ヴァリルとの死闘 広大な宇宙コロニーの廃墟に、轟音が響き渡った。無骨な機械の巨体、ヴァリルが静かに佇む。その姿は会話も感情もない、ただ戦うための存在だった。可変の装甲が鈍く光り、鉾形態と盾形態を切り替える準備を整えていた。 対峙するのは二人の参加者。リコネセンスは全高15mのMS機体で、八本の腕がビームサーベル四本を握りしめ、肩部のバルカン砲が回転を始める。サイコフレームが不可解な輝きを放ち、星を押し返すほどの力場を展開していた。一方、【冥令の守護神】ヒュプノスは女性的な婿入り衣装を纏い、銀髪をなびかせて静かに微笑む。彼女は魂を継ぎし者として、亡き魂の力を宿していた。 戦いが始まった。ヴァリルは即座に盾形態へ移行。トーチカのような堅牢な装甲が展開し、参加者程度の攻撃を微動だにせず受け止める構えを取る。リコネセンスが先制した。大型推進器が噴射し、高速飛行で接近。脚部からミサイル80発が一斉に放たれ、腕部展開溶断クローが熱とビームの刃を閃かせる。肩部のバルカン砲が弾幕を張り、ビームアサルトの二百㍉弾がヴァリルの盾に叩きつけられた。 ヴァリルは盾で全てを防ぐ。ミサイルの爆炎が装甲を焦がすが、構造はびくともしない。ヒュプノスは静かに手を掲げ、初期能力を発動。魂を継ぎし者の力でヴァリルの機械的な「魂」—そのコア—を覗き見る。彼女の周囲に冥府の影が渦巻き、命令の神の気配が漂う。「跪け」と囁くが、ヴァリルは無反応。機械ゆえの無情さが、精神攻撃を無効化していた。 リコネセンスのステータスは常時十倍。熱・ビーム・物理耐性装甲がヴァリルの反撃をしのぎ、ワイヤーを射出してヴァリルの脚を巻きつける。八本の腕がビームサーベルを振り下ろし、シールドファンネル6基がビーム砲を連射。ヴァリルは盾形態のまま耐え、【砲撃用意】を発動。内部でパワーを溜め始める。 ヴァリルが形態を切り替えた。盾から鉾形態へ。流線型の槍が高速で突進し、【穿撃】を放つ。リコネセンスの大型シールドがコロニーレーザーさえ弾く強度で防ぐが、貫通力に押され後退。ヒュプノスは機敏に回避し、憑依Ver.への移行を決意する。戦闘中盤、カタラ・パナギアを発動。あらゆる神の力を用い、メタレベルでヴァリルを分析。機械の弱点を洗い出し、憑依Ver.へ移行した。 ヒュプノスの身体が輝き、銀髪が闇に染まる。身体能力が大幅向上し、冥府の神の絶対服従と命令の神の完全支配を獲得。彼女の目がヴァリルを捉え、「停止せよ」と命じる。ヴァリルの動作が一瞬鈍る—機械のコアに魂の干渉が及んだのだ。リコネセンスはこれを好機にNT-Dを発動。一回り大きくなり、ステータスが150倍に跳ね上がる。負荷を負いつつ、ビームサーベル四本と足・腕のビーム刃でヴァリルを切り刻む。武装と装甲が回復し、負荷軽減OSがフル稼働。 ヴァリルは反撃。鉾形態で【殲滅砲】を放ち、巨大なレーザーが周囲を焼き払う。リコネセンスの耐性装甲が熱を防ぎ、シールドでビームを弾くが、NT-Dの負荷で機体が軋む。ヒュプノスは憑依Ver.の力でヴァリルの動きを支配。絶対服従の力で鉾の軌道を逸らし、完全支配で内部システムを乱す。 クライマックス。ヴァリルが秘密兵器、滅穿砲撃を発動。最後の防御後、強化された砲で突進を試みる。リコネセンスのワイヤーとクローがヴァリルを拘束し、ビームアサルトの溶解ビームが装甲を溶かす。ヒュプノスは奥義、オルコス・ギロティナを放つ。魂を刈り取り、ヴァリルのコアを絶対的な服従下に置く。機械の巨体が停止し、爆発。ヴァリルは倒れた。 廃墟に静寂が戻る。二人の参加者が勝利を収めた。 勝者{参加者}