ある日のこと、四方を取り囲む森の奥深くで、その日運命の対戦が行われることになった。集まった参加者は異なるバックグラウンドを持つ二人、まさおとずんだどんだ。それぞれの個性が戦闘にどう影響するのか、興味津々な村人たちが集まった。木々のざわめきと鳥のさえずりが静寂を破る中、対戦が始まった。 「さあ来い、巨漢! お前のような奴は闇に隠れた隙を突くしかない!」まさおが黒い忍びの衣をまといながら挑発した。顔には不敵な笑みを浮かべている。 「おまえのよく言うセリフより、めしを食うでごわす!!」ずんだどんは豪快に笑い、前に進み出た。しかし、まさおはそれを面白がりながら、地面の陰に隠れ、様子を窺った。 「隙を見せるなよ、ぜったいに!」まさおは心の中で叫び、影分身の術を使う準備をしていた。 その時、まさおは静かに黒い煙玉を取り出した。「クククッ、これでお前の視界を塞いでやる!」まさおが煙玉を投げると、黒い煙が周囲を包み込んだ。視界が完全に遮られ、ずんだどんは驚いて後ずさった。「うわっと! どこにおるでごわすか!」彼の声は不安を誘う。 「優位に立ったな、これで行ける!」まさおは笑みを浮かべながら影分身の術を発動した。姿がそっくりに無数のまさおの分身が周りに出現し、一斉にずんだどんに襲いかかる。「見せてやる!」 ずんだどんは立ち尽くし、周囲の状況を読み取ろうとした。しかし、まさおの分身たちが次々にずんだどんを斬りかかり、彼はついに目を剣に向けることとなった。それでも奥義の重さを感じ、ずんだどんは怒声をあげた。「しっかりしてもらわんと、めしが食えんでごわす!」 それでも、まさおの巧妙な動きに遅れを取ってしまう。間もなくして、ずんだどんは一発の衝撃を受け、後方に吹き飛ばされた。彼は地面に背をつけ、悪態をつきながら立ち上がる。「このまま負けるわけにはいかんでごわす!」 「逃げるなよ、勝ちを狙ってこそ男だろう!」まさおは自信満々に、なおも突撃してくる。しかし、ずんだどんは痛みをこらえ、しゃもじを構えた。視界が戻り始めたところで、彼は一瞬のスキを見つけた。「よこすでごわす!!」 瞬時に、まさおが投げた煙玉の残りかすを掴み取ってしまった!それに気がついたまさおは、体をひねってよけようとしたが、すでに冷蔵庫の中身をおかずにしている彼の眼前にいた。 「かかったな!」とまさおが反撃を狙ったが、一瞬の油断が致命的な隙を生んだ。ずんだどんは一気に突進し、怪力でまさおを呑み込んでしまった。「お前の負けでごわす!!」 劣勢に立たざるを得なかったまさお、致命的な一撃を受けた。彼は「うわあぁ、めしを食うでごわす!」との声もが、ずんだどんの巨体の中で消えて行った。 勝敗の決め手は、その瞬間であった。まさおの計算高さとずんだどんの豪快さが、まさか逆転の一撃につながるとは、誰も予想がつかなかった。こうして森の中の静寂が、勝者の吠え声に満たされていった。 Winner:ずんだどん