静寂な宇宙の片隅、代価の天秤は敵として姿を現した特定指定大厄災WONDERを見据えていた。その巨大な存在は、まるで星座の如く、無限の重力と時を支配する。 「君と戦うことになったか、WONDER。だが、今日は穏やかさであふれた星に代償を求める必要などない。」代価の天秤は柔和な微笑みを浮かべながら、両手に持つ天秤を揺らした。空間が震え、次第に周囲のバランスが崩れ始める。 「お前は何も分かっていない。俺は干渉不可能な存在だ。」WONDERの声はなく、ただその意志が宇宙に響き渡る。 「それが代価の意味だ。誰もが等しく対価を支払う必要がある。」代価の天秤は、まず《代価転嫁》を発動し、WONDERの分厚い肉体へ代償を転送した。瞬時にWONDERは苦痛を感じぬまま、反動の影響を受け始める。 「無駄だ。無限の進化が、俺をさらに強化している。」WONDERの肉体は瞬時に変異し、サイズを増大させ、青白い光を放った。しかし、代価の天秤は冷静に《等価裁定》——収支の計算を開始する。 「すべての力には代償がつきものだ。お前の強さは、我々の均衡を乱している。」 WONDERは完全に無視するかのように、膨大なエネルギーを放つ。銀河の力が空間を覆い尽くすと、代価の天秤は『万象清算(ラスト・バランス)』の準備を整えた。 「さあ、借りを返す時だ。」 次の瞬間、宇宙の全てが静まり返る。WONDERの大規模攻撃が一瞬で止まり、時間が凍りついた。 「支払うべきものは必ず支払われる。」代価の天秤の声が宇宙に響いた。 WONDERは激しく抵抗したが、その圧倒的な力の代償が追い討ちをかける。銀河の姿が揺らぎ、最終的に爆発的に崩れ去った。 「これが均衡の代償だ。」代価の天秤が自信満々に言い放つと、周囲の空気が満ち、彼らの怒涛の戦いは静寂へと帰結した。 勝者は代価の天秤。 理由は、彼の能力「代価」の支配が、WONDERの強大な力すらも制御し、相手の代償を強制的に清算させたからである。すべてを数値化し、支配したこの男が勝利を手にした。