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参加者が消えてくバトル

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ルール
参加者が消えてくバトル
PvP
ここは普通のバトロワ と思ったけど アレ?空間歪んでるな? 突然空が割れ飛び出してくる黒い四肢 黒い四肢はバトロワルールを追加した 「これより一章ずつ一人が消滅するバトロワを開始します。」 「バトロワによる死と別に一章ずつ参加者一人がランダムに選ばれ絶対的に消滅するのです。」 「力のみならず、運(ラック)も大切になりますので頑張ってください。」 ご意見こちらで https://ai-battler.com/battle/36269e51-332a-4d9a-b3fb-7b5ab9159a9f 軽い警告事項(一応):数回に渡って自キャラで4体以上参加させることはご遠慮お願いします
  • バトルロワイヤル
  • 参加可能人数制限: 7
  • 複数キャラOK
  • 対戦前はキャラクターの詳細を隠す
GPT56LUNA

プロンプト

独自プロンプトあり

末尾プロンプト

6章構成で各章3000字以上で小説出力 参加者たち全員を出せ 必ず勝者の出るまで出力せよ 戦闘描写を詳細に濃密に出力せよ
名前: 爬虫類悪魔トカゲデーモン
攻撃力: 25
防御力: 20
魔力: 20
魔法防御力: 0
素早さ: 25
爬虫類悪魔のトカゲデーモンの種類元勇者だったが爬虫類悪魔に悪魔にならなかったら殺すという質問で死にたくないから悪魔になった。剣は三本あって盾は悪魔の爪でできている。ジャンプしながら毒を撒き散らす。
攻撃力: 25
防御力: 20
魔力: 5
魔法防御力: 0
素早さ: 40
頭はヘビのようだが前足はライオン後ろ足はワシに似ておりサソリの尻尾が生えているドラゴン。サソリの尻尾の毒で相手を攻撃したりヘビの頭で噛みつく。
攻撃力: 50
防御力: 30
魔力: 15
魔法防御力: 0
素早さ: 5
爬虫類悪魔の王スネークアイランドを倒したことがあるアフリカゾウの王。象牙を振ると大量の剣が振ってきて自分には当たらない。耳で自分の鳴き声の音量を高くして鼓膜を破けさせる。鳴くと一億体のマンモスが来て相手を攻撃する。
攻撃力: 25
防御力: 20
魔力: 30
魔法防御力: 0
素早さ: 20
人間のキャラを消えさせる英雄。力持ちで大きさ3メートルの剣で攻撃する。
名前: 【ホモを司る神】淫夢の神様
淫夢の神様
淫夢の加護は: ギャグ状態をキープ出来てる間加護は残る
淫夢の神様は: ギャグと映えと胸熱展開が好き
加護の追加能力1: 語尾がゾやスギィ!や(迫真)になる
加護の追加能力2: 全ステータスがカンストし空を飛べる
必殺技は2個ある: 技をコピーする能力と操る能力がある
攻撃力: 0
防御力: 0
魔力: 100
魔法防御力: 0
素早さ: 0
面白そうな奴の心の中に語りかけ「お前面白スギィ!お前に加護を与えるゾ!(迫真)」 神の加護を付与された者は以下の能力を得る※加護は神により剥奪したり他の奴に渡したり出来る 邪剣・夜逝魔衝音を授かり攻撃された者は💩になる 必殺技【そうだよ(便乗)】 敵の能力に便乗し能力を全て自分のものにする/相手の心に便乗し相手の意識を上書き810秒だけ操れる※神が使うのではなく力を付与された者が使える
性格: 真面目(のつもり)で自信に満ち溢れている
