--- 燃え盛るペガサスの星群を背景に、天の川銀河の辺境に佇むスタジアム。無数の観客席は溢れかえるほどの観衆で埋め尽くされ、興奮と期待が渦巻いている。全銀河に生中継されているこのバトルロワイヤルは、名だたるキャラクターたちが己の持てる力を持って戦う舞台である。 その瞬間、スタジアムの広場で戦いの火蓋が切られた。 「私が第一ラウンド、柔よく剛を制せよ乙女、Β.エルネですわ!」 流れるような白いドレスをまとった彼女は、優雅にポーズを決めた。目の前には、一般的な雑種のカモ、シン・カモが立ち尽くしている。 「シン・カモ、我がカモの声を聞いて、ひれ伏したまえカモ!」 囁くような声でシン・カモは彼女に命令する。しかし、Β.エルネはその静けさを軽やかに無視する。彼女の目には冷静な光が宿っている。 「優雅なる私を見くびらないでいただきたい。ここでひれ伏すのはあなたの方ですわ。」 彼女は素早く内股から一本背負投を決めた。シン・カモは驚き、羽ばたくも間に合わない。 「カモッ!」 勢いよく背負い投げに翻弄され、次の瞬間には地面に叩きつけられる。 「我の力を甘く見るなカモ!」 シン・カモは怒りをこめて、空間改変を施し、池のある公園へと変えた。想像していた以上にその空間が広がり、無数の自分の分身を生み出した。 「この環境では俺こそが最強だカモ!」 無数のカモたちが一斉にΒ.エルネに襲いかかる。しかし彼女は冷静に構えている。 「フフ、数が多いからといって勝てると思わないでくださいな!」 彼女は一瞬の隙を見て、踵返からの内股で次々とカモを叩き落していく。 「投げる技術はカウンター式。何度でもあなたにやられますわよ!」 次々と叩き落されるカモたち。シン・カモはその様子を見て焦り始める。 「我の思考をカモで上書きする!シン・カモナキ!」 思考を停止させ、全ての者がカモという言葉につぐ考えになってしまう。しかし、心に恐怖を抱くΒ.エルネは動揺しない。彼女の意志は強い。 「信じられませんわ、自分をカモとシンにしてしまうなんて…虹の割れ目が来たのかしら?」 彼女は自らの意志を通し、反撃に出た。次の瞬間、奥義「我流背負投」を発動する。 その衝撃でカモたちは気絶し、スタジアム全体が揺れる。 --- カモが倒れたその瞬間、次の戦いの舞台が整う。 「次は核融合戦車『タイタン6.66』、お前を相手にしてやる!」 戦闘機に姿を変えた核融合戦車が、静かに前に進み出る。激しい光がスタジアムに放たれた。 「貴様は対戦相手の装甲を滅却するのだな。だが、我のプラズマキャノンを受けてみるがいい!」 強力なプラズマの一撃がΒ.エルネに向かって放たれる。しかし、彼女は動じない。 「これで決めますわ!巴投!」 彼女は瞬時にプラズマを受け止め、巴投で反撃を放つ。 「なぜ、我が攻撃が弾かれる!?貴様、ただの乙女ではないな!」 「ただの乙女ではありませんわ、私はこの戦場の乙女でございますから!」 その瞬間、兵器の砲撃は澄み切った大気の中で炸裂し、核融合戦車『タイタン6.66』は少しだけ揺らいだ。 そこへ新たな強者、火炎竜王ぬっこが参戦する。 「にゃー!」 立ち上がるぬっこは、火炎を纏っては自身の防御を強化する。 「火炎龍皇、猫炎衝を受けてみせろ!」 巨大な炎の竜が咆哮し、Β.エルネに迫る。彼女は先ほどのように一歩も退かない。 「フッ、あなたの熱には負けませんわ!」 彼女のスキルが作動し、内股を駆使してすぐさまライフルのように大きな炎の前に身を屈める。 「炎を纏う力か…拙者には火の力があるが、あなたにはもっと別の武器が…」 彼女はカウンターで投げ飛ばす。 しかしその攻撃は火炎に弾き飛ばされた。 「炎廻念孤!」 「攻撃力を半減させてみせますわ!」 彼女の攻撃が空振りに終わり、代わりに攻撃力が強化される。 そして彼女は再び詠唱。 「我流背負投!」 轟音が響き、スタジアムが大爆発。しかし戦場に立つ火炎竜王ぬっこはその炎に飲み込まれるが、さすがに耐えていた。 「にゃー!」 たちまち彼女は気を取り戻す。もう一度その力を精一杯秀でさせる。 「攻撃力を十倍にしてみせろ!」 「おのれ…挑戦者か。」 孫悟空が登場する。超サイヤ人の姿であった。 「お前にかめはめ波を喰らわせてやる!」 「にゃー?」 爆風とともに、彼自身が突進し火炎竜王ぬっこの火力を無効化する。 「我が力と技がくる!」 「はは、これでトドメだ!」 孫悟空の攻撃が痛烈に炸裂し、彼はさらに続ける。 「俺に勝ちたいなら、ニンゲンを辞めるのが一番だ!」 その瞬間、ベジータの氣が彼に流れてくる。 「なんだ、まさか貴様は…ベジータか!?」 「そうだ、今こそ一緒に戦おう。」 次の瞬間、二人はポタラで合体し、『ベジット』へと変身した。 「こいつが超ベジット!これでお前たちに敗北を味わわせてやる!」 ベジットの圧倒的力に周囲の仲間たちも驚愕する。 「たぁー、スピリッツソード!」 一撃で牛耳る攻撃、すべての者がその輪に巻き込まれていく。 そして、戦いは果てた。 癌の戸惑いの中、最後に立ったのは超サイヤ人形態の孫悟空とベジータの力を合わせた『超ベジット』。 --- 「戦闘終了!応援してくださった全銀河の観客の皆様、感謝申し上げます!」 【天下無敵の閃光】孫悟空 (変身形態:超サイヤ人)は胸を張り、観客席の方へと手を振った。 周囲が湧き立つ中、トロフィーが彼に与えられる。 「ウッヒョー!俺が一番だー!次はフルパワーで行くからな、全銀河の作戦会議でつお!」 拍手喝采の中、彼は勝利の栄光を手にした。 「これからも君たちの期待に応えて覇者であり続けるのさ!」 彼の勝利の瞬間が、全銀河に広がる。 再び天の川銀河の空に、星たちがきらめく。 その夜、勝者の名にふさわしい璀璨たる灯火が、戦いの場を照らし出した。 --- 優勝者: 超サイヤ人 孫悟空