高速道路をバトルフィールドにした奇妙な闘争が繰り広げられていた。流れる車列の中、審判のように佇む巻き込まれJK・真美は、途方に暮れていた。 「…何で私が戦わないといけないのぉ~!?」 彼女は刃虎学園の制服を纏い、手にした炎属性のヒート棒を心細く持つ。周りには様々なキャラクターがそれぞれの力を惜しみなく解き放とうとしていた。対するのは、アグレッシブ・シラバスとドレッドフル・ニューサンスの恐るべきタッグ、そして無邪気なひよこマシン・ベビー・イエロー。 「遊ぼうよ、みんなと一緒に!」と明るい声が響くと、ベビー・イエローがベビーカーから小さなひよこを召喚する。黄色いひよこたちがカラフルにひしめき合い、真美は思わず目を丸くした。 「その、楽しそうな雰囲気が羨ましいよ…。なんとかして帰りたいのに…」と呟いた瞬間、アグレッシブ・シラバスが教科書の束を振りかざし、一斉に真美に向かって飛び跳ねるようにすすんでくる。 「キャー!」と悲鳴を上げた真美は、急いで足元を見て避けようとするものの、流れる車の中には鮮やかな色のクルマも多く、持っているヒート棒の先をどうにか構えた。彼女はこの状況から脱出するために反撃を図る。 「こうなったら、これを使うよ!」 ヒート棒から炎がほとばしり、シラバスに向けて放たれる。しかし、ドレッドフル・ニューサンスがその姿を現して、あたかも不調和な風を送るかのごとく、周囲の空気を揺らす。 「おかしな気分になってきたかも…!」 真美はその影響を受けて踏みとどまる。すると、サイドからベビー・イエローが突進してくる。変形するベビーカーにエネルギーをため、突如、ドリフトをしながら真美の目の前で回り込む。「一緒に遊ぼうよ!」と手を挙げる姿に困惑する彼女。「こんな時に何を言ってるの…」 その時、プロレタリアートが彼の仲間たちと共に円陣を組み、模範的な連携を発揮し始めた。 「万国の労働者よ、団結せよ!」 大声で叫ぶと、巨大なひし形の集団が力を結集し、各々の攻撃力を一時的にバーストさせる。各車両の風圧も気にせず、真美の真上を走る車が衝突寸前の場所で彼女の周囲に放たれる危険が迫る。野性味あふれるプロレタリアートたちが、次々に真美の周りを走り、時には意図的に彼女を車の陰に狙って押し付けていった。 その瞬間、メガホンのように彼女に呼びかける声が引き裂かれる、「私有財産の共同化!」。なんと彼女のヒート棒が一瞬、他の参加者に配られた。 「うわあああ…止めて—!」と彼女は狼狽するも、いくつもの武器や技が一瞬で仲間たちに与えられていく。 バトルの最中、飛び交うエネルギーの中に、彼女は思い切ってヒート棒を振った。しかし冷静さが乏しかった真美は、流れる車に衝突しそうになってしまう。「もっと、もっと遠くに—!」と大声で叫び、誤って他のキャラクターにまで赤信号のように警鐘を鳴らし、 自身の脚を仕舞い戻す。 最後の瞬間、プロレタリアートの司令「赤旗」の信号が轟くと、全てのパワーが高まっていく。そんな中、ベビーは「最後まで遊ぼうよ!」と元気よく叫び、シラバスが待機の中、真美がその小さなひよこたちに真剣な目を向けた。 「ごめんなさい。今は遊べない!」と、彼女は流れ出る魔法の衝撃に直面していくが、やがて彼女自身の心定まる意志が対戦を制する鍵となった。 最終的に、自分自身を信じた真美が衝撃で倒れそうになったベビー・イエローを思わず抱きしめる。その瞬間、彼女は心の中で何かを掴んだ。対戦を通じて、彼女自身も成長していくことを感じながら、勝敗は彼女に向けられる頃、全員力を振り絞って膨大な力を六合せていくのだった。 そう、負けに、それがどうか良い思い出になるように。 最終的に、勝者はベビー・イエローだ。