舞台は広大な平原。風が優しく吹き抜け、空は雲一つない晴天。しかし、この地にいる二体のプレイヤーは、緊張感と熱気を帯びていた。 その一方、リュカオーン。とても大きな黒い狼の姿をしており、闇夜にこそその真価を発揮する生物。爪と牙には破壊属性を持ち、物質の崩壊を可能とする力を秘めている。特性として、マナで構成された体を持っているため、物理的な攻撃は全く効かない。リュカオーンは狡猾であり、獲物を狙う際の嗅覚は鋭く、その巨体にも似合わぬスピードで敵に迫る。さらに、彼は影の中に分身を潜ませ、その分身を利用して相手に飛びかかる戦法を得意とする。 対するは、ルギア。海を制するせんすいポケモンであり、エスパータイプとひこうタイプを併せ持つ。身長5.2m、体重216kgという巨体は、ただならぬ威圧感を放ち、特性「プレッシャー」で相手に苦痛を与え、魔力を削ぐ。ルギアはその強力な攻撃技で、天空からのエアロブラストやドラゴンダイブなどの強力な技を駆使し、空中での優れた機動力を発揮する。プレッシャーを与え、相手の魔力を減少させることができるのだ。 両者の説明が済んだところで、戦闘の火蓋が切られた。リュカオーンは朝露の染みこむ平原を駆け抜け、瞬時にルギアの背後に回り込む。真夜中の獲物を狙うかのようなその動きは、リュカオーンの狡猾さを物語っていた。 「グワォーーーン!」 リュカオーンの咆哮が平原に響き渡り、その瞬間、周囲の静寂が破られた。彼の通常の攻撃は、即死の技ということで、もしルギアにかかれば一瞬で勝負がつくことも考えられるが、ルギアも即座に対応した。 その巨体を空に向け、まるで風を切るように羽を広げると、ルギアは「エアスラッシュ」を放った。鋭い風がリュカオーンに向かって走り、叩きつける。リュカオーンは鬼のような速さで回避するが、その動き自体は端から見ればすさまじいものだった。 「クワァ!」 リュカオーンは流れるような動きで、ルギアに接近。咆哮とともに一気に飛びかかるため、その様子が宙を舞う影のように見えた。だがルギアはその動きを見逃さず、「ドラゴンダイブ」を放つ。 ひしめく空気を切り裂きながら、巨大なルギアが強烈な力で飛び込む。リュカオーンはその一撃をかわそうとするが、ルギアの圧倒的なスピードに追い詰められ、自身の爪で迎え撃とうと必死になる。 「ガシッ!」 ルギアの身体にリュカオーンの爪が触れる。そこで即死の一撃に繋がるのかと思われたが、ルギアは持ち前の特防を駆使し、その攻撃を耐え抜いた。 「このままではいられない…」 ルギアはすぐに後方に跳び、平原の中で少し距離を取った。やや厳しい表情だが、彼自身は冷静さを失っていない。リュカオーンは再び跳びかかろうとし、先ほどの攻撃を繰り返すべく力を貯めていた。しかし、ルギアはその瞬間的な攻撃に、さらに溜めた魔力を集中させ、「エアロブラスト」を発動する。 空高く羽を広げたまま、ルギアの身体中のエネルギーが集まり、巨大な光の柱が形成される。そのまま天に向け放たれる様は、まさに神々しい光景であった。 リュカオーンはその光景に驚くと同時に、全神経を集中させ、もう一度分身を創り出す。影から出た影のようなリュカオーンが、本体に連なって攻撃に参加する。 だが、この戦局で何を待つべきか分からないと感じたのは、分身の影響で本体も接近し、ルギアの方向へ進む。ルギアは分身に当たるべくエアロブラストを打つが、実際には本体に当たることはできず、分身は容易に撃ち落とされた。 その直後、リュカオーンは本体でルギアに猛突進。一気に距離を詰め、エアロブラストの光の効果が残る基地内で真っ向勝負を挑むが、ルギアは自らの特性を活かし、プレッシャーを再度駆使してリュカオーンの魔力を削る。 「グワオオオ!」 