怪獣の王 vs 宇宙大怪獣 荒涼とした大地が広がる、古代の火山地帯。空は灰色の雲に覆われ、雷鳴が轟く中、二つの巨影が対峙していた。怪獣の王、ゴジラ。その身長125メートル、体長350メートル、体重20万トンの巨体は、岩肌のような灰色の皮膚に覆われ、背鰭は普段の黒い色を湛えていた。一方、対するは宇宙から来た破壊者、キングギドラ。全長465メートル、身長175メートル、体重35万トンの金鱗の体躯。三つの首がそれぞれの意志を宿し、巨大な翼が風を切り裂く音を立てていた。文明が生まれる前からの宿敵同士、互いに言葉を発することはなく、ただ咆哮だけが大地を震わせる。 戦いは一撃のみ。回避も防御もなく、全てを賭けた一撃を放つ。ゴジラの背鰭がゆっくりと輝き始め、黒から青白い光へ変わる。威嚇の合図だ。キングギドラの三つの首も、黄金の鱗を震わせ、翼を広げて嵐を呼び起こす。空気が歪み、風が渦を巻く中、二者は同時に動き出した。 ゴジラの巨体がわずかに後退し、強靭な後肢が大地を抉る。土煙が上がり、岩が砕ける音が響く。ゴジラは深く息を吸い込み、体内で蓄積された膨大な放射エネルギーを集中させる。胸部が膨張し、鱗の下で青い光が脈動する。背鰭の輝きが頂点に達し、ゴジラの口がゆっくりと開く。牙の間から熱気が漏れ、蒸気が噴き出す。次に、ゴジラの首が後ろへ反り、脊髄からエネルギーが喉へ奔流する。全身の筋肉が収縮し、尾が地面を叩いてバランスを取る。ついに、ゴジラの口から青白い放射熱線が迸る。光線は螺旋状に回転し、空気を焼き尽くしながら前進する。熱波が周囲の空気を沸騰させ、地面を溶岩のように焦がす。ゴジラの目は燃えるような輝きを放ち、この一撃に全ての威光を込めていた。 同時刻、キングギドラの三つの首がそれぞれの役割を果たす。中央の首が冷静に標的を捉え、黄金の瞳が鋭く細まる。右の首が荒々しく咆哮を上げ、気性の荒さを露わにし、左の首が好奇心に満ちた視線でゴジラの動きを追う。三つの口が一斉に開き、喉奥から黄色い引力光線が生成される。翼が大きく羽ばたき、嵐の風を操って光線を加速させる。中央の首が光線を束ね、右の首が威力を増幅し、左の首が軌道を微調整する。尾が鞭のようにしなり、体重を支える。放電の兆しが翼に走り、静電気が空気を帯電させる。ついに、三つの光線が融合し、トリプルトルネードが発射される。黄金のビームは竜巻のように渦巻き、引力の力で周囲の空気を引き裂きながらゴジラへ向かう。雷鳴のような轟音が響き、地面が震動する。キングギドラの翼が一閃し、光線にさらなる勢いを与える。 二つの一撃が激突する瞬間、大地が悲鳴を上げる。ゴジラの放射熱線がキングギドラのトリプルトルネードに直撃し、青白い光と黄金の渦が交錯する。衝撃波が爆発的に広がり、周囲の岩山を粉砕し、木々をなぎ倒す。熱線は光線の引力を押し返し、光線は熱を蒸発させて抵抗する。空気がプラズマ化し、雷光が四散。ゴジラの熱線が光線の中心を貫こうと青く輝きを増すが、トリプルトルネードの回転がそれをねじ曲げ、互いのエネルギーが相殺され合う。爆風が二者の体を揺らし、鱗が剥がれ、血が噴き出す。キングギドラの三つの首が苦痛に歪み、ゴジラの背鰭の光が揺らぐ。激突点で新たな太陽が生まれたかのように光が爆発し、衝撃が大地を割り、溶岩が噴出する。耐え難い熱と引力が互いを蝕み、ついに均衡が崩れる。放射熱線の純粋な破壊力がトリプルトルネードの複雑な渦を焼き切り、光線が散華する。 キングギドラの巨体が後退し、三つの首が力なく垂れ下がる。翼が折れ曲がり、金鱗が黒く焦げる。宇宙怪獣は咆哮を上げようとするが、声にならず、ゆっくりと地面に崩れ落ちる。気絶したキングギドラの体は動かず、嵐が静まる。ゴジラは勝利の咆哮を上げ、背鰭の光がゆっくりと消える。怪獣の王は傷つきながらも立ち続ける。 勝者: ゴジラ