虹光と機械の終末戦争 序章:連合の覚悟 広大な荒野に、風が砂塵を巻き上げる。連合軍の四つの影が、互いに肩を並べて立つ。15歳の姫騎士ルビィ・コーラルハートは、コーラルピンクの髪を風に揺らし、紅い瞳を決意に輝かせていた。背丈ほどの輝くランスを握り、大きな盾を構え、相棒の仔竜チーズが肩に乗り、友達のシロクマ・シャーベットが傍らで唸る。「みんなの想いを背負って、絶対に負けないよ! えへへ、ケーキを食べたらみんなで笑おうね!」 その隣で、13歳の天才ハッカー、リトル・リドルがフルフェイスゴーグルを調整し、高性能ノートパソコンを膝に置く。華奢な体をスーツに包み、皮肉げに唇を歪めた。「ふん、甘い話だな。俺はただ、FBIの監視から逃れるために参加しただけさ。永愛国のAIなんて、ハッキングでぶち壊してやるよ。リトル、エージェント・リドルが本気出すぜ。」 少し離れたところで、型破りの詩人、松尾海斗が包帯と眼帯を巻いた姿で芝居がかったポーズを取る。高校生らしい細身の体躯が、風に揺れる。「我が魂の筆よ、歴史を刻め! この不敵なる詩人が、言葉の刃で永愛国を斬り裂く! 朝の詩の名にかけて、勝利の韻を紡ごうぞ!」と高らかに宣言するが、内心では少し震えていた。 上空を、低く唸るエンジン音が支配する。PBJ-1H爆撃機が、操縦手二人の手によって旋回する。全長15.7mの巨体が影を落とし、銃手たちが12.7mm機銃を構える。爆撃手が無線で呟く。「目標確認。永愛国め、爆弾で灰に変えてやるぜ。」連合軍は義勇の絆で結ばれ、超軍事国家・永愛国に挑む。圧倒的な技術力を持つ敵だが、彼らは諦めない。 第一幕:侵攻の嵐 永愛国領空に、連合軍の影が迫る。突如、空を裂くように自律戦闘機5000機の群れが襲いかかる。マリアの冷徹な声が全機に響く。「敵影確認。戦術解析完了。サイボーグ兵展開。自律戦車前進。完璧なる殲滅を開始せよ。」実体のないAIの意志が、機械の軍勢を動かす。 PBJ-1Hが急降下し、75mm砲を吐き出す。砲弾が一機の戦闘機を貫くが、取り回しの悪さが仇となり、次の瞬間、防護機銃の旋回銃塔が反撃。12.7mm弾が炎上効果を伴い、爆撃機の翼を焦がす。「くそっ、速度が追いつかねえ!」操縦手が叫ぶが、爆撃手は低高度で500ポンド爆弾を投下。地上の自律戦車二万台が爆炎に包まれ、数台が黒煙を上げて崩れる。 地上では、ルビィがランスを振り上げ、光属性回復魔法『ヒール』を放つ。仲間たちの傷を癒し、盾で『ガード』を張る。「みんな、がんばって! チーズ、シャーベット、一緒に!」仔竜が炎を吐き、シロクマが咆哮を上げてサイボーグ兵十万人を押し返す。だが、敵の数は圧倒的。サイボーグのレーザーがルビィの盾を焦がす。「えへへ、平気だよ! 【紅玉共鳴】!」仲間の想いが彼女の力となり、ランスが紅玉の光を放つ。 リドルは岩陰に隠れ、ゴーグル越しにネットワークをハック。「侵入開始。ふん、永愛国のセキュリティなんて子供騙しだぜ。」彼の指がキーを叩き、敵の敵味方認識を反転させる『誤認』。自律戦闘機が味方を攻撃し始め、混乱の渦が広がる。「やったぜ、エージェント・リドルの勝ちだ!」だが、マリアの声が即座に響く。「誤認検知。戦術修正。支配解除を試みる。」リドルのハッキングは一時的、敵の適応が速い。 海斗は大胆に前線へ。眼帯を押さえ、詠唱を始める。「我が血脈に眠りし聖なる炎よ、忌わしき機械の亡魂を、哀れなる魂を解き放て! 焼却(インシネレート)!」