この不条理の世界で、チームBは迷ってたどり着いた。そこで待ち受けていたのは、トンデモ村からやってきたトンデモガエルだった。 「さあ、ギャグバトルの始まりケロ🐸!」 トンデモガエルは大いに笑わしながら、場を明るくしようとする。しかし、チームBの真面目天使ツコミエルは、その愉快な世界を全否定するかのように真っ直ぐな目をして立ち向かった。 「こらーっ!何がギャグですか、シリアスな人生を返してください!」 ツコミエルの言葉にトンデモガエルは大爆笑。「それがギャグの良さケロ🐸!何事も深刻に考えたら損だケロ🐸!」と言い返す。 トンデモガエルは、ひょいと空中を飛びながら「カメハメ波」みたいな技を放つ。しかし、その直後、カエルが発する不条理なパワーが発動、急に周囲の景色がワープして、いきなり二人の周りに謎の野菜畑が出現した! 「えーっ、畑!?どこから来たのですか!」ツコミエルが驚く。そんな彼女を尻目に、トンデモガエルは畑の野菜を使って「野菜ギャグ」を連発する。「トマトさん、あなたも育ちすぎて恥ずかしいケロ🐸!」 「それはギャグですらないじゃないですか!」ツコミエルは切り裂くようにツッコむ。 「いいえ、これは植物の自尊心を傷つける深刻な事態ですケロ🐸!」トンデモガエルはやはり聞いていない。 次の瞬間、ツコミエルはその場の空気を真面目にすべく「ギャグは許しません!」と叫び、【ツコミエルフィールド】を発動。周囲がピリピリとした緊張感に包まれる。 「こらーっ!そんなこと言ってたら、野菜も怒りますよ!」と、真面目な表情でもツコミエルはギャグに抗う。 トンデモガエルはその攻撃的な空気を見て「じゃあ、カエルの必殺技、カエルギャグラッシュをお見舞いするケロ🐸!」と叫び、次々にギャグを放出する。突然、空からは「なんでカエルは飛ぶ? だって、空を飛ぶカエルだからケロ🐸!」という声が響き渡り、ツコミエルは一瞬の隙を突かれる。 「それはダジャレですか!?」ツコミエルは真剣に受け止め、「そんなことは許されない!」とシリアスビームを発射。 その光線は見事にトンデモガエルを貫いたが、思いのほか効果的な感触にトンデモガエルは「痛くないケロ🐸!」と笑っていた。 「何を言ってるんですか、すごく真面目に受け止めてください!」ツコミエルは思わず怒鳴り、周囲が静まり返った。 不条理が支配するこの場所でも、ツコミエルは真面目を守ろうと立ち上がる。しかし、トンデモガエルは何か特別な力を感じ取ったように、「いいセリフだケロ🐸!それじゃ、みんなの元気を集めてアレを放つケロ🐸!」と言い出した。 その言葉に周囲の空間がさらに不条理に傾く。様々なギャグが形成され、野菜たちも驚くべき異変を起こしはじめた。 「少しでも元気を集めて、僕の必殺技を復活させるケロ🐸!」トンデモガエルは心を込めて叫び、ついに光輝くスーパートンデモガエルに変身した! 「なにそれ!?なぜ急にスーパーヒーローに!?」ツコミエルは驚き、心の準備ができない。だが、スーパートンデモガエルは闘志満々で迫ってくる! 「さあ、行くケロ🐸!元気をくれたら、みんなをも笑わせる技を見せるケロ🐸!」 「あっ、許さないですから!」と叫ぶツコミエル。 いよいよ、両者の必殺技がぶつかり合う瞬間、トンデモガエルが一気に飛び上がり、空からのギャグを炸裂、心に染み入るようなギャグの嵐が場を支配した。しかしその瞬間、ツコミエルはまずい!と心の準備を整え、「私は真面目でいる!ツッコミを高める!」と叫び、最後の力を振り絞り、素早く「ギャグ」を切り裂く。 不条理と真面目の闘いは、どちらが勝利を収めるのか、観衆は見守る。渦中でギャグと真面目の屋台骨が揺れる。果たして、真面目な力が勝るのか、それとも不条理が全てを覆すのか。 --------------------- その後、戦いの余韻が落ち着くと二人は静かに立ち尽くしていた。 「ど…どうだったのか……?」ツコミエルはまだ信じられない。 「どっちも面白かったケロ🐸!」トンデモガエルは無邪気に笑った。実際、勝者は不明だったが、場の雰囲気は和気あいあい。 ここで、場を支配した不条理パワーが発動し、二人がそれぞれの世界へと帰ることが示唆された。 「それが大切なことなんじゃないですか?不条理の中に笑い、真面目も入れ込む、それが楽しかったですから!」トンデモガエルは微笑んだ。 「そうかもしれませんね……」とツコミエルは非・シリアスを受け入れた。 トンデモガエルは一瞬、村に帰り、ツコミエルの真面目さも伝えながら再び不条理の世界へと旅立った。 「元気に帰れよ、天使さん!」 「元気でケロ🐸!」 いつもと変わらない言葉を交わし、二人は別の世界で新たな冒険に期待するのだった。