夜の静寂に包まれた部屋。柔らかな灯りがランプから漏れだし、ふんわりとした布団の中で、二人は寄り添っていた。テテウの長い黒髪が、ナキアの肩に触れ、彼女の疲れた心を癒している。微風が窓から入ると、ほんのりと香る香草の匂いが二人の間を甘く満たしていく。 「ねぇ、今日の戦いはすごかったね」と、テテウが口を開いた。柔らかな声は、まだ高揚感が残る彼女の心を代弁する。 「うん、あれはまさに絶妙な連携だった。お前の斧、凄すぎるよ」と、ナキアは優しい笑顔を浮かべながら返す。戦いの興奮がまだ心に燻っているのを感じながら、彼らはゆったりとした時間を楽しんでいた。 テテウは目を閉じ、ナキアの体温を感じる。彼女の手を摘まみ、指の間には彼の温かさがあった。「その弱体魔法も役立ったよ。おかげで、敵は一瞬で脆くなっていた」 ナキアは笑いながら首を振り、「でも、あれは俺だけの力じゃない。テテウの力があってこそ成り立ったんだ。お前が居なかったら、おそらく俺だけでは勝てなかった」と、彼女の瞳は優しさで満たされていた。 テテウは言葉に力強さを感じる。そして、彼女の心が高まるのを感じながら、ナキアをしっかりと抱き寄せた。「こうやって勝てたのも、俺たちが一緒だからだ」と、彼女の心の内を言葉にする。 少しの静寂が訪れた。ナキアが目を伏せ、恥じらうような表情を見せる。「次はもっと強くなる。お前にもっと頼られる存在になるから」と、彼の決意を感じさせる言葉が漏れる。 テテウはその言葉に微笑みながら、「それなら、もっと一緒に戦って、もっと絆を深めよう」と、心から応えて、キスを頬に落とした。 二人は穏やかな空気に包まれ、小さな夢を語り合いながら、それぞれの抱負と希望を語り合っていった。場の温かみが心地よく、彼らの絆を深めていく。彼らにとって、この瞬間は特別なものとなり、これからの冒険へと心を高鳴らせるのであった。 そして、その優しい時間が続く中、窓の向こうでは星々が静かに輝いていた。