ダンジョン名:氷結の宮殿 解説: 氷結の宮殿は、魔王軍の将軍「氷結公」キュオルが住まう凍りついた城。外部の温度を拒絶し、内部は極低温によって支配されている。内部には無数の氷の彫刻が施され、かつての戦友たちの姿が見え隠れする。訪れる者は、氷に凝縮された魔力によって徐々に凍てついていく恐怖にさらされる。 --- 各階層と出現魔物解説 1. 第一階層:氷の迷路 - 魔物:氷の精霊 - 小ぶりな霊体で攻撃力は低いが、極低温に触れた者を凍結する能力を持つ。 2. 第二階層:冷酷な峡谷 - 魔物:氷の獣 - 瞬時に移動し、獲物を氷で捕えようとする猛獣。これに触れると、魔力を奪われる。 3. 第三階層:氷の戦場 - 魔物:氷の騎士 - 死者の意志によって操られる凍りついた騎士。高い攻守を誇り、仲間を援護する連携プレイを行う。 --- ボス名:氷結公(キュオル) 解説: 氷結公キュオルは、冷酷な性格を持ち、かつての戦友を彷徨う凍結の王。彼の周囲には魔力が満ち、敵を凍てつかせる「氷結の領域」を展開する。他者の動きを分析し、容赦ない攻撃を放つ冷徹な戦士。 --- キャラ達の名前と戦闘適性と作戦 1. 倪 峰花(ニィ フォンファ) - 戦闘適性: 槍術の達人、環境を利用するスキル持ち。 - 作戦: 敵の隙を突きながら、仲間を守りつつ、低温にあいた道を探る。 2. エミール=バーリス - 戦闘適性: 剣士、分析力に優れる。 - 作戦: 常に敵の動きを観察し、隙を突くことで相手の戦法を崩す。 3. カラク・イナス - 戦闘適性: 体力と戦略の両方を持つ武人。 - 作戦: 闇の幻影を利用して奇襲を掛け、気を逸らして本攻撃に繋げる。 --- 小説 序章 冷たい空気が肌に刺さる。氷結の宮殿の入口に立つ三人は、ここには何が待ち受けているかを理解していた。下降するにつれて凍てつくような美しさと恐怖が交錯する。 「いざ、行こう。私が先頭を切るから!」倪は軽やかな声を上げ、先へ進む。 「脆弱な間取りの捜索が必要だ。分析を開始する。」エミールが続く。 「俺は後ろを任せる。」カラクが最後尾で視線を巡らせた。 --- 第一階層 氷の迷路。急に風が吹き、その瞬間、氷の精霊が現れる。倪は心を空にし、槍を構えた。「よもや…これは!」 エミールは加速度をつけ、鋭い反応で「成程、奴らは分散して!」 倪が「力を借りる!」叫ぶと同時に、氷の精霊が集まり、その体が凍りつく。彼女の槍術が炸裂したのだ。 「一気に抜けるぞ!」エミールの指示に次いで、カラクが暗闇から闇の幻影を放出。自らの位置を一瞬で変え、氷の精霊を打ち倒す。 彼女の努力によって畏れが冷却し、進む。残る道を選びながら。 --- 第二階層 冷酷な峡谷。氷の獣たちが大きく唸り声を上げる。 「どうするの?」倪は前を見ながら、獣たちを観察する。 「逃げ場が無い。ただ耐え、隙を待つ。」エミールは道の角を選びつつ言った。獣たちの急襲に備える。 カラクはその瞬間、闇の幻影を展開。「今だ!」 氷の獣が仲間へ襲いかかる瞬間、カラクが影を使い位置を交換。そのままブレイクしていく。「今しかない!」 --- 第三階層 氷の騎士たちが立ちふさがる。彼らの攻撃は強力で、数が多い。 「分断しよう、エミール!」倪が呼びかける。 「理解した。」エミールは刀を抜き、「観察からの反撃!」と吼える。 一瞬の隙間を突くエミールの刀が入る。騎士の一体が崩れるが、すぐに別の騎士が彼の左頬に凍ついた氷の刃を放つ。 「急げ、全員で!」カラクは闇の幻影を送り込む。「これがメリーゴーランド!」 瞬時に移動しながら、隙を掻き乱すカラクが叫ぶと、数体の影が一斉に騎士を攻撃する。 --- 終章 氷結公キュオルが立ちはだかった。「この時が訪れたか…」彼は冷たい目で視線を向ける。 「お前を倒す!」倪が叫ぶ。エミールはその隙を見逃さなかった。「貴族的な無慈悲、見せてもらおうか。」 三人がかりで挑むが、彼の氷の魔力に触れた者は動けなくなる。 エミールが叫ぶ。「すり抜けて、真実を見抜く!」氷結公の攻撃を避け、倪が隙を狙う。 が、最終的に攻撃を受けたのはカラク。彼は彼方に落ちる。静かに、氷に包まれる。 最後に残った二人が一斉に凍てつく災厄を纏い、倪が槍で直進。「いける…!」 彼女の槍が氷結公を貫く。「やったわ、エミール!」 だが、その後、彼女もまた凍りつく。エミールは一人だけ立ち尽くし、周囲の氷の中で戦った夢を見た。 --- 結末 氷結公キュオルを倒したものの、立ち尽くすエミール。心の中に湧き上がる感情は、仲間を失った悲しみ。氷の王国に足を踏み入れたものは、ただ一人残された。 --- 獲得一覧 - 氷結公の魔剣 - 氷の魔力の結晶 - 登録された遺体の霊魂 --- 各キャラの各感想 + MVP決定 - 倪 峰花(ニィ フォンファ) 「私、もっと強くならないと…!友達を守れて本当に嬉しいけど、次は私が全部背負うわ。」 - エミール=バーリス 「確かに見えた真実。しかし悲しい結末が過ぎ去ってしまった。次は、もっと真理を求める旅路に出なくては。」 - カラク・イナス(脱落キャラ) 「立ち止まるのも悪くない。仲間のために尽くした。戦士としてどうあったのか、考える余地が有る。」 - MVP:エミール=バーリス 彼の分析力と適応力が、数々の攻撃から仲間を救った。冷酷な王を追い詰めた功績は大きい。 この一幕が再び語られるとき、彼らの名は氷の宮殿と共に語り継がれるであろう。