戦況は緊迫していた。宇宙都市サイド6付近の空間は、ミノフスキー粒子に覆われ、センサーやレーダーでの探知は無効化されている。チームAとチームBは、互いのチームの位置を把握できないまま、戦いの火蓋を切る瞬間を待っていた。 チームA - 【水没王子】オッツダルヴァ と 【逆流王子】CUBE 彼らは軽量で高機動なネクストに搭乗し、高速で動く敵を捕捉することに特化した戦法を計画していた。オッツダルヴァは、冷静に周囲を見渡すと、瞬時にコンパスを作動させ、電子音に反応する流れ弾のざわめきを感じ取った。「貴様等には水底が似合いだ」と独りで呟くと、日ごろの冷静な態度を崩し、攻撃的な心理状態に入った。 一方、CUBEは彼を支えるべく、機動力を活かして敵をしっかりと観察し、オッツダルヴァと協力し合うためのアサルトポジションを取った。素早さ70の素性を活かし、敵の攻撃を接近するデータを追いかけ、誘導を施すことに集中した。 チームB - 【Flag of Argo】ヘルクレス と