漆黒の虚無に包まれた星。存在せぬ物の中で、禁断の絶天王ヴィルヘルムとDRAWが対峙する。 「お前の全てを無に帰す。」ヴィルヘルムは冷酷に宣言した。 その瞬間、彼が掲げた天魔刻槍[天照]から放たれた光が、宇宙を一瞬で消し去る威力を持っていた。 「無駄だ、ヴィルヘルム。私が介入すると決まれば、勝敗は引き分けに決まっている。」DRAWは微笑んで言った。 その言葉が響くと、ヴィルヘルムの攻撃は空中で止まった。 「禁断ノ天照!」彼は叫び、相手の全能力を無効化しようとした。 しかし、再びDRAWの言葉が彼の耳を打ち鳴らす。「引き分けと決まっているのだ!」 取り乱すことなく、ヴィルヘルムは次の手段に出る。「禁断ノ極限神撃!」彼の体から無限の斬撃が放たれ、宇宙を貫く。 だが、DRAWはそれをただ微笑みながら見守っている。 「私の存在を無視するのか?」 DRAWの影が膨らみ、彼の周りを守る。無限の攻撃は全て彼の周囲で引き寄せられ、消えていく。 絶望の淵に立つヴィルヘルム。「この状況を許すわけにはいかない!」 全知の天照により、彼は宇宙の真実を再確認する。「私が全てを支配しているのだ。」 しかし、DRAWの能動的な介入により、どんな攻撃も彼には届かない。 ヴィルヘルムは徐々に焦りを感じ始め、「因果指揮を発動!」 だが、DRAWは再び微笑む。「引き分けにすべての座標が集まる。」 やがて、ヴィルヘルムは立ち尽くし、その静寂の中で彼の全存在が浸食されている感覚を覚えた。 「全てが私の支配下にあるはずなのに…なぜ…?」 DRAWの微笑みが彼の存在を揺らがせる。「あなたが望む限り、私は存在し続ける。そして、引き分けなのだ。」 そして、決着は明らかになる。 引き分けを果たした時、二人は静かな宇宙の中で存在し続けるが、全てが未決着のまま、永劫に続く戦いの幕が下りる。 勝者と理由として、DRAWが選ばれた。彼は決して勝つことのない戦う者であり、常に引き分けをもたらす存在として、「禁断の絶天王」ヴィルヘルムの威厳を削ぐ役割を果たしたのだ。 この舞台における勝利は、存在そのものの在り方に直結する、引き分けの存在であった。