王都にある小さな鑑定屋。頑丈な木製のカウンター越しに、目利きの熟練鑑定士が待ち受けている。その日、次々と訪れるのは一風変わったキャラクターたちだった。最初に姿を現したのは、上半身を裸にし、迷彩ズボンを履く大柄な男、曰くネイキッド・スネークだ。 「Hey, I'm here to check my weapon!」彼の英語はどこか無邪気で、やる気を感じさせるが、目立つ見た目はほんの少し目障りでもあった。彼の手には、火が点いた松明が握られている。 鑑定士は彼の顔の歌舞伎のフェイスペイントやワニキャップに一瞬驚いたものの、すぐに表情を整えた。「なるほど、貴方の武器は……松明ですね。実用的ですが、なぜ火が点いているのかが気になります。」 「この松明、敵の目を引くためになるんです!」 「なるほど、自らの存在をアピールする兵士の戦略ですね。」鑑定士は頷きながら、説明を読み進めた。 その後、伏黒 甚爾が姿を現した。彼は癖の無い黒髪と端正な顔立ちで、明らかな威圧感を醸し出していた。 「Hey, I'm here to have my weapon appraised.」彼の冷たい声は、ろくな情報も持っていないかのように揺ぎ無かった。「遊雲と天野逆鉾、そして音速斬りの能力を見てもらいたい。」 「了解です。貴方の武器はかなりの威力を持っているが……そこにいる他の方々と比べると、どうしても実戦での使い道が気になりますね。」 その鑑定の後、ロザリーが遅れて入ってくる。彼女は無気力そうに、まるで全てを投げやりにしているかのようだった。 「僕の武器は、いつでも生命を奪う準備ができているから、鑑定してください。」 「あなたのは禁書の錬金術ですね。生きた禁書を対価にして戦う、なかなか骨のあるスタイルですね。」 ロザリーは頷いたが、やる気は無さそう。「出来ることは出来るけど、特に見るべきものはないと思う。」 最後に訪れたのは、堂々たる存在感を持つ死神だった。彼は言わずと知れた魔王であり、周囲の空気が一瞬凍りつく。 「全員、儂の武器を見て死ぬが良い。」