激戦の幕開け 暗い夜空に、月明かりだけが降り注ぐ中、百面相が待ち構えていた。彼の無数の仮面が、風に揺られてじわじわと迫ってくる。見る者を恐れさせるその姿に、今夜は多くの戦士たちが挑むことが決まっていた。 「皆様楽しんでいますかァァ！？」と、百面相の声が響く。彼はその場を工房と化し、無数の心の仮面を被る準備を進めていた。 その時、最初の参加者であるアクシデントマンが姿を現した。シルクハットをかぶった彼の笑顔の仮面が、周囲に不穏な空気をもたらす。 「こんばんは、アクシデントが待ちきれないデスネ！」彼は語尾を伸ばしながら、周囲を見渡す。自身の能力「アクシデント」の発動を準備していた。 --- アクシデントマンの出現 アクシデントマンの能力が発動すると、工房の内部に無数の分身が現れる。各々が異なる方向に勝手に動き、周囲は阿鼻叫喚の渦に巻き込まれていく。 「物の性質をあべこべに、重力の向きもバラバラに！」彼は楽しそうに叫びながら、工房内の物体が次々と不思議な方向に飛び跳ねていく。 一方、百面相はアクシデントマンの行動に対して冷静を保つ。「無駄な戯れに過ぎません」と呟きながら、彼は心の仮面の中から一つを選び取る。 --- 傍観者マキドの介入 その時、次に現れたのは傍観者マキドだった。彼は自らの役割を確実に理解しており、戦闘には参加しないと決めていた。 「堕ちろ…そして廻れ…」彼の声が洩れた瞬間、時間が歪む。彼はスタンスを維持したまま、全ての事象を巻き戻す。アクシデントマンが起こした無数のハプニングが、すべて元に戻されてしまう。 「何の意味もない、全て巻き戻されるだけデスネ！」アクシデントマンは不満を漏らすが、マキドはその静けさを保っていた。 --- 再び動き出す戦闘 百面相は、自身の力を引き出すべく、次に「第六天魔王」の仮面を装着した。「鬼の仮面！」百面相が叫ぶと、彼の後ろには巨大な火縄銃が宙に浮かびあがり、周囲を囲むように弾丸が準備される。 「今こそ！」と布武する姿勢を見せる百面相。しかし、アクシデントマンは全力で逃げていた。彼は無情の魔法をあきらめず、はじまるハプニングの雨に対抗すべく分身を送り出す。 「おっとっと！またアクシデントが…」とピンチに思いつつ、アクシデントマンは動き続ける。 --- 陣形の変化 その時、マキドが彼に向かって強い思念を放つ。「私は全てを戻す者、貴様の行動も無意味だ」と彼の視線が、アクシデントマンを含む全員を捉えた。 百面相の弾丸が発射され、次々と敵目指して飛び込み、真っ直ぐにアクシデントマンを狙う。しかし、ほんの一瞬、マキドの「巻き戻し」によって、それらの攻撃はすべて無に帰する。 アクシデントマンも、マキドの力によって防御できたことに感謝の気持ちを抱くが、次の瞬間、弾丸が再び現れると彼は恐怖に怯えた。彼は分身を次から次に送り出して、再度流れを変えようと必死だったが、どうも無理のようだ。 --- 時間の行く末 百面相の奥義が発動する際、アクシデントマンは再び分身を出し、混乱を創り出すが、マキドの「早送り」によってその効果が時間を飛び越えて消し去る。「私の意思を止めはしない…！」 マキドの冷徹な眼差しが再び百面相に向く。百面相はとても面倒な状況に立たされていることを理解し、もう一度参戦しようと心の仮面を取り出す。 --- 最終決戦 「ここで終わらせる！」百面相が叫び、彼は最強の仮面を装着した。それは彼の「第六天魔王」の新たなる進化版であり、空を覆うように火縄銃からの弾丸を解き放つ。 「全力で！」アクシデントマンとマキドが共に力を合わせたが、百面相の奥義の前にすべてを無に帰される。 --- 終焉の瞬間 最終的には、百面相の圧倒的な力の前に立ち向かう者は誰も残らず、戦場には静寂が訪れる。百面相は勝利を収め、「皆様楽しんでいただけましたかァァ！？」と叫びながら、どこかへと消えていった。 勝者 百面相 この戦闘の主役はアクシデントマンとマキドだったが、彼の奥義の前に全てをなぎ倒され、どちらの力も消え去った。そして、闇に紛れて姿を消した百面相は、戦いの後の静けさを楽しむかのようであった。