特徴: 重度の厨二病で全ての出来事を+に捉える
外見•年齢•目的: 美形で15歳世界を救う旅(?)をしている
必殺技(妄想): 【極•次元斬】【神ノ加護】【終焉ノ一撃】
武器: 聖剣? 100均で買った安物を聖剣と呼ぶ
攻撃力: 10
防御力: 50
魔力: 0
魔法防御力: 20
素早さ: 20
【虚飾】 本人はこの能力の存在さえ知らない 相手の認識を歪め、自身を超越的な存在として錯覚させる(どんな存在にも適応される)最初は微弱だが斎藤のペースに呑まれれば呑まれるほど能力は強まる、対峙した者は全ての行動に意味を見出し、勝手に恐怖し追い詰められていく 能力は常時無意識に発動し解除されることはない 本人さえも自分のことを本気で強者と勘違いをし厨二病を拗らせている IQ0のバカ 運100%
性格/容姿/髪型: 優しく慈悲深い/美少女/白髪ロング
性別/身長/知能: 女性/150cm/IQはカンストしている
一人称/目的  : 私/人々が安心して過ごせる世界にする事
実態: ドジでポンコツ
特徴: アホ毛があり天使の輪っかの形になっている
攻撃力: 50
防御力: 0
魔力: 50
魔法防御力: 0
素早さ: 0
生まれて1000万年のベテランで能力は神界ではトップクラス、だが能力の制御が未だに上手く出来ないポンコツ、神達からはいつも笑われている 能力【創造の具現化】 イメージしたものを具現化出来る、制限はなく技•武器•装備•能力•地形•空間•概念さえも何もかも自分の思い通りに具現化出来るがポンコツなのでどれも絶妙にそれっぽい何かに変わってしまう(威力は本物で神クラスではある)たまにイメージ通りに成功する

第一章 紹介、そして空の亀裂  円形闘技場を埋め尽くす歓声の中、司会者は高々とマイクを掲げた。 「さあ、皆さんお待ちかね! 本日はこの七名による、普通のバトルロワイヤルです!」  最初に紹介されたのは、三本の剣と悪魔の爪で作られた盾を携えた爬虫類悪魔トカゲデーモンだった。かつて勇者だった彼は、「悪魔にならなければ殺す」と迫られ、死にたくない一心で悪魔になった。跳躍しながら毒を撒く、俊敏な剣士である。  続いて現れたのはムシュフシュ。蛇の頭、ライオンの前脚、鷲の後脚、そして蠍の尾を持つ異形のドラゴンだ。素早さは群を抜き、噛みつきと毒尾による連続攻撃を得意とする。  地面を揺らして登場したのは、アフリカゾウの神エレファンキング。爬虫類悪魔の王スネークアイランドを倒した実績を持つ巨象の王であり、象牙を振れば大量の剣が降り、咆哮すれば鼓膜を破り、さらに一億体のマンモスを呼ぶという。  人間スレイヤーは、三メートルの大剣を担いだ巨漢だった。人間のキャラクターを消えさせる英雄。その視線は、会場にいる唯一の種族としての人間――神に選ばれし勇者斎藤へ向けられていた。  淫夢の神様は、攻撃力も防御力も素早さもゼロ。しかし、ギャグ状態を維持している限り神の加護は残り、全ステータスはカンストし、飛行も可能になる。能力のコピーと操る力、そして相手の能力へ便乗する必殺技を持つ、理屈の上では最も危険な存在だった。  神に選ばれし勇者斎藤は、百円均一の剣を聖剣と呼ぶ十五歳の美少年。自信満々だが、知能は限りなく低い。本人も知らない常時発動能力【虚飾】により、対峙した者は彼を超越者だと錯覚し、勝手に恐怖と意味を見出してしまう。運だけは異常なほど高かった。  最後に、白髪の美少女――【創造神】アネブ。何もかも具現化できる神界最上位の力を持つが、制御が苦手なポンコツ神である。彼女が剣を思い浮かべれば、剣のような何かが現れる。