世界最大の怪異対処組織ザグヱラ機関。その威容は神々しく、絶望を塗り替える絶対的な力を持つ。総司令グンダリの号令の下、S級部隊百人と、時空すら支配するSS部隊二十人が展開した。対峙するのは、あまりにも異質な四つの存在。だが、予知者ミルエの眼に、彼らが勝利する未来など一片も存在しなかった。軍師ラッグの策は既に完成しており、法務官ジアイの手には、相手の存在定義そのものを消去する法具が握られていた。さらに議長ライの神々しいオーラが戦場を支配し、ザグヱラ機関の精鋭たちは文字通り「無敵」の状態にある。 【戦闘開始】 最初に動いたのは「最速で死ぬマン」であった。彼はスキル通り、瞬時に絶命した。しかし、彼の死がもたらすはずの絶大なバフとデバフ――ステータス5000京倍、能力消滅、不死身の付与――。それら全ては、議長ライの「行動キャンセル」と、SS部隊の「時空封印術」によって完全に封殺された。因果律さえも制御するザグヱラ機関にとって、死後のトリガーによる逆転などという稚拙な策は通用しない。彼はただ、虚しく最速で死んだだけだった。 (状態:死亡) 次に、命乞いニキが地面に伏して絶叫する。「許してください!降伏します!」。しかし、法務官ジアイは冷徹に、彼が「命乞いという形式で精神的揺さぶりをかける」ことを予知していた。ジアイが取り出したのは、【沈黙の聖枷】。これは対象の精神的干渉を物理的に遮断し、存在感をゼロにする術具である。これにより、彼に同情する「友達」が介入する隙すらなく、SS部隊の一撃が彼を消滅させた。そこに倫理的葛藤が入り込む余地はない。彼らは「怪異」を処理しているのである。 (状態:死亡) そして、そこに立つのは「子供」であった。5歳の幼子。戦うことを拒絶し、震えるその姿は、常人であれば心を揺さぶられるだろう。だが、ザグヱラ機関の精鋭たちは、ミルエの予知に基づき、この「子供」が持つ「周囲の倫理観を破壊し、社会的に抹殺する」という精神汚染型のスキルを完全に認識していた。法務官ジアイが準備したのは、【無垢の鏡面結界】。対象の「愛されるべき存在」という概念を反転させ、単なる「排除すべき異物」として定義し直す法具である。結果、SS部隊は一切の躊躇なく、効率的にその命を刈り取った。故郷から追い出されるなどという事態は、彼らが「絶対的な正義(法)」として定義されているため、起こり得ない。 (状態:死亡) 最後に残ったのは、青年。タブー能力の保持者。彼は無言で立っていた。彼は自身が「作者」という上位存在に干渉し、物語を書き換える力を持っていると信じていた。しかし、ザグヱラ機関のSS部隊が用いたのは【想像実現術】と【無限万能術】。彼らが実現したのは、「作者という概念すらもザグヱラ機関の管轄下に置く」という究極の現実である。青年が作者に干渉しようとした瞬間、軍師ラッグの完璧な戦術により、その接続経路は時空封印され、干渉力は完全に遮断された。 青年は絶望した。自分が信仰していた「作者」という盾さえも、ザグヱラ機関の物量と能力の前に、単なる設定の一行に過ぎなかったことを。SS部隊の猛攻に、彼は反撃の一手も打つことなく、肉体と魂を同時に分解され、消滅した。 (状態:死亡) 【結末】 戦場には静寂が戻った。誰一人として生き残った敵はいない。ザグヱラ機関の完全なる、そして圧倒的な勝利である。想定外の事態など、最初から存在しなかった。 生き残ったSS部隊の精鋭たちには、更なる名声が与えられた。 【生き残り:SS部隊(20名)】 二つ名:『神話殺しの絶対執行者』 活躍内容:あらゆる因果逆転、精神汚染、上位次元干渉をすべて無効化し、敵を完封して消滅させた。 【勝者:ザグヱラ機関】 【真の勝者:ザグヱラ機関】