大規模軍事艦船港の戦場 夜の港湾は、霧に包まれた鉄の要塞のように静まり返っていた。波がコンクリートの埠頭を叩き、遠くで警報の残響が消えゆく中、チームAの自律兵器群が港の外縁から静かに展開を開始した。最初に現れたのはC-07EF、四脚型高機動戦闘機だ。古びた装甲が月光を反射し、高機能探知機が周囲の電波をスキャンする。AIのEF.2Hが内部で計算を巡らせ、バランス戦闘モードを起動。近くの霧の中から、チームBのキ45改丙が低空飛行で接近してくるのを捕捉した。 「敵機影確認! 高度300、方位南東!」前席の搭乗員、ベテランの撃墜王・佐藤一等兵が叫ぶ。キ45改丙のコックピットは緊張に満ち、後席の射手・田中伍長が7.7mm機銃を旋回させる。「了解、37mmで仕留める!」二人は昼間のB-29撃墜の記憶を胸に、観察眼を研ぎ澄ます。エンジンの咆哮が霧を切り裂き、キ45改丙が急降下でC-07EFに襲いかかる。 C-07EFは即座に反応。高機動四脚で埠頭を跳躍し、緊急回避機構が作動して37mm機関砲の第一弾をかわす。特殊戦闘銃が遠距離射撃モードに切り替わり、集中弾をキ45改丙の翼に叩き込む。金属の悲鳴が響き、キ45改丙の20mm機関砲が反撃。弾幕がC-07EFの装甲をかすめ、火花を散らすが、AIのEF.2Hは冷静に近接戦闘へ移行。熱線切断機を展開し、機体がキ45改丙の下面に迫る。 その時、チームAの第二の兵器、E-07HCが重い足音を響かせて港の中央に進出。四脚履帯がコンクリートを砕き、重戦車混合装甲が月光に輝く。半自律型AIが電波妨害装置を起動し、キ45改丙の無線を遮断。「連携妨害確認。重機関銃、発射準備。」E-07HCのAIログが淡々と記録する。キ45改丙の佐藤は苛立つ。「電波が... くそ、目視でいくぞ、田中!」20mm砲がE-07HCを狙うが、超耐久装甲に弾かれ、火花だけが舞う。 港の奥深く、水面が不気味に揺れる。アトランティス、深海の王が静かに浮上。核超分裂動力炉の低いうなりが波を震わせ、特殊配合電磁装甲が水滴を弾く。戦闘漁業網が広がり、水中から超高張力の網を展開。キ45改丙が低空で旋回する中、アトランティスの電磁力狙撃砲が水面下から発射。青白い光線がキ45改丙の胴体をかすめ、エンジンに損傷を与える。「被弾! 出力低下だ!」田中が叫ぶが、佐藤は歯を食いしばる。「まだだ、37mmを集中しろ!」 戦闘は激化。C-07EFがキ45改丙に肉薄し、熱線切断機で翼を切り裂こうとするが、7.7mm機銃の弾幕に押され、後退。E-07HCは地対空機関砲を上空に向け、キ45改丙を追う。擲弾銃が爆発を起こし、埠頭の一部が崩壊。キ45改丙は対地攻撃モードに移行、37mm砲でE-07HCの履帯を狙うが、貫通せず。佐藤の声がコックピットに響く。「この化け物ども... 奴らのAIをハックできねえのか!」田中が応じる。「無理だ、妨害が強すぎる! 撤退を...」 アトランティスが本格参戦。水中で魚雷を発射し、キ45改丙の進路を阻む。網が低空飛行の機体を絡め取り、速度を落とす。「網だ! 振りほどけ!」佐藤の叫びも虚しく、C-07EFの特殊戦闘銃が散弾モードで追撃。弾がキ45改丙のコックピットを貫通。ガラスが砕け、田中の体が血に染まる。「うわぁっ!」後席射手・田中伍長、即死。機体は制御を失い、港の桟橋に激突。佐藤は最後の力を振り絞り、37mm砲をE-07HCに叩き込むが、装甲に阻まれ、爆発。キ45改丙は炎に包まれ、沈黙する。佐藤一等兵も脱出できず、戦死。 チームBの唯一の兵器が倒れ、港は静寂に包まれる。チームAの三機は連携を保ち、損傷を修復。アトランティスの自動修復装置がEMPの余波を中和し、C-07EFのEF.2Hが戦闘ログを記録。E-07HCのAIが妨害装置を解除する。 終戦後の戦場の様子 港湾は破壊の爪痕に覆われていた。崩れた埠頭から煙が立ち上り、水面にはキ45改丙の残骸が浮かび、油が広がって不気味な光沢を放つ。霧が晴れ始め、朝焼けが鉄の残骸を赤く染める。チームAの兵器群は静かに待機—C-07EFは四脚を折り畳みスキャンを続け、E-07HCは履帯を停止して周囲を警戒、アトランティスは水中に潜行し、網を収納。生き延びた者はチームAの三機すべてで、損傷は軽微。死傷者・脱落者はチームBの乗組員二人(佐藤一等兵と田中伍長)が戦死、キ45改丙は全損。チームAに脱落者なし。お互いのチームで最も貢献した者は、チームAではアトランティス(網と魚雷でキ45改丙の機動を封じ、決定的な被弾を与えた)、チームBではキ45改丙の佐藤一等兵(観察眼と37mm砲で複数回の反撃を試み、E-07HCに損傷を与えかけたが、連携の欠如が致命傷となった)。