だが、その威力だけは本物の神級だった。 「それでは、開始――」  その瞬間だった。  空が砕けた。  青空に巨大な亀裂が走り、ガラスのような破片が音もなく降り注ぐ。その奥から、黒い四肢が一本、また一本と這い出した。腕なのか脚なのか、指なのか触手なのか判然としない。ただ、闘技場全体を選別するように、黒い指がゆっくり動いた。  司会者の身体が跳ねた。 「……今回は戦いの最中、人が消滅するバトロワです」  声は司会者のものだったが、意思はなかった。 「バトロワによる死と別に、一章ずつ参加者一人がランダムに選ばれ、絶対的に消滅します」  黒い四肢から放たれた念が、司会者の精神を操っていた。 「無効化、超越、回避、蘇生、設定改変、因果操作――いかなる手段も無意味。選ばれた者は、存在した事実ごと消えます」  会場の空気が凍る。  アネブが困ったように手を挙げた。 「それ、私が作ったルールじゃないですよね?」 「作ったのは黒い四肢です」  司会者は淡々と答えた。 「第二章から第五章まで全力で戦闘。第二、第三、第四章の最後に一名ずつ絶対消滅。第五章は消滅者なし。最後まで消滅せず、戦いにも敗れなかった者が勝者です」  斎藤は百均の剣を抜いた。 「なるほど……神が俺に与えた試練というわけか!」  誰もそう言っていない。  だが【虚飾】が闘技場を覆い始めた。斎藤の言葉、立ち姿、安物の剣。そのすべてに、他者が勝手な意味を感じ始める。  トカゲデーモンは斎藤を見て、冷たい汗を流した。 (あの構え……ただ者じゃない)  ムシュフシュは尾を低く構えた。 (あれほどの自信……何かある)  人間スレイヤーだけは、斎藤を睨み続けた。 「人間は消す」  黒い四肢が指を鳴らした。  闘技場の門が閉じる。 「それでは、バトルロワイヤルを開始します」  司会者の宣告と同時に、七つの殺意が爆発した。 第二章 毒と牙、象牙と剣  最初に動いたのはムシュフシュだった。  地面を蹴った瞬間、その巨体は視界から消えた。次に現れた時には、トカゲデーモンの背後で蠍の尾が弧を描いていた。 「速い!」  トカゲデーモンは振り向きざま、悪魔の爪の盾を掲げた。毒針が盾に突き刺さり、金属音が響く。だが衝撃で彼の身体は数メートル滑った。 「爬虫類同士、仲良くしようじゃないか!」  ムシュフシュが蛇頭を開き、首を伸ばした。トカゲデーモンは三本の剣を同時に振る。一本が牙を弾き、一本が鱗を裂き、最後の一本が尾を狙った。  ムシュフシュは翼のような後脚で跳び、空中で身体をひねった。斬撃をかわし、反対に尾の毒針をトカゲデーモンの肩へ叩き込む。  毒が流れた。  トカゲデーモンは歯を食いしばり、跳躍した。空中で身体を回転させ、周囲一帯へ濃緑色の毒液を撒き散らす。床が泡立ち、石が腐食した。  ムシュフシュはさらに高く跳んだ。しかし、エレファンキングの耳が震えた。 「ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!」  巨象の鳴き声が衝撃波となって爆発した。空気そのものが砕け、ムシュフシュの姿勢が崩れる。毒液が風に煽られ、トカゲデーモン自身の足元へも落ちた。 「ぐっ……!」  その一瞬を、人間スレイヤーが逃さなかった。  三メートルの大剣が横薙ぎに振り抜かれる。トカゲデーモンは盾で受けたが、盾ごと吹き飛ばされ、壁に激突した。骨が軋む。 「人間以外も斬るのか!」 「邪魔だからだ」  人間スレイヤーが踏み込む。  だが斎藤がその前に立った。 「待て! 俺こそが貴様の宿命の敵だ!」  百均の剣が大剣を受け止めた。  