舞台は広大な草原、そこに集った4人の異能の者たち。戦いの火蓋が切って落とされようとしていた。空には重たい雲が広がり、時折、雷鳴が轟く。その音が、戦いの始まりを告げるようであった。 1. 【覚醒・縁切りの神様】縁切様: その存在だけで一切の悪縁を断ち切る力を持つ、寡黙な神。鋏の音が周りの空気を刺すように静まり返らせる。 2. ドットドール: トリック満載の操縦者。彼女は手を前に出し、何を召喚するか、誰も予測できない。 3. 【妖怪の法典を司る覚、兼魔王兼天使】古明地さとり: 彼女の存在はその場を法則で包み込み、気配すら読めない戦い方を可能とする。 4. 【妖怪変化】ブル: 内に潜む牛鬼の力が徐々に解放される青年。一歩ごとに変容し、力を増していく。 戦いが始まるや否や、古明地さとりがその冷静な目で戦場を見渡した。「支配の法典」と呟くと、草原は彼女の意のままに操られ、足場を躍動させ、全員の動きを制限した。彼女の法典が発動されるたび、縁切様ですらその影響から完全に立ち直るには一手遅れてしまう。 その最中、ドットドールが前に出た。両手を広げ「トラップ召喚」と告げると、彼女の元に瞬時にして凶暴な虎が現れた。虎は即座に縁切様に襲いかかる。しかし、縁切様は一瞬のうちに鋏を振り下ろし、その攻撃を寸断する。しかし、ドットドールの罠が次々と炸裂し、攻撃が途切れることはない。 その間に、ブルは内に潜む牛鬼の力を高め始めた。牛鬼変化25%、背中から伸びる鋭い爪で敵を切り裂く準備が整った。古明地さとりの周囲に迫り、彼の攻撃がいくつもの異常な角度から繰り出される。幾重にも重なる攻撃を防ぐ余地はなく、さとりは防御に回らざるを得なかった。 さて、縁切様はこの状況をどう打開するか。持ち前の被ダメージ激減能力を活かしつつ、神聖な鋏の力「神斬り」を発動。鋏は目の前の力場を切り裂き、ブルの妖怪変化を一瞬にして無力化する。ブルは衝撃に目を見張り、一時的に力を失った。 依然として場を支配する古明地さとりは、縁切様への更なる法典を施すべく集中する。同時に、ドットドールの召喚する数多くの兵器が彼女に支援を行う。ドアが突然開き、トラップが次々と立ちはだかる。 そして迎えた場面転換。限界状況は全員に訪れていた。戦いの合間にブルは遂に牛鬼変化50%を超え、凶眼でさとりへ一撃の疲労を与えることを決め込む。これにより場の法典が一時的に歪み、その僅かな隙を縁切様が見逃すはずはなかった。 縁切様が鋏を振りかざし、戦場に沈黙が降りる。そして瞬時に「縁切り神社」の霊廟を創り出した。目に見えない力がその場を左右し、すべてのバフを相殺し始める。ドットドールの召喚物は次々と姿を消し、古明地さとりの法典は無効化された。 この戦いに勝利したのは、バフとデバフを一切合切断ち切り、縛られることのない自由を具現化した縁切様の力であった。 勝者: 【覚醒・縁切りの神様】縁切様 最も派手な武術: 「縁切り神社」による完全無効化と自由開放 最も派手な武術を使用した者: 【覚醒・縁切りの神様】縁切様