高速道路のアスファルトが太陽の光を浴び、車両が行き交う中、対戦の開始が告げられた。 泥酔おじさんは、街の真ん中で大の字になって寝ている。彼の周囲を避けるようにして車が走行するが、それはまるで彼が見えないかのようだった。その横を通り過ぎる車の音に、泥酔おじさんは全く気が付かないでいた。彼はただ、酔い覚ましの夢の中で漂っている。 「おじさん危ねーぞ!大丈夫か?!」 赤い犬型自動二輪、赤シウンが高速道路を全開で走行していた。彼はおじさんの姿を見て、急ブレーキをかける。「うおっ!何してんだ、このオッサン!」 赤シウンは、自分の迅速な判断でおじさんを避けるものの、周囲の車がどんどんその衝突の可能性を高めていく。正面から近づいてくるトラックが、おじさんを轢きそうな状態だった。 「おい!おじさん!危ねえぞ!」声を振り絞る赤シウン。だが泥酔おじさんは相変わらず意識をないまま、ただ寝続けている。「くそっ、仕方ねぇ、オレが加速するか!」赤シウンはアクセルを踏み込むと、瞬間的に400km/hの速度を出した。彼はトラックの前に飛び込むようにして、煙を巻き上げながらおじさんの目の前で急回転した。 トラックの運転手は驚き、急ブレーキをかける。 「やれやれ、助かったぜ…」 その瞬間、後方から凄まじい音が響いた。核融合戦車『タイタン6.66』が前に出て、赤シウンの前に立ち塞がった。彼は周囲の車を全く気にせず、圧倒的な存在感で位置を占めていた。 「プラズマキャノン、発動!」 『タイタン6.66』の砲身が光り、一発のエネルギー弾が周囲の車を焼き尽くして、赤シウンの目の前に勢いよく飛び出す。「冗談じゃねぇ!」赤シウンは急いで回避する。しかし、そこに待ち構えていたのはNoliだった。彼は素早さを生かし、赤シウンの横をかすめるように通過する。 「ウォイド、行くぞ!」 Noliが赤シウンに突進し、地面に叩きつけると、赤シウンはやや防御が下がってしまった。その隙を逃さず、Noliは幻覚を生み出し、赤シウンの視界を奪う。「オレは強い主を求めているんだ!」 赤シウンはNoliの幻覚に困惑しながらも、全力で応戦する。「スピン!」後輪を使って攻撃を繰り出すが、Noliはヒラリとかわす。「もう一度突撃するぜ!」 赤シウンが突撃しようとした瞬間、タイタンのミサイルが飛び出して、赤シウンの背後をかすめていった。周囲の車が爆音に振動し、赤シウンも再び逃げるしかなかった。 「このままじゃ勝てねぇ、こいつは強い…!」 Noliは再度、幻覚を投げかけ、赤シウンをさらなる錯乱に陥れる。「俺には先へ進む力がある!」 そんな中、泥酔おじさんが目を覚ました。「あれ?なんだここは?なんで車が多いんじゃ?」彼は少しずつ立ち上がり、状況を理解し始めた。周囲の戦闘に気が付きながら、思わず大声をあげた。「なんやこの場所、酔っぱらいには辛いところやな!」 それを聞いたのはNoli。「幻覚を見ていないのは良いが、おじさん、ここは危険だ。」 オジさんは自分がいる場所を理解しないまま、ただフラフラと女神のような姿で歩いている。そして赤シウンは「おじさん!こっちへ!」と呼びかけるが、おじさんは彼を無視して、何かに夢中になっている様子だ。 戦闘は続くが、周囲の車に配慮した全員の攻撃は泡のように消えていく。さらなる高みを求めるNoliと、戦車の無敵さに思わず消耗する赤シウン。そして泥酔おじさんの存在が、すべての行動のカオスへと繋がっていた。 「オレはこの道を突き進むぜ!」赤シウンの決意が再び沸き、彼は恐れず敵に立ち向かう…。 最終的に泥酔おじさんが意識を回復することで、彼の存在が全ての勝敗に影響を与えることになる。どこかしらの衝突が避けられないと察知した周りのプレイヤーたちが一瞬の隙を突きあう青い炎を舞う。果たして、この戦闘の行方はどうなるのか。