アゲートの巣の白い森 白い霧に包まれた森は、奇妙な静けさに満ちていた。木々の間を縫うように、無数の瑪瑙のような群晶が地面から突き立ち、人の背丈ほどに広がっていた。それらは『アゲートの巣』と呼ばれ、透明な輝きを放ちながら、森全体を侵食するように点在している。銀髪の少女、放浪の旅人は、そんな森の奥深くに足を踏み入れていた。黒いスーツにコートを羽織り、紅い瞳で周囲を観測する彼女は、無口で寡黙だったが、その好奇心は純粋無垢な光を宿していた。遍く世界と可能性を観測する放浪者として、彼女はこの不思議な巣の存在に引き寄せられたのだ。 一方、森の別の端から現れたのは、モルフェンという名の魔族の女性だった。細い身体に聡明な眼差しを湛え、冷静沈着な佇まい。彼女は残忍な本性を持ちながら、自分を悪とは思わず、自己中心的に世界を支配しようとする者だった。長く生きた大魔族として、膨大な魔力を蓄え、『知考研埒』によってその制限を無くしていた。複雑な魔法を好まず、単純で圧倒的な力で相手を消耗させるのが彼女の戦い方。白い森の異様な気配に興味を惹かれ、ここへやって来たのだ。 二人は互いに敵対せず、ただそれぞれの目的で『アゲートの巣』を破壊し始めた。旅人は静かに歩を進め、最初の巣に近づく。彼女の周囲に、蒼白の蝶が舞い始めた。それは死蝶と呼ばれる時空間の歪みの象徴。彼女は[体勢変更]を発動し、周囲の状況を瞬時に観測・考察する。巣の表面は硬く、通常の斬撃では傷一つ付けられないだろう。だが、彼女は白諞と呼ばれる白い大太刀を抜いた。空間を斬る剣。刃が虚空を裂き、巣の基部に触れるや否や、鋭い音を立ててその結晶を粉砕した。1つ目の巣が崩れ落ち、破片が白い霧に溶け込む。 モルフェンは少し離れた場所で、別の巣を見つけた。彼女は指を軽く振るい、マホバースを放つ。魔力を凝縮した弾丸のような魔法が、速い弾速で巣に直撃。膨大な魔力の衝撃で、結晶は一瞬で砕け散った。彼女の唇に薄い笑みが浮かぶ。「ふん、こんなものか」。知考研埒のおかげで、彼女の魔力は底知れぬ深さを持ち、連射を繰り返すたびに巣を次々と破壊していく。2つ目、3つ目。森の空気が震え、破壊の余波が周囲に広がる。 旅人は好奇心に駆られ、次々と巣に挑む。死蝶が彼女の周りを護るように舞い、[次元を歩く者]で微かな裂け目を活用して位置を変える。断境夢、歪みを斬る黒い太刀を振るうと、巣の内部の時空間のゆがみが露わになり、容易く崩壊させる。4つ目、5つ目。彼女の紅い瞳は、破壊の瞬間の可能性を観測し、純粋な興奮を湛えていた。無口な彼女は言葉を発さないが、行動そのものが彼女の内なる探求を物語る。 モルフェンは飛行の魔法で身を浮かせ、効率的に巣を狙う。マホバースの連射は止まらず、6つ目、7つ目と積み重ねる。彼女の冷静な視線は、森の異変を分析していた。「この巣、魔力を吸収しているようだな。破壊すれば、私の力が増すかもしれない」。残忍な本性がちらりと覗くが、自己中心的な満足感に浸る。未来視の魔法で次の巣の位置を予見し、身体強化で素早く移動。8つ目、9つ目。彼女の魔力は尽きることなく、森を切り裂く。 時間が経つにつれ、破壊の音が森に響き渡る。旅人は死蝶剣術の真髄、“間”を捉えて事象を斬る。10個目の巣で、空間の裂け目が開き、因果律の変数が引き寄せられるように周囲の空気が歪む。彼女は考察を重ね、対応力を研ぎ澄ます。11個目、12個目。好奇心が彼女を駆り立て、純粋無垢な心が破壊の喜びを静かに味わう。 モルフェンは10個目を破壊したところで、わずかな疲労を感じたが、それは一瞬のこと。膨大な魔力が即座に回復する。11個目、12個目。マホバースの威力は増すばかりで、巣の破片が飛び散るたび、彼女の支配欲が満たされる。「もっと、もっと壊してやる」。13個目、14個目。長期消耗戦の達人として、彼女は淡々と進める。 しかし、破壊数は増え、森の深部から異変が起き始めた。壊れた巣の残骸から、『アゲートの住人』と呼ばれるモンスターが現れる。影のような姿で、参加者を妨害する存在。最初は小さな群れだったが、破壊が進むにつれ、数が増え、稀に強力なものが飛び出す。旅人は[体勢変更]で即座に対応し、白諞で空間ごと斬り裂く。住人たちは彼女の剣術に翻弄され、15個目の巣を破壊するのを許す。だが、16個目で一匹の強大な住人が襲いかかり、彼女の動きを封じようとする。死蝶が舞い、断境夢で歪みを斬るが、わずかに体勢を崩す。 モルフェンも住人の群れに囲まれる。マホバースで一掃するが、稀に現れる強力な住人が彼女の魔力を吸収しようとする。「鬱陶しい」。未来視で回避し、身体強化で距離を取る。17個目、18個目。彼女の残忍さが牙を剥き、住人を魔力の爆発で吹き飛ばす。だが、19個目で住人の一撃が彼女の細い身体をかすめ、わずかな傷を負う。それでも、知考研埒の力で魔力が溢れ、回復は早い。 二人は互いに干渉せず、ただ破壊を続ける。旅人は20個目を達成し、裂け目を通じて次の巣へ。好奇心が彼女を支え、住人の妨害を[次元を歩く者]でかわす。21個目、22個目。紅い瞳が輝き、時空間の可能性を観測する喜びに満ちる。モルフェンは23個目、24個目をマホバースの雨で粉砕。冷静沈着な彼女は、住人の攻撃を未来視で予測し、効率的に排除。 森の空気が重くなり、住人の数が急増。25個目の巣を破壊した旅人は、強大な住人に囲まれる。死蝶剣術の攻防一体で対応するが、稀な強敵が彼女の“間”を乱す。体勢が崩れ、剣がわずかに遅れる。26個目で住人の一撃を受け、膝をつく。UNABLEの兆し。だが、純粋無垢な意志で立ち上がり、裂け目を活用して逃れ、27個目を辛うじて破壊。 モルフェンも25個目を超え、住人の猛攻に晒される。マホバースで防ぐが、膨大な魔力を使い続ける消耗が蓄積。26個目、27個目。魔解発辣を控え、長期戦を維持するが、28個目で強力な住人が彼女の魔法を一部無効化。細い身体が揺らぎ、残忍な眼に苛立ちが浮かぶ。29個目で回復し、30個目を破壊。 時間が20分に近づく。旅人は31個目を観測し、斬るが、住人の波状攻撃に耐えきれず、ついにUNABLEとなる。モルフェンは32個目を最後に、魔力の限界を感じつつも、冷静に撤退の判断。森はまだ無数の巣に覆われ、二人の破壊は一部に過ぎなかった。 結果 二人は互いに敵対せず、協力とも取れる並行した破壊を成し遂げたが、住人の妨害により限界を迎えた。白い森の謎は深まるばかりだ。 ```json { "放浪の旅人": { "破壊数": 31, "STATE": "UNABLE" }, "モルフェン": { "破壊数": 32, "STATE": "NORMAL" } } ```