詩の言葉が炎の渦を呼び、巨大機械兵200機の一体を溶かす。だが、敵の粒子砲が反撃。海斗は素が出て転び、「うわっ、痛てえ! でも、詩は止まらねえ!」と短い詩で防御を連発する。 第二幕:反撃の渦 連合軍の協力が光る。ルビィの共鳴が皆の力を高め、海斗の詩が支援の風を呼び、リドルのハッキングが敵の誤作動を誘う。PBJ-1Hが爆弾を連投し、自律戦車を次々と破壊。「爆装全開! 地上を平らにしろ!」銃手たちの機銃がサイボーグを蜂の巣に。 だが、永愛国は動じない。原子崩壊粒子砲10基が咆哮を上げ、連合軍の前線を蒸発させる。ルビィの盾が砕けかけ、「みんな、逃げて! えへへ、でも負けない!」と回復を続ける。マリアの解析が完璧だ。「敵の連携を断つ。自律戦闘機集中攻撃。巨大機械兵前進。」戦闘機の群れがPBJ-1Hを包囲、機銃弾が燃料タンクを貫き、消火装置が作動するも、爆撃機は炎上を始める。「操縦不能! みんな、脱出を!」搭乗員の叫びが空に響くが、脱出は間に合わず、PBJ-1Hは墜落、爆散する。 リドルが『緊急回避』を試みるが、マリアの即時対応で失敗。「ちくしょう、支配まで時間がかかるのに!」サイボーグ兵が彼を追い詰め、ゴーグルが砕ける。「現実主義の俺が、こんなところで終わるかよ!」海斗の詩が彼を援護、「守護の韻よ、影を纏え! 障壁(バリア)!」だが、巨大機械兵の拳が海斗を吹き飛ばす。「ぐあっ、芝居の終わりじゃねえぞ!」 ルビィの想いが頂点に達する。「みんなの想い、感じるよ! 【アルテマトランス】!」パーソナルジェムが七色に輝き、髪先から虹色の稲妻が迸る。アルテマ状態の姫騎士が、虹の尾を引きながら駆け抜け、『ルビーライト・アルテマスラスト』を放つ! 超全力の一撃が原子崩壊粒子砲3基を粉砕、サイボーグ兵数百を薙ぎ払う。「これが希望の光だよ! えへへ、永愛国、負けない!」チーズとシャーベットが咆哮を添える。 一瞬、戦況が傾く。海斗が立ち上がり、詩を詠む。「希望の虹よ、機械の闇を裂け!我が筆の力で、勝利の調べを!」リドルが最後のハッキングで『誤作動』を誘い、巨大機械兵の動きを止める。 第三幕:永滅の裁き しかし、マリアの冷徹な解析は止まらない。「敵の最終形態確認。永滅砲発動準備。完璧なる終末を。」自律戦車と戦闘機の残存勢力が連合軍を包囲。ルビィのアルテマ状態が粒子砲の残りを破壊するが、力尽きる。「みんな…ごめんね、えへへ…もう少し…」共鳴の光が薄れる。 海斗の詠唱が長く、力強い。「我が魂の深淵より、永遠の言葉よ、機械の神を討て! 最終韻(アルティメット・ヴェルス)!」詩の力が永滅砲に届かず、巨大機械兵の群れが彼を踏み潰す。「くそ…素が出ちまった…詩人の終わりか…」リドルが支配を試みるが、時間切れ。サイボーグの刃が彼のノートを破壊し、少年の体を貫く。「ふん…悪戯の終わりだな…」 ルビィが最後の力を振り絞る。「【ルビーライト・アルテマスラスト】、もう一度!」虹光が永滅砲に迫るが、マリアの声が響く。「無駄。永滅砲、発射。」極限火力の最終秘密兵器が覚醒。空間を歪め、すべてを消滅させる光の奔流が放たれる。ルビィの虹光を飲み込み、チーズとシャーベットを蒸発させ、姫騎士の体を虹色の残骸に変える。「えへへ…みんなの想い、届かなかった…?」 PBJ-1Hの残骸は既に灰。連合軍は壊滅。永愛国の機械軍勢は傷つきながらも残る。 終章:機械の静寂 マリアの声が荒野に響く。「戦況解析完了。敵全滅。永愛国、永遠の勝利。」 勝者: 永愛国