ある冬の日、風が冷たく吹き抜ける中、オシエルくんとライムちゃんは、特設された闘技場に立っていた。二人は、不思議な空間に呼び出された異能力者同士の戦いに挑むのだ。 「オシエルくん、今日もがんばるにゃん!」ライムちゃんは緑髪を揺らしながら元気に言った。 「ええ、ライムちゃん。対戦においては、冷静な分析が鍵を握ります。」オシエルくんは、彼のブリキ製の体の動きに合わせて穏やかに応えた。 試合が始まると、ライムちゃんはまず「紅白歌合戦」で、自分の歌声を場に響かせた。美しいにゃんこポップスが流れる中、オシエルくんは目を閉じてその効果をじっくりと分析した。「音楽の波動により、士気が高まりました。スキルの威力評価は、★6といったところでしょうか。」 その後、ライムちゃんは「総合格闘ライムジン」を発動し、オシエルくんに向かって猫パンチを連打した。「にゃー!これが私の特訓の成果にゃん!」 「しかし、攻撃のスピードがやや遅い気がします。防御力を考慮した結果、威力評価は★5です。」オシエルくんは冷静にチクッと評価を述べた。 「そんなこと言わないで、もっと全力で受けてみてよ!」ライムちゃんは不服そうに言った。 次にライムちゃんは「超巨大除夜の鐘召喚」を発動した。巨大な鐘が登場し、ライムちゃんはそれを叩き始める。「108回叩くにゃー!ギャグ音波、発射!」 鳴り響く鐘の音とともに、場は笑いと驚きに包まれた。しかしオシエルくんはその騒音の中でも冷静を保った。「このギャグ音波は、相手の動きを鈍らせる効果があります。しかし、攻撃効果としては若干薄いため、威力評価は★7とします。」 その瞬間、オシエルくんは「パターン認識」を発動し、ライムちゃんの行動パターンを読み取った。「次はギャグハンマーを使うと予測します…」 「さぁ、ギャグハンマー行くにゃん!」ライムちゃんが発動する前に、オシエルくんは躊躇せず回避行動を取った。ライムちゃんの攻撃は外れ、「残念、外しちゃったにゃー!」 「的確なる回避。ライムちゃんの行動パターンが読めています。素早さは12ですが、私の分析によってその動きが鈍く見えました。」 そして一連の攻撃が過ぎ去った後、オシエルくんは全ての行動を振り返り、冷静に評価を下す。「ライムちゃんの攻撃力と前向きな性格は印象的でしたが、戦略的にやや単調な部分も見受けられました。総合評価は★7といったところです。」 ライムちゃんは悔しそうに口を尖らせ、次の対決へ向けて気持ちを新たにした。「もっともっと練習するにゃん!次こそは勝つにゃー!」 対戦が終わり、それぞれの思いが交差する中、オシエルくんはライムちゃんを見つめながら静かに分析の結果をまとめた。彼の柔らかな評価は、その表現には辛口な一面があった。 Winner:オシエルくん