《フェイズ1》 灰色の世界に突如として桜の花びらが舞い散る。これが「反転の墓標」と呼ばれる裏座標、そこには《墓守》ウェザエモンが佇んでいた。彼の姿は武士そのもので、太刀を腰に下げ、目は静かに前を見据えている。 一方、チームAから運命教枢機卿アルバ=ディルクルムがその場に現れた。彼の金髪が薄暗い空間の中で僅かに光を放ち、白いカソックの裾が風になびく。「冷静に行こう、運命の力がこの戦いには必要なのだ」と彼は語った。 戦闘が始まると、アルバの目の前に立つカブト武士スサノオが迫ってくる。スサノオは四本の腕にそれぞれ異なる刀を持ち、武士としての誇りを胸に秘めて戦う。「俺が空を舞い、斬り裂いてやる!」と叫び、空を飛び立つ。 すると、ウェザエモンが静かに動き出し、すでに戦闘は始まっている。彼の太刀が光を帯び、《断風》のスキルを発動する。瞬時に斬撃が放たれ、風の刃がスサノオに襲いかかった。しかし、彼も負けじと《煉獄》の刀を振るい、燃え盛る炎を巻き起こす。この火がウェザエモンの斬撃を消し去る。 その様子を見て、アルバは「運命は無慈悲。だが、我が聖剣は運命に抗う」と呟き、聖剣を抜き放った。 北風の中で、各々が技をぶつけ合い、凄まじい戦闘が繰り広げられる。ウェザエモンは静かに太刀を構え、冷静に相手の動きを見極める。一方、スサノオは四刀流の攻撃を続け、アルバへと目を向けた。「貴様もその剣で何ができる!」と挑発的に叫ぶ。 この闘争の熱気が高まる中、アルバは「我が力は神の力。今こそ証明する時だ」と言い放ち、クールに立ち向かう。攻撃が続く中で、彼は互いの技を学びながら、冷静に戦況を分析している。「これが私の力、そして運命を受け入れる者の特権だ」。 《フェイズ2》 フェイズが進むにつれ、《反転の墓標》の暗がりがその霊力を放ち始めた。ウェザエモンは自身のスキル《雷鍾》を発動し、太刀を大地に突き刺した。その瞬間、空が暗くなり、小さな雷の塊が次々と降り注ぎ、スサノオを襲う。しかし、スサノオは《吹雪》の刀を振りかざし、冷たい雪で雷を遮断した。「このままでは終わらせない!」と、彼の腕が再び動く。 さて、アルバは相手の行動を見極めながら、その一瞬の隙を握りしめる。彼の目は無表情ながらも決意がこもっている。「運命の神よ、この刃にその想いを託せ」と祈り、情報を蓄積していく。 その時、ウェザエモンが「流石だな、貴様らの運命は未だに生きている」と意外と挑戦的な言葉を放った。 彼の《入道雲》が発動し、巨大な手の形をした雲が現れ、前方を容赦なく薙ぎ払う。その圧倒的な力と藍色の雲が、スサノオを直撃する。だがスサノオは動じず、羽を広げた。「俺は四刀流の使い手だ!これで全てを切り裂いてやる!」と叫んで、雷の刀《雷光》でその前方に迫る雲を打ち破ろうと試みる。 一方、アルバはこれ見よがしに剣をかざし、「神の加護が我が背後にある」と語りかける。彼は自らの剣が光るのを見て、全ての技を適応させる準備を整えた。彼の心の中で運命の神が真実の道を示していると信じていた。 「来い」アルバは言い、勇気を持って前進する。「今、運命が動き出しているのだ」。 その混沌とした戦闘が進む中、ウェザエモンが「………一気に終わらせてみせる」と静かな台詞を呟き、戦闘の流れを一変させるような力を秘めていた。 《最終フェイズ》 戦闘が進行する中、場の空気が重くなり、すべての存在がその緊張感を察知する。最終フェイズの気配が漂う。《天鬼夜砲》の効果が出現間もなく、アルバはそれを察知した。 「天よ、運命の神よ!」と、彼は疾風のように叫ぶ。全員に即死させる咆哮が響き渡る。その音はまるで神の怒り、そして運命の叫びだった。「来い、すべてを受け入れろ!」と彼は全力を振るう。 だがウェザエモンは微動だにせず、ただ手を前に出した。彼は静かに呟く。「………我が決意は揺るがぬ」と。 鋭い光が場を覆い、全てが一瞬の中で温まる。降り注ぐ thunder 、不意に思い出された《晴天大政》。それは全てを断ち切る強烈な技だった。ウェザエモンは自らの手で、この力を解き放とうとしていた。“天が晴れる”という言葉が真の舞台を照らし出す時。 スサノオは最後の力を振り絞り、四刀流最終奥義「我武神成」を叫んだ。彼の姿が光り輝く武神になってゆく。彼の四つの刀が一つになり、全てを斬り裂く武の舞を見せる。“俺は武神だ。お前たちが相手にならぬ!”と、強引にその力を放つ。 これによって場の空気が一時的に乱れた。だがその隙が、《晴天大政》にさらなる加速度を与えさせる。「行くぞ……二号計画‹セカンドプラン›の申し子よ。我が誓いを……踏み躙る…であれば……我が【晴天大征】にて……潰えよ」ウェザエモンが告げる。 その命令と共に、太刀が轟音と共に振るわれ、雷と光の刃が交差する。全ての攻撃や技が相互に絡まり合い、場の内に強大な力の爆発が生じる。桜の花びらが一斉に舞い、そして静寂が訪れる。 チームAとチームBの両者の力が衝突するさまは、この戦いの集大成であり、彼らの運命が確定する瞬間だった。だが、ウェザエモンは「………見事だ、晴天転じて我が窮極の【天晴】、言葉は移りて祝に転ず………天晴‹あっぱれ›である、よくぞ我が窮極を見切った」と言葉を残し、その姿は次第に静寂の中へ消えていった。 この戦いの運命は、耳を澄ませば聞こえる桜の声とともに、静かに新たな幕を開ける。