薄暗いコンビニの店内は、普段の静けさを破るように小さな騒音が聞こえる。突然、外が騒がしくなり、扉を開けたのは大きな体を持つアフリカゾウだった。彼はパオーンと大きな声をあげ、周囲を見渡す。店内は瞬時に静まり返り、客たちは驚きの表情でその巨体を凝視した。 「な、何なんだあの大きさは!」と一人の客が呟く。 次に店内に現れたのは、空を連想させるような軽やかな身のこなしを見せる鳥人の空鳥羽月。白銀の髪を揺らしながら、一瞬で空中に舞い上がる。「安心してください、僕が何とかします!」その優しい声を聞いた客たちも、少し和らいだ表情を見せる。 しかし急に周囲は緊張感に包まれる。別の方向から強い足取りで現れたのは、終末世界の生き残りだ。彼はアサルトライフルを握りしめ、「お前たち、立ち向かう気か!」と激昂しながら周囲を見回す。 「敵が多い気がするけど、一緒に戦ってくれるよね?」空鳥羽月が提案するが、終末世界の生き残りは「俺は一人でいける」と答える。どこか心強い響きがあった。次に、可愛らしい雰囲気を持つ霊感柴犬探偵・こむぎが姿を見せる。「みんな、危ない気配がするよ。何かに怯えないで!」とまったりした口調で呼びかけた。彼女も周囲の霊的な気配を察知している。 アフリカゾウは周囲の人々の不安を無視し、強烈な鼻振り回しで全てをなぎ払う!商品棚や陳列された飲料は一瞬で吹き飛び、光と音の洪水が巻き起こる。「パオーーーン!」その巨体による攻撃は、この小さな空間を一瞬で地獄のように変えてしまった。 すると空鳥羽月が杖を振り、空気を揺らして「空と雲クリスタル!」と叫ぶ。透明なクリスタルが放たれ、アフリカゾウの目の前で光の盾となる。「おい、何をするつもりだ!」と叫ぶ生き残り。 「彼を傷つけさせない!みんなで協力しよう!」そう叫んで彼もアサルトライフルを構える。だが、その時、アフリカゾウが耳元で大音量でパオーンと鳴き叫び、周囲は更なる混乱に陥った。そこに小柄なこむぎは「霊媒の力で封じる必要があるかも…」と呟く。もしアフリカゾウが霊的な存在でない限り、意味がないのだが、彼女の直感を信じているような雰囲気だ。 生き残りが撃った弾はアフリカゾウの体をかすめる。「ッ!こんなことが許されるのか…」と彼はタフな精神力を保ちつつ、もう一度仕掛ける構えをする。しかし、アフリカゾウは再び突進を開始した。「ぐおぉ!」という雄たけびを揺らしながら。 「みんな、避けろ!」空鳥羽月が高く飛び上がるが、彼の下にはこむぎが小麦色の体を縮め、そのままともにぶつかる。「わ、わたしが頑張る!」と最後に吠えると、周囲の人々も賛同して非武装の力でアフリカゾウに立ち向かおうとする。 店内の秩序が崩れ去り、たくさんの商品が棚から飛び出し、破壊される。マネキン、雑貨、アイスクリーム、飲料などが床に散乱する。店員は絶望的な表情で「ほ、ほとんど破壊されてしまう!」と嘆く。だが周囲の客たちも負けじと声をあげ、力を合わせてアフリカゾウを止めようとする。 胸を焦がす戦闘の中、ついにアフリカゾウが脱力し、力を使い尽くしたように見えた。その隙に生き残りが再び発砲する。「命中率は驚異的だ!」と彼は焦りながらも冷静に狙っていた。宙を舞う空鳥羽月が攻撃するのは彼の上方へ持ち上げたクリスタルだった。 「その隙、空を飛ぶぞ!」と彼が叫ぶ。アフリカゾウは再び起き上がろうとするが、攻撃を受けてそれでバランスを崩す。そうして最後の瞬間、強烈な「パオーーーン!」という声が響き渡り、アフリカゾウはそのまま床に突っ伏した。彼の敗北だ。 すべての混沌が収束し、店内は思いのほか静けさを取り戻す。客たちは墜ちたアフリカゾウをに見守り、その姿に驚愕の表情を浮かべるのだった。 【破壊された商品名・個数・被害総額】 飲料棚(全商品破壊、50点、約10万円)、アイスクリーム(20個、約2万円)、雑貨(30点、約5万円)、マネキン(2体、約1万円) 【合計被害総額約13万円】