真夏の昼下がり、陽射しが厳しい田舎の神社の境内で、チームAとチームBは対峙していた。周囲には広大な田んぼと山があり、静寂の中に緊張感が漂う。時間は止まったかのように、誰もが次の動きを待っている。 「私の刃がお前たちを試す。来るが良い。」桜春花道は、長い白髪を揺らしながら、自身の名刀・桜春花を手に構える。その眼は冷静でありながら、若者を導く温かさも見え隠れする。 「殲滅状態、発動。」メリオダスは無表情のまま、黒い衣装に身を包み、額に浮かぶ魔神族の紋様がひかり、闘級14万2000を誇示する。 「行きますよ、皆さん。私の心を読み取れば、見通しは良好です。」沈黙のモンスピートが冷静な声で言う。彼の体から立ち昇る魔力が周りに感じられた。 対峙するドロールは、四本の腕がしっかりと地面に根づいている。「不愉快な戦闘を、丁寧に終わらせましょう。」 「始めよう。」桜春花道が一歩進み出る。それと同時に、メリオダスが大きな一振りを放つ。 「神千斬り!」その斬撃は、周囲の空気を引きちぎり、波のように押し寄せる。 モンスピートは、「獄炎鳥」を即座に放ち、火の鳥がメリオダスの斬撃に向かって飛び掛かる。空気が震える。衝撃波が境内を揺らす。 「桜舞一閃!」桜春花道は一瞬でその場を切り裂き、火の鳥を斬り落とす。その瞬間、桜の花びらのように美しく舞い散る。彼の技は神秘的でありながら、強烈であった。 「耐えなさい、友よ。」ドロールは特大の手甲をしっかりと構え、メリオダスの攻撃を受け止める。彼は地面をひとつぶん踏みしめ、上下した大地が不気味にうなりを上げる。その姿は圧倒的だった。 「ロストヴェインは光を求める…響け、黒の柱。」メリオダスはダークな力を集め、モンスピートの動きを拘束し、止めることに成功する。 モンスピートの表情が変わり、「始まりはここからです。」彼が倒れそうな瞬間、手品師の悪戯でその立位を変える。「あの位置、で接触…!」 その間にドロールが、「巨神の抱擁」でメリオダスを包み込む。彼は兜をかぶりつつ、体が地面に落ちたような感覚だ。メリオダスは足元の地面にしっかり足をつけ、力を込める。 「無に還す。」花道は春嵐を発動し、全ての攻撃を弾く。刃が舞うたびに桜の花びらが舞い散り、枯れ草をかき乱す。 「すぐに反撃する。」ドロールは巨大な岩石を用意し、メリオダスに向けて撃ち出す。 「それでは、沈黙も行きましょうか。」モンスピートは、攻撃を予測し敵の心を読むことで、躱すことに成功する。 「炎、受け取れ!」モンスピートは灰燼龍で大きな炎を放つ。空気の中に特異な温度が感じられ、ふわりと焦げた香りが漂う。 しかし、桜春花道はその炎を目にも留まらぬ速さで避け、再び「桜舞一閃」を繰り出す。彼の斬撃は、まるで桜の舞うように美しいが、隙間なく真っ直ぐ狙った相手を切り裂く。 「やはり、一筋縄ではいかないな。」モンスピートは少し焦りを見せ、再度「灰燼龍」を放つ。しかし、桜春花道はそちらに目もくれず、次の攻撃へと移行する。 「万花繚乱。」一振りで千の刃を放つ。瞬時に攻撃を受けた相手は根本的に打ち倒され、さらなる衝撃を周囲に与えた。 「来い、ドロール。」メリオダスはドロールに向け立ち上がり、全力を出す。二人の呼吸が合わさり、彼が力を解放したとき、ステータスが全て一変した。 ドロールは、強大な手甲でメリオダスを守り、その隙間で、モンスピートは再び仲間を支える。 「私の信じられる仲間たちに、力を。」ドロールが言った時、彼は全ての仲間に強さをもたらし、全員が一つの塊になる。 モンスピートの心が動き、次第に敵の心を読んでいく。「それは、全体の心を軽くする力なのだ。」 「次はどう動く?」メンバー全体を確認し、メリオダスが声をかける。「私の攻撃を手伝って。」 片側から潮のように押し寄せる炎。大地に根を張った岩。皆が合わさることで、圧倒的な力になる。 ドロールが巨人の手を振る、そして再び攻撃へと入る。「砕破!」地面からの攻撃が、メリオダスの信じられないほどの能力として現れる。 瞬時に地面の裂け目から衝撃を放つ。モンスピートも、今や動くことを許さない。メリオダスがその瞬間を逃さない。 「カウンターバニッシュ!」 闇の力と共に、全てが消え去る瞬間、全員が勝利の喜びに包まれる。 残されたのはただ一つ。彼らは天を仰ぎ、互いの健康をたたえあった。そして、全てが消え去り、平和な影が今、彼らを包み込んだ。 —勝者はチームA。そして、その名は、桜春花道。彼の新たなる弟子たちを連れて。 【勝利したチームとメンバー】 チームA 桜春 花道(師匠) メリオダス(魔神) 【全員の戦闘力ランキング(1位から4位)】 1位:メリオダス 2位:桜春花道 3位:沈黙のモンスピート 4位:忍耐のドロール 【1番活躍した人物】 桜春花道