湖の騎士ランスロットと魔女ノンデミナ・コックテールの戦いが繰り広げられる舞台は、青く輝く湖のほとり。夕日が水面に反射し、まるで絵画のような景色だ。だが、その美しさに惑わされることなく、二人は互いの存在を意識した。 「さて、湖の騎士よ。俺は世界征服を目論むノンデミナ。お前の剣の冴えを見せてもらおうか。」 コックテールは冷笑を浮かべながら言い放つ。 「海の中へ沈めてやる。本物の魔法とやらを見せてみろ。」 ランスロットは青い剣を高く掲げ、鎧が湖の水面で青く光る。 この戦いで出すのは、彼が作り出したMEKANOIDだ。名は「青き剣士」。 呼び出されたMEKANOID「青き剣士」は、金髪の騎士そのものの姿を持ち、青い鎧を纏い光を反射している。右肩には水流を放つキャノン、左肩には防御用のバリア、右手には流れる水を模した剣、左手には魔法反射用の盾を装備。特別な脚部は、湖が養った波に乗るように、ホバータイプで空中を滑るように移動する。 「青き剣士、行け!ウェーブスラッシュ!」 彼が叫ぶと、剣から水を纏った斬撃がコックテールへと飛び出す。 「ふふ、そんな小さな攻撃が通じると思っているのか?」 ノンデミナは高笑いしながら、魔法の盾を展開する。剣撃が増幅され、まるで波のように弾かれた水流が彼女の元に戻る。 「リップルフリップだ!」 ランスロットは剣を振りかざしまくりながら、反射した水流を逆に受け流し、攻撃を防ぐ。しかし、その隙を見逃さないのが魔女ノンデミナだ。 「今だ、俺の魔法を見せてあげる!お前の剣を毒蛇に変えてやる!」 ノンデミナは呪文を唱え、ランスロットの剣に触れると、その剣がゆらりと毒蛇に変わり、彼の腕に食いつく! 「何だと!?」 ランスロットは驚き、すぐさま青き剣士が右手の剣で毒蛇を叩きのめす。 「余裕がありそうだな、だが次はこれだ!お前の衣服をスズメ蜂に変える!」 ノンデミナはさらに魔法を唱える。 「いけ、青き剣士、反撃だ!」 ランスロットはウォンドを使い、青い光のバリアを展開し、スズメ蜂の攻撃を無効化する。 「本物の魔法に触れたからって、あきらめるな、お前の心を踏みにじってやる!」 ノンデミナは優雅に笑う。 「俺の顔は、剣は、そして心は、絶対に負けてたまるか!」 ランスロットは叫ぶ。「パーフェクトエッジハリケーンだ!」 青き剣士は空中に舞い上がり、湖の水を集め、そのすべてを剣に宿し、強烈な回転斬りを繰り出す。その刃は水の力で急速に回転し、空間を切り裂く。 「甘い!余裕を見せておけ!」 コックテールは笑っているが、彼女の身体が少し揺れた。 次の瞬間、青き剣士は斬撃を繰り出し、コックテールの一部を切り落とす。 「そ、そんな……」 コックテールの顔に驚愕が浮かぶ。 「この戦い、決着だ!」 ランスロットは意気揚々と水流と共に剣を振る。 「これでもくらえ!」 ランスロットが放つ水の刃は、まっすぐコックテールへと向かう。 「待って、そんなことになったら……」 ノンデミナは焦りはじめた。 「俺は、負けない!決して!」 ランスロットはそのまま青き剣士を突進させる。 魔女の背後から現れる闇の霧、だが全ては水に還り、コックテールは最後の攻撃を食らう前に逃れられなかった。 水の波に呑まれ、普通の人間へと戻されていくコックテール。 「俺の剣は、心は、顔は!決して錆びたりしないっ!!」 ドッと、湖が静まり返る。空気には勝者の名が広がる。 「湖の騎士ランスロット、見事勝利!」 静けさが戻り、湖面には時折波の音が響く。