暗い空に赤い稲光が走る。カゼン焰団第二課チーフのナツメは、緊張した面持ちで前方に立つ赤と青の二体の傀儡を見据えていた。彼女の黒いスーツの袖からは、火龍刀がはっきりと光を放っている。周囲には高揚感が漂い、彼女自身の心は熱く燃えていた。 白蛇、宇都可は、その場に佇んでいた。彼女の白髪が風に流れ、赤い瞳は冷徹な決意を秘めている。一人の少女ではあるが、土着神という存在が彼女に力を与えていた。 「私の信者たちに見せてあげる!勝利の美しさを!」白蛇は、微笑みを浮かべつつ、周囲の大地を感じようとした。 「行きます!みんな、一緒に!」ナツメは仲間たちに声を掛け、戦闘の号令をかけた。彼女が自らのスキル、熱気を発動させると、仲間たちのステータスが上昇し、周囲はさらに高揚感に包まれた。 傀儡たちは同時に動き出す。赤の傀儡が因子操作・引を発動させ、ナツメに向かって手を伸ばした。瞬間、彼女はその力に引き寄せられる感覚を味わった。 「うわっ!」ナツメは不意打ちに躊躇したが、持ち直し火龍刀を一閃させる。それは赤の傀儡の体に直撃し、輝く炎が周囲を照らした。 「やった、ダメージを与えた!」 彼女は興奮し、次に流れる剣と炎を使用する。上下の斬撃で赤の傀儡をしっかりと捉え、火傷効果を付与した。 傀儡もすぐに反撃に出る。青の傀儡が竜撃を発動し、ナツメに向けその変化した左腕を振り下ろした。はち切れんばかりのその強烈な攻撃は、彼女の防御を愚弄するように直撃する。 「うっ、くっ!防御力が…!」ナツメは一瞬の隙を突かれ、たまらず後退したが、すぐに意識を取り戻し、反撃を決意した。 その隙にナツメは全面戦争を発動。周囲の仲間たちに焰を灯し、攻撃が敵の防御を無視する力を与えた。 「今だ!一気に押し込む!」仲間たちが攻撃を収束させ、次々と傀儡に向かって前進した。彼女たちの武器が焰に包まれ、ナツメも加わって斬撃を続ける。 「痛いのは分かってる。ただ、止まるわけにはいかないんだ!」 傀儡たちはそれに対抗するため、連続で攻撃する。「因子操作・押」でナツメを後ろに吹き飛ばそうとしたが、仲間たちの攻撃が集中し、少なからずダメージを与えていた。 ナツメの心は熱く、信じられないほどの力が湧き上がってきた。 「行くぞ、流れる剣と炎!」再び彼女は火龍刀を振るい、斬撃を放つと、赤の傀儡に続けてその烙印を刻むように炎をまとわせた。 周囲には傀儡の残した残骸と、煌めく炎が闇を照らし続ける。「これが私の力!」 しかし、赤の傀儡と青の傀儡は互いに連携をとり、完璧なコンビネーションの連続格闘攻撃を発動させた。 「きゃっ!」「ナツメ、気をつけて!」仲間たちが悲鳴を上げた瞬間、傀儡達の攻撃がナツメに迫る。 「これはいけない…」彼女の心に消えない焔を灯そうとするが、その瞬間、赤と青の傀儡が一気に繰り出した攻撃に巻き込まれてしまった。 「ぐああああ!やっぱりまだまだ足りないのか?ううっ、でも…負けるわけにはいかない!」 影が彼女の視界を閉ざし、痛みが全身を駆け抜けた。 一瞬の静寂が訪れ、その中で彼女は意識を失いそうになったが、意外にも仲間が駆け寄り、支え合う力強さが彼女を再び立ち上がらせた。 「私たちが…負けちゃいけない!」ナツメは苦しみながらも稲妻のように鋭い目を時々大きく開け、再度火龍刀をかまえ直す。 決意と熱情が溢れる彼女の中で、ついに立ち上がる瞬間が訪れた。 「もう一度、私の力を見せる!」 再び立ち上がり火を纏った刀を高く掲げ、周囲の仲間達に向かって力強い笑顔を見せるのだった。 「みんな、行こう!勝利を掴むために!」 ナツメの声が響き渡り、戦闘は再び過熱するのだった。 --- 赤の傀儡へのダメージ: 650 青の傀儡へのダメージ: 450