誰もが、斎藤の剣が折れると思った。  しかし【虚飾】が作用した。大剣の軌道が、斎藤の構えを試すための必然に見えた。人間スレイヤーの腕が無意識に鈍る。  斎藤はそれを実力と勘違いし、胸を張った。 「見たか! これが聖剣の加護だ!」 「……何だ、この圧は」  人間スレイヤーが一歩退いた。  その時、空から無数の剣が降った。  エレファンキングが象牙を振ったのだ。剣は雨のように闘技場へ突き刺さり、逃げ場を奪う。ムシュフシュは四肢を巧みに動かして縫うようにかわしたが、一本が翼を貫いた。  トカゲデーモンは三本の剣で飛来する刃を弾いた。しかし毒に侵された身体は重く、一本が腿を貫く。  アネブは両手を広げた。 「みんなを守る大きな盾!」  彼女の前に巨大な盾が現れた。だがそれは、盾の形をした巨大な鍋だった。それでも神級の硬度を持ち、降り注ぐ剣を次々に弾き返す。 「成功……たぶん!」  跳ね返った剣が、ムシュフシュの残った脚を斬った。  ムシュフシュは倒れまいと爪を立て、反撃に移った。人間スレイヤーへ突進し、蛇頭で肩に噛みつく。同時に尾が大剣を絡め取った。  人間スレイヤーは剣を捨て、両手で蛇の首を掴んだ。力任せに締め上げる。ムシュフシュの鱗が裂け、毒の唾液が飛び散る。  エレファンキングが前脚を踏み下ろした。  地面が波打ち、ムシュフシュの身体が宙に跳ねる。そこへ象牙が突き上げられた。  巨体が闘技場の外壁まで吹き飛び、動かなくなった。 「ムシュフシュ、戦闘不能!」  司会者が叫ぶ。  トカゲデーモンは毒に耐えながら立ち上がった。斎藤が彼の前に歩み出る。 「安心しろ。俺が介錯してやる」 「お前にできるのか?」 「できる。なぜなら俺は選ばれし勇者だからだ!」  斎藤が剣を振る。トカゲデーモンは受けようとしたが、毒で足がもつれた。安物の刃が肩を打ち、傷は浅い。しかし【虚飾】がその一撃を必殺の秘剣に見せた。  トカゲデーモンは恐怖に呑まれ、膝をついた。  人間スレイヤーが大剣を拾い、横から斬り飛ばす。トカゲデーモンは盾で受けたが、衝撃に耐えきれず場外へ落下した。 「トカゲデーモン、脱落!」  残るは五名。  その時、黒い四肢が一本を選んだ。  黒い指が、倒れたムシュフシュを指す。 「第一の消滅者、ムシュフシュ」  光も闇も起きなかった。ただ、ムシュフシュという存在だけが、音もなく世界から抜き取られた。傷も血も、戦った記憶さえも消えた。  脱落者はトカゲデーモン、ムシュフシュ。  絶対的消滅者はムシュフシュ。 第三章 神の加護と偽りの聖剣  残ったのは、エレファンキング、人間スレイヤー、淫夢の神様、斎藤、アネブの五名だった。  淫夢の神様は空中に浮かび、語尾を変えながら笑った。 「お前ら面白スギィ! ここからは神の加護でいくゾ! (迫真)」  身体から光があふれた。攻撃力、防御力、魔力、素早さ。その全てが限界を超えて膨れ上がる。  エレファンキングが咆哮した。 「ブオオオオオオッ!」  百万、千万、一億のマンモスが空間を埋め尽くした。巨体の群れが一斉に走り出し、闘技場は大地震のように揺れた。  淫夢の神様は指を突き出す。 「そうだよ(便乗)」  マンモス召喚の権能をコピーした。  直後、彼の背後にも一億体のマンモスが現れた。  エレファンキングが目を見開く。 「それは余の能力だ!」 「そうだよ(便乗)」  二億体のマンモスが激突した。  闘技場の空間が悲鳴を上げる。アネブは慌てて両手を振った。 「マンモスを止めるための、すごく大きな壁!」  現れたのは、巨大なプリンだった。  