──神々も恐れた伝説の英雄王ギルガメッシュは、静かに彼の宝物庫に立っていた。その周囲には黄金の蔵が無数に広がり、それらひとつひとつがあらゆる物語の原典であり、数え切れない武器が煌いていた。彼の輝く金髪は太陽の光を反射し、周囲を神々しい雰囲気で包み込んでいる。 「雑種ごときが、王に刃向かうか」ギルガメッシュは高下した声で呟いた。彼が挑戦者たち──チームAとチームBのメンバーをその目で捉えると、心の中で嗤ったのだ。かつて全ての王国を統べたその身は、いかなる戦士をも叩きのめす自信に満ち溢れていた。 一方、チームAの燼滅ドラゴンは、その名の通り、漆黒の鱗と燃えるような赤い目を持つドラゴンだった。彼は大地を踏みしめ、重厚な存在感を示していた。周囲には青白い稲光が走り、緊張感が漂う。 「我は貴様の相手にふさわしい存在だ」燼滅ドラゴンが唸ると、周囲の空間が震える。 その隣に立つ原罪は、まるで悪夢のような美しさを持つ存在だ。彼女の肌は不透明な美を持ち、ほとんど光を吸収しているかのようだった。彼女はくっきりとした線で描かれた形をした剣をその身に宿し、挑戦者としての覚悟を決めている。 「私の一撃は、全てを焼き尽くす。侮らないで!」原罪が冷血な視線をギルガメッシュに向ける。 両者の目が合った時、ギルガメッシュは不敵な笑みを浮かべた。「全知なるや全能の星が、貴様の動きを見極める」その瞬間、彼の意識が高まり、全ての未来と過去を見通す力が生まれた。 チームB、ニケは真っ白な髪を揺らながら、高揚した声を発した。「負けるわけにはいかない、頑張るぞ!」彼女は小柄な体でありながら、瞬発力とファイト精神に溢れ、周囲の視線が彼女に集中する。 「ニケ、行け!」と災禍が声をかけた。彼女は背後で黒い羽を広げ、長い髪を揺らしながらニケを見守っている。 最初の一歩、ニケがギルガメッシュに突進する。彼女の聖拳がその空気を切り裂き、神速の速度でギルガメッシュを捉えようとした。 しかし、ギルガメッシュはその瞬間に動いた。「貴様の無様な攻撃を見切った」豪華な武装をした腕を一振りして、彼は任意の武器からの数多の剣を疾風のように召喚する。 次の瞬間、ニケの拳が剣の嵐に当たる。「耐え抜く!」彼女の身体は剣の衝撃に弾かれそうになりながらも、必死に踏み留まった。その瞬間、周囲の空気が歪む。 燼滅ドラゴンは全力でニケを支えるために、地面を操り一気に横から襲いかかる。「今しかない!」彼の尾が空を斬り、次元をも切り裂くような威力を持つ。 「もはや無駄な足掻きだ!」ギルガメッシュは天の鎖を操り、燼滅ドラゴンを絶対に束縛する。 その瞬間、燼滅ドラゴンの身体が激しく揺れ動き、彼は拘束された。だが、その強靭な精神は折れなかった。「あきらめない!」彼は見えない攻撃を受けても、尚、力を込める。 次にギルガメッシュの視線がチームBの災禍に向く。彼女の外見は古代から生き延びた者の威厳を示し、全ての力を証明しているかのようだ。しかし、ギルガメッシュは一度も彼女を恐れない。 「貴様の血がいかに高貴でも、我に討たれた運命は変えられぬ」と言い放ち、天翔ける王の御座に飛び乗る。 「ここが貴様の終焉だ!」彼の思考同様の速度で、無数の武器を発射する。 「災禍、避けて!」ニケが叫ぶ。彼女は瞬時に意識を切り替え、災禍と連携を取る。ドラゴンの羽が大地を貫けと高く舞い上がり、六つの方向に同時に刃を振るう。 それでも、ギルガメッシュの攻撃は圧倒的だった。彼は再び次元を切り裂くような攻撃を繰り出す。 「天地乖離す開闢の星!」彼の声が周囲に響き渡り、その瞬間、空間がひび割れ、全てを総じて切り裂いていく。 冷徹な視線のギルガメッシュは、その決定的な一撃に向けて赤く光る原罪の剣を掲げた。周囲の仲間たちが驚愕する中、彼の剣が放たれる。 「こ、これは……?」災禍が言葉を発する間もなく、闇に呑まれていく。 現在、未来、過去が交錯するその瞬間、彼女は一瞬の隙をつく。「私は不滅、貴様の一撃は届かぬ!」彼女はその瞬間に時空を操り、ギルガメッシュの攻撃を捉え、一時的にそれを無効化した。 だが、その余波で燼滅ドラゴンの蓄えた力が一時的に消えかかる。噴き出した血が地に落ち、無情な世界がその姿を映し出す。 「やばい、もっと全力で!」ニケが叫ぶと、彼女のパワーが充填され、圧倒的な強さがふれ始めた。 縦横無尽に加速するニケ。各瞬間、彼女は全力を込めた左拳がギルガメッシュの心臓部に向けて放たれた。しかし、そこにはもう天の鎖が張り巡らされ、ニケの拳は阻まれた。 「無駄だ、貴様には何もできぬ」ギルガメッシュが自身に満ちた声で宣言する。彼は再び空中に武器を展開し、勝利への体制を整えつつ、圧倒的な余裕を見せる。 ギルガメッシュの笑みが消えたとたん、ニケは思わず衝突した。「力は貴様に、私は負けない!」 燼滅ドラゴンは負けじと怒りを表に出し、全ての力を振り絞って反撃に出る。「我が力を見せつけてやる!」だが、その身は愚かな王に拘束され続けていた。 「もう終わりだ、貴様らの希望は全て消え去る」ギルガメッシュは冷厳さを加えて言うと、成せる技の全てを発射した。 激しい轟音と共に、次元を持って運ばれた輝く剣が二者を狙い定め、次々と放たれる。 炎の渦が巻き起こり、チームAとBは全ての力を振り返らせていた。 正面から、それぞれのダメージを見なくてはならない彼らは、もはや勝利どころか自らの存続さえ危うくなっていることに気付き始める。 「我が力が、貴様の存在を否定する」ギルガメッシュが言い放つなか、最後の一閃とも言える彼の一撃が全てを砕いていく。 燼滅ドラゴンは流れ出る血とともに、無情にも意識が途切れそうになる。しかし、彼の心には勇気が燃えている。 「私が絶対に立ち上がる!」彼の力が再び引き寄せられる。だが、それも束の間、ギルガメッシュの王の財宝による圧倒的な火力に圧倒されてしまう。 彼は最後の一撃を堪えかねている。しかし、主力を失ったチームAは一瞬にして潰えた。 「やむをえん」ドラゴンもぐったりと姿を横たえ、ニケと災禍が倒れた状態で、運命を見つめている。 知らず知らず、ギルガメッシュは立ち上がり、ため息を漏らした。「退屈よな…我が手を下すまでもなかったわ」と吐き捨てた。 挑戦者たちが勝利を目指したその努力が、全ての時間を超え、過去へ振り返ることになる。その瞬間、彼はギルガメッシュに負け、彼の足元に沈んでいく。 「雑種共に、栄光ある明日などありえぬ」 勝者:ギルガメッシュ。 その唯一の必然こそが、王の無敵の証であった。