その響きが再び周囲に叩きつけられ、リュカオーンは耐え忍ぶように姿勢を低くする。しかし、攻撃は進む。ルギアはその場を飛び跳ね、次の瞬間には穏やかな一撃が待っていた。「げんしのちから」を選択し、自身の特性を強化して力を引き上げた。 リュカオーンは幻のように見える複製がまたひしめく彼を包囲し、その分身に取り囲まれるようになり、視認できない襲撃にも錯覚を見せられる。 だが、これに乗じてルギアはより高い空に跳び上がり、リュカオーンの注視を集めてから、もう一度エアスラッシュを放つ。リュカオーンは瞬時に反応し、影に潜り込み、攻撃をかわそうとしたが、今度は自身が分身の方に向かってしまう。 その瞬間、ルギアはリュカオーンの目を見て、トリックを見せる。それぞれの分身に向けて嵐の爆風が起き、潜んでいる身体からも攻撃され、リュカオーンは一瞬の隙ができた。 「グルルル…!」 残された分身たちも攻撃に向かうが、ルギアはそれを正確に狙い、動く空で周り続ける。その攻撃を受けたリュカオーンは、分身が次々と削られ、次に本体がどれだけ持つのか試される時間が迫っていた。 「クワァ!」 リュカオーンは再度、自身の全力を注ぐ時が来た。潜みきった彼は、月光が雲に遮られ、目視が不可能な空気の中で神秘的に潜む。リュカオーンの姿は完全に消え、次の攻撃が来ることを示唆していた。 ルギアは身をひきながらも、平原に合わせた身のこなしで待つ。やがて、リュカオーンの影響を受けたように強い気配が周囲に包まれ、リュカオーンはその時の咆哮を持って再注目を集めた。 「グワオオオーーン!!!」 全力の声が響き渡り、ルギアはその音に耳を傾けた。リュカオーンは姿を現し、一つの巨大な影が彼の身を包む。全力で突進し、「必殺技」を放つ瞬間、彼の前にある闇の力が増し、彼自身の血がボディを包み込む。 「グルアアアアラ!」 リュカオーンの咆哮は「破壊技」の一撃と化し、全力で目の前に迫り来る光景は、圧倒的な衝撃を生み出した。 しかしルギアもその攻撃に負けじと、飛び高く舞い上がり、再度強力な魔力を集めた。迫ってきたリュカオーンに思いっきり一撃、「エアロブラスト」を放つ。 二つの技が空中でぶつかり合う。破壊の光と空の矢が交じり合い、閃光となり二体の力を示す。赤と青の迫熱を帯びたエネルギーが炸裂し、平原に激しい風が吹き荒れる。 その圧倒的な力の中で、リュカオーンとルギアはそれぞれの道を進んだ。やがて両者の体が徐々に見えてきた。そしてついに、お互いが直撃する瞬間、そこにある運命の分かれ道が形成される。 強い力が生じ、周囲の地面は揺れ、弾ける空気。その瞬間、全てが静止したかのように感じられた。 そして、煙が晴れた後に目の前に現れたのは、ルギアの姿だった。彼は疲れ切ったものの、静かにその身体を立て直していた。 その頃、立ち上がれないリュカオーンが見えた。彼は最後の必死の一撃を報いられ、力が失われ、徐々に倒れ込んでしまった。 では、勝利したのはルギア。 彼の特性であるプレッシャーがリュカオーンに覇権をもたらし、激闘の末に生き残った。 --- 勝者: ルギア 決め手: リュカオーンの全力の攻撃を耐え抜き、最後のエアロブラストが致命的な一撃となった。 --- エピローグ: ルギアは戦闘の終結を迎えた後、その場に立ちつくす。彼の胸には熱い思いがこみ上げ、その都度自らを誇らしく思った。とはいえ、あの激闘の中にリュカオーンが自身の力量を存分に引き出し、相まみえたことを忘れはしなかった。 月光の雲が夜空を流れ、風吹く平原の中に静寂が戻った。闘志は残したまま、ルギアは次なる挑戦者を目指して、優雅に空へ舞い上がる。彼の背後には、倒れたリュカオーンが静かに眠っていた。 --- 【称号付与:ルギア:平原の勝者】