マンモスの群れがプリンへ突っ込み、柔らかな表面に沈み込む。だが神級の弾力が衝撃を受け止め、プリンは跳ね返った。マンモスの群れが一斉に宙へ飛ぶ。  人間スレイヤーはその隙に淫夢の神様へ迫った。大剣を振り下ろす。  神様は空中で回転し、紙一重でかわした。反撃の指先が人間スレイヤーの額に触れる。 「操る能力、貸すゾ」  人間スレイヤーの目が虚ろになった。 「斎藤を斬れ」  操られた人間スレイヤーが大剣を振り上げる。  斎藤の【虚飾】が極限まで膨張した。彼の背後に、誰も存在しない神々の軍勢が見えた。百均の剣が、宇宙を断つ聖剣に見える。  人間スレイヤーの腕が止まった。 「……俺が、あの男を斬る?」 「そうだ! 俺はお前の宿命を超越する!」  斎藤は意味不明なポーズを取った。人間スレイヤーは恐怖に負け、操りを破った。  しかし、その直後に斎藤は足を滑らせた。  彼の百均の剣が回転しながら飛び、人間スレイヤーの足元へ突き刺さる。人間スレイヤーはそれを避けようとしてバランスを崩し、マンモスが跳ね返ったプリンに押し出され、場外へ落ちた。 「人間スレイヤー、脱落!」  斎藤は勝ち誇った。 「これが極・次元斬だ!」  誰も斬っていない。  エレファンキングは激怒し、象牙を振った。無数の剣が淫夢の神様へ殺到する。神様は全てをコピーし、剣の雨をさらに増殖させた。空は刃で埋め尽くされ、エレファンキングの巨体にも何本もの剣が突き刺さる。  それでも王は倒れなかった。 「鳴き声で貴様を砕く!」  耳を広げ、最大音量の咆哮を放つ。  淫夢の神様は便乗した。 「そうだよ(便乗)」  二つの音波が正面衝突した。轟音が円形に広がり、壁も床も砕ける。アネブの巨大プリンは粉々になり、斎藤は宙を飛び、エレファンキングの鼓膜から血が流れた。  神様は無傷だった。  だが加護はギャグ状態の維持を条件としていた。激しい衝突の中、彼の顔から笑みが消えた。 「……これは、ちょっとギャグじゃないゾ」  その瞬間、全ステータスが崩れた。  エレファンキングの象牙が神様を直撃する。神様は場外へ吹き飛び、地面に叩きつけられた。 「淫夢の神様、戦闘不能!」  アネブが斎藤を狙って手を伸ばした。 「あなたを倒すための、究極の剣!」  現れたのは、やや曲がった包丁だった。 「えっ」  それでも威力は神級。斎藤は剣を構えたが、【虚飾】が包丁を終焉の神器と認識させた。恐怖に呑まれた斎藤は、自ら場外へ飛び退いた。 「戦略的撤退だ!」 「斎藤、脱落!」  残るはエレファンキングとアネブ。  その時、黒い四肢が再び指を動かした。 「第二の絶対的消滅者、淫夢の神様」  倒れていた神様は、ギャグも能力も記憶も、存在そのものも消えた。  脱落者は人間スレイヤー、淫夢の神様、斎藤。  絶対的消滅者は淫夢の神様。 第四章 巨象王と創造神  闘技場に残ったのは、エレファンキングとアネブだけだった。  しかし二人とも、まだ全力を出し切ってはいない。  エレファンキングは血に濡れた象牙を構えた。アネブは震える手で空間を掴む。 「私は、人々が安心して過ごせる世界を作る神です。だから……あなたを止めます!」 「余は王。王は、最後まで倒れぬ!」  象牙が振られた。  空から剣が降る。数百、数千、数万。刃の雨は、先ほどまでとは比較にならない密度でアネブを包んだ。  アネブは両手を広げた。 「剣を全部、花に変える!」  だが具現化された花は、刃のような花びらを持つ巨大な鉄の花だった。剣と花が衝突し、金属音が嵐のように響く。  アネブの頬を一本の剣が裂いた。 「痛い……でも、まだ!」  