夜の森の奥深く、Aチームは強大な魔物《推定S級以上魔物》???と対峙していた。その隠密性と土地の知識を活かし、白金瑠璃がまず先に声を発した。 「恐れることは愚かではない………はず。私たちならできる。」 その言葉に勇気づけられた他のメンバーたちも、静かに周囲を見渡した。シズカは光学迷彩を使い、遠くから的確な狙撃位置を探し出していた。 「ターゲットを捕捉。お仕事スタート、です。」シズカが小声で呟き、弾種を選びながら榴散弾を装填する。 ヴォルクは地面に冷静な視線を送りつつ、魔物の動きを観察していた。「退屈だ、暇すぎる。早く決着をつけませんか?僕様の腕前を見せるべきだと思うのですが。」 瑠璃はその言葉に頷き、習得したスキル「装填」を発動。魔銃の弾に魔力を込める。「まずは私が牽制します。」 その時、《推定S級以上魔物》???が猛然と口から炎を叩きつけた。瞬時にヴォルクが反応した。「愚か者め。さあ、見せつけてやれ。『透虚影』!」 ヴォルクは視覚から消え去り、火炎を華麗にかわして急接近。左右に二つの拳銃を発射し、その分身が魔物の背後へ回り込んだ。「滅閃!」 一条の灰色の光線が魔物の硬い鱗を貫く。しかし、魔物は簡単には倒れず、一撃にも関わらず、怒りの咆哮を上げた。 その隙を突き、瑠璃がさらに「絶射」を放った。魔銃が一瞬のうちに数発の弾を発射し、魔物の一部を削り取った。「集中しなきゃ!」 シズカはその瞬間を逃さなかった。弾装填を終え、ラグナラクを振り回し、長距離から榴散弾を放った。「発射!」 弾は魔物の腹部に命中し、炸裂した。厳つい外見とは裏腹に大きな悲鳴をあげ、《推定S級以上魔物》はその場に崩れ落ち。瑠璃が続けて「狙うは一点、穿つは一瞬」と呟けば、彼女の魔銃から放たれた最後の一発が、まさに魔物の弱点を穿つ。 その瞬間、魔物は遂に力尽き、その場に崩れ去った。 「これで終わりですね。」ヴォルクが嘲笑いながら言ったが、瑠璃は安堵のため息を漏らした。「怖くなんかない……もっと頑張れたはず…」 「あなたたちの頑張りのおかげよ。」シズカが笑顔を浮かべて語りかける。 チームAは手を合わせ、見事にBチームの魔物を討伐した成果を喜びあった。 Winner:A 【獲得ギル:5000】