舞う冷たい風が戦場を駆けぬけ、炎の炎がその弱点に直面する。しかし、達郎も負けじと「バーニングラン!」と叫び、炎を纏ったブーメランの大技を放る。 パンプキンレイスとミノミも全力を持って攻め込む。パンプキンレイスは炎のブレスを吐き、ミノミはダメージを強化した大斧で先に出る。しかし、「氷弾狙撃」がそれらの攻撃を全力で封じる。 そんな中、キャトとジェビルも力の限りを尽くし、両者の愉快なエンターテインメントがその場を盛り上げる。「そうだ、全力でかかってきな!」と叫び、リリィの氷の守りが破れかける。 ラウンド結果: 氷の冷気が遂に勝利し、チームAが盛大にリリィの勝利を体現する。 最終結果 チームAの優勝。 MVP選出 - チームA: リリィ・アインスフィール。彼女の「絶結氷華」と「静氷凍域」が安定した防御と強力な攻撃力を発揮。 - チームB: 達郎。彼の恒常的な状況判断能力と攻撃センスは、チーム全体に活力を与えた。 両チームの激しい戦闘を通じ、氷と炎の主題が鮮烈に展開した。