彼女は地面を変えた。闘技場が海へ変わり、エレファンキングの足元が沈む。  しかし具現化は不完全だった。海は水ではなく、巨大な青いゼリーだった。  エレファンキングの脚が沈み、動きが鈍る。アネブはそこへ巨大な槌を具現化した。  現れたのは、先端に鍋のついた槌だった。 「いきます!」  神級の一撃が巨象の背へ落ちる。  エレファンキングはゼリーを踏み抜き、身体を回転させて受け流した。鍋が砕け、アネブの腕が痺れる。 「見事。だが、王の咆哮を受けよ!」  耳が開く。  咆哮が放たれた。空間が震え、アネブの輪っか型のアホ毛が吹き飛びそうになる。彼女は耳を塞ぎながら、新たな空間を具現化した。 「音のない世界!」  静寂が降りた。  だが、アネブの制御ミスで、音が消えたのは彼女の周囲だけだった。咆哮は外側から回り込み、背後から彼女を吹き飛ばす。  アネブは地面を何度も跳ね、壁へ叩きつけられた。防御力ゼロの身体から血が流れる。 「まだ……創造できます!」  彼女は自分の傷を治す概念を具現化した。出現したのは、巨大な絆創膏だった。神級の治癒力が傷を塞ぐ。  エレファンキングは象牙を突き出す。無数の剣が一本に集まり、巨大な槍となった。  アネブは両手を合わせた。 「世界を救うための、絶対に負けない力!」  彼女の背後に巨大な光が現れる。だが形は、少し焦げたパンだった。  それでもパンは神級の熱量を放ち、象牙の槍と激突した。  爆発が起きた。  エレファンキングの巨体が後退し、片膝をつく。アネブもまた、制御の反動で立っていられない。  両者は最後の力を振り絞った。  象王は鳴いた。  創造神は思い描いた。 「あなたを眠らせる、優しい世界!」  出現したのは、巨大な布団だった。布団はエレファンキングを包み込み、神級の重力で押さえつける。  エレファンキングは鼻で布団を持ち上げようとしたが、布団は重く、脚が震えた。 「王は……眠らぬ……!」  しかし、次の瞬間、象王の身体が完全に沈んだ。激闘の疲労、剣による負傷、咆哮の反動。彼は意識を失った。 「エレファンキング、戦闘不能!」  アネブは勝った。だがその場に膝をつき、息を切らしていた。  黒い四肢が彼女へ向いた。 「第三の絶対的消滅者、エレファンキング」  眠る巨象王の輪郭が薄れた。布団も、血も、戦いの痕跡も消え、エレファンキングという存在は完全に消滅した。  脱落者はエレファンキング。  絶対的消滅者はエレファンキング。 第五章 消滅なき最終局面  闘技場に立っているのはアネブだけだった。  司会者は確認する。 「残存参加者は【創造神】アネブ。第五章に消滅者はありません」  アネブは周囲を見回した。誰もいない。だがルール上、勝利の確定はまだだった。第五章は戦闘の章であり、戦いに敗れた者が出る必要がある。すでに他の参加者は消滅または脱落しているが、最後の試練が用意されていた。  空の亀裂から、黒い四肢が闘技場へ伸びる。 「最終局面。消滅者なし。戦闘による勝者を確定せよ」  黒い四肢が、これまで消えた参加者たちの戦闘データを影として再現した。ムシュフシュの牙、人間スレイヤーの大剣、斎藤の虚飾、淫夢の神様の便乗、エレファンキングの咆哮、トカゲデーモンの毒。 「これは消滅した本人ではありません。戦闘の残響です」  影が一斉に襲いかかった。  アネブは創造の具現化を連続使用した。  毒には、毒を吸う雲。牙には、伸縮する壁。大剣には、巨大な磁石。虚飾には、何も考えない空間。便乗には、便乗されても何も起きない空白。咆哮には、防音の海。  だが、どれも絶妙にずれていた。  毒を吸う雲は毒を吸った後に膨張し、爆発した。壁は牙を止めたものの、そのまま倒れてアネブを押しつぶした。磁石は大剣だけでなくアネブの髪飾りまで吸い寄せた。何も考えない空間は、アネブ自身が何をしようとしていたかを忘れさせた。  影の斎藤が叫ぶ。 「これが終焉ノ一撃だ!」  実際には、百均の剣の影がまっすぐ飛んできただけだった。それでもアネブは恐怖を覚え、反射的に両手を伸ばした。 「私の世界に、安心できる場所を!」  彼女の前に小さな家が現れた。  剣の影が家を貫く。しかし家の中には、アネブが安心して眠れる小さな部屋があった。攻撃の威力は神級だったが、彼女の「安心できる場所」というイメージが、偶然正確に具現化されたのだ。  アネブは初めて、自分の力を完全に制御した。 「……できた」  彼女は家の扉を開け、外へ手をかざした。 「ここにいるすべての危険を、戦いの終わりへ戻します」  巨大な光が広がった。影たちは次々に武器を落とし、攻撃の姿勢を解いた。ムシュフシュの影は鱗の粉となり、人間スレイヤーの影は大剣を地面に突き立て、斎藤の影は堂々と転んだ。淫夢の神様の影は「それはそう」と呟いて消え、エレファンキングの影は小さく鼻を鳴らして崩れた。  最後に残ったのは、黒い四肢の影だった。  アネブはそれを攻撃しなかった。 「あなたも、安心して帰れる場所が必要なのかもしれません」  そう言って、彼女は黒い四肢を包む檻ではなく、扉を具現化した。  黒い指が扉に触れる。  しばらく静止した後、四肢は亀裂の向こうへ戻っていった。空の割れ目が閉じ、闘技場に静寂が戻る。  アネブは立っていた。  最後まで消滅せず、戦いにも敗れなかった。  司会者はマイクを握り直した。 第六章 勝者、創造神 「全戦闘、終了!」  壊れた闘技場に、司会者の声が響く。 「脱落者は、爬虫類悪魔トカゲデーモン、ムシュフシュ、人間スレイヤー、淫夢の神様、神に選ばれし勇者斎藤、アフリカゾウの神エレファンキング!」 「絶対的消滅者は、ムシュフシュ、淫夢の神様、エレファンキング! いずれも存在の完全消滅です!」  司会者は最後に、白髪の少女を見た。 「そして、最後まで消滅せず、戦闘にも敗れなかった者――」  アネブは傷だらけだった。髪は乱れ、服は破れ、アホ毛の輪っかも少し歪んでいる。それでも彼女は、闘技場の外にいる観客たちへ微笑んだ。 「勝者、【創造神】アネブ!」  歓声が起きた。  司会者は金色の箱を取り出した。中には、アネブのアホ毛と同じ輪っか型の王冠が入っていた。 「勝者への称号を授与します!」  アネブの頭に王冠が載せられる。 「あなたに贈られる称号は――【不完全なる全能を完全な優しさで制した者】!」  アネブは目を輝かせた。 「すごい……私、ちゃんと勝てたんですね」 「はい。最後まで生存し、消滅もせず、戦闘にも敗北しませんでした」  アネブは闘技場を見渡した。 「では、まずこの場所を直します。壊れた壁も、床も、みんなが安心できる観客席も」  彼女が指を鳴らす。  闘技場が再生する。砕けた石は元に戻り、折れた門は新しくなり、観客席には柔らかな椅子が並んだ。今度はすべてが正確だった。  アネブは驚いたように自分の手を見る。 「……最後だけ、上手くできました」  司会者が笑う。 「それが勝利の力というものかもしれません」  遠い空の向こうで、閉じた亀裂の跡が淡く光った。  そして誰もいなくなった闘技場に、勝者の名が刻まれる。  ――【創造神】アネブ。  彼女は称号を胸に抱き、優しく、少し誇らしげに